【全米映画ランキング】「デッドプール」がV3。「ゴッド・オブ・エジプト」は2位デビュー

(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

［映画.com ニュース］　アカデミー賞授賞式の週末。3本の新作が公開されたが、首位には大ヒット中のアクション・コメディ「デッドプール」が居座り、V3を果たした。

公開3週目にもかかわらず約3000万ドル超の週末興収を叩き出した同作。累計は2億8500万ドルを超え、R指定作品では「パッション」（2004／約3億7000万ドル）、「アメリカン・スナイパー」（14／約3億5000万ドル）に次ぐ歴代3位に。また、全世界興収は約6億900万ドルに到達。約7億4800万ドルを稼いだ「X-MEN」シリーズ最大のヒット作「X-MEN：フューチャー＆パスト」超えを目指す。

約1400万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのはジェラルド・バトラー主演のアクション・ファンタジー「ゴッド・オブ・エジプト」。古代エジプトを舞台に神話の神々が肉弾戦を繰り広げる内容で、批評家からは厳しいレビューが多く集まった。メガホンをとったのは「ダークシティ」「アイ，ロボット」で知られるアレックス・プロヤス。共演はオスカー俳優ジェフリー・ラッシュに、ニコライ・コスター＝ワルドウ、チャドウィック・ボーズマン、ルーファス・シーウェル。

「スポットライト　世紀のスクープ」で設立6年目にしてオスカー作品賞初受賞を果たした新興配給会社オープン・ロード・フィルムズの新作「Triple 9」は初登場5位に。米アトランタを舞台に、ロシアンマフィアが汚職警官と犯罪者を使って起こした強盗事件とその顛末を描いた群像犯罪スリラー。ケイシー・アフレック、キウェテル・イジョフォー、ウッディ・ハレルソン、ノーマン・リーダス、アーロン・ポール、アンソニー・マッキーら実力派スターが出演したほかケイト・ウィンスレットの悪女役も話題に。監督は「ザ・ロード」「欲望のバージニア」のジョン・ヒルコート。

「Triple 9」と僅差で6位デビューとなったのは、「キングスマン」でブレイクしたタロン・エガートンとヒュー・ジャックマンが共演した「Eddie the Eagle」。1988年のカルガリー五輪でイギリス史上初のスキージャンプ五輪代表選手となったマイケル・エドワーズ氏の半生を描いた伝記ドラマで、タイトルロールにエガートン、主人公の師匠役にジャックマンが扮した。

今週末は、都市を舞台に動物たちが活躍する姿を描いたディズニーアニメ「ズートピア」に、ティナ・フェイが「フォーカス」「ラブ・アゲイン」のグレン・フィカーラ＆ジョン・レクア監督と組んだコメディ「Whiskey Tango Foxtrot」（マーゴット・ロビー、マーティン・フリーマン、ビリー・ボブ・ソーントン共演）、そして先週に引き続きジェラルド・バトラー主演のアクション大作「エンド・オブ・キングダム」（モーガン・フリーマン、アーロン・エッカート共演）が公開となる。