「ミルク」「バトン」が最多8部門候補に!注目の放送映画批評家協会賞
2008年12月11日 12:00
[映画.com ニュース] オスカーレースの前哨戦、ブロードキャスト映画批評家協会(BFCA)が主催する第14回クリティックチョイス・アワードのノミネーションが12月10日に発表された。
最多ノミネートは、ガス・バント・サント監督の「ミルク」と、デビッド・フィンチャー監督の「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」の8部門(昨年は「イントゥ・ザ・ワイルド」が最多7部門)だった。2本のドラマは、作品・監督・主演男優・脚本・作曲・アンサンブル演技賞(アカデミー賞にない)の6部門でぶつかり合うこととなった。
次いで、「ダークナイト」「ダウト」「スラムドッグ・ミリオネア」が6部門の候補になった。
BFCA賞は昨年度「ノーカントリー」が受賞するなど、過去13回の受賞結果が本番のアカデミー賞に70%近い確率で直結していることから、数あるオスカーの前哨戦の中でもきわめて重要な映画賞。昨年度は主演・助演女優賞以外ほぼ本番通りであった。
今年度の授賞式は、09年1月8日夜(米時間)、カリフォルニア州サンタモニカのシビック・オーディトリアムで行われる。BFCA賞の主なノミネーションは以下の通り。
「チェンジリング」
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「ダークナイト」
「ダウト」
「フロスト/ニクソン」
「ミルク」
「愛をよむひと」
「スラムドッグ・ミリオネア」
「ウォーリー」
「ザ・レスラー」
▽主演男優賞
クリント・イーストウッド(「グラン・トリノ」)
リチャード・ジェンキンス(「ザ・ビジター」)
フランク・ランジェラ(「フロスト/ニクソン」)
ショーン・ペン(「ミルク」)
ブラッド・ピット(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
ミッキー・ローク(「ザ・レスラー」)
▽主演女優賞
ケイト・ベッキンセール(「ナッシング・バット・ザ・トゥルース」)
ケイト・ブランシェット(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
アン・ハサウェイ(「レイチェル・ゲッティング・メリード」)
アンジェリーナ・ジョリー(「チェンジリング」)
メリッサ・レオ(「フローズン・リバー」)
メリル・ストリープ(「ダウト」)
▽助演男優賞
ジョシュ・ブローリン(「ミルク」)
ロバート・ダウニー・Jr.(「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」)
フィリップ・シーモア・ホフマン(「ダウト」)
ヒース・レジャー(「ダークナイト」)
ジェームズ・フランコ(「ミルク」)
▽助演女優賞
ペネロペ・クルス(「ビッキー・クリスティーナ・バルセロナ」)
ビオラ・デイビス(「ダウト」)
ベラ・ファミーガ(「ナッシング・バット・ザ・トゥルース」)
タラジ・P・ヘンソン(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
マリサ・トメイ(「ザ・レスラー」)
▽アンサンブル演技賞
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「ダークナイト」
「ダウト」
「ミルク」
「レイチェル・ゲッティング・メリード」
▽監督賞
ダニー・ボイル(「スラムドッグ・ミリオネア」)
デビッド・フィンチャー(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
ロン・ハワード(「フロスト/ニクソン」)
クリストファー・ノーラン(「ダークナイト」)
ガス・バン・サント(「ミルク」)
▽脚本賞
サイモン・ボーフォイ(「スラムドッグ・ミリオネア」)
ダスティン・ランス・ブラック(「ミルク」)
ピーター・モーガン(「フロスト/ニクソン」)
エリック・ロス(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
ジョン・パトリック・シャンレー(「ダウト」)
▽アニメーション映画賞
「ボルト」
「カンフー・パンダ」
「マダガスカル2」
「ウォーリー」
「バシールとワルツを」
▽外国語映画賞
「クリスマス・テール」(フランス)
「ゴモラ」(イタリア)
「アイブ・ラブド・ユー・ソー・ロング」(フランス)
「レット・ザ・ライト・ワン・イン」(スウェーデン)
「モンゴル」(モンゴル)
「バシールとワルツを」(イスラエル)
▽主題歌賞
“Another Way to Die”(歌ジャック・ホワイト&アリシア・キーズ、作ジャック・ホワイト、「007/慰めの報酬」)
“Down to Earth”(歌ピーター・ガブリエル、作ピーター・ガブリエル&トーマス・ニューマン、「ウォーリー」)
“I Thought I Lost You”(歌マイリー・サイラス&ジョン・トラボルタ、作マイリー・サイラス&ジェフリー・スティール、「ボルト」)
“Jaiho”(歌シュクウィンダー・シン、作A・R・ラフマーン&ガルツァー、「スラムドッグ・ミリオネア」)
“The Wrestler”(歌ブルース・スプリングスティーン、作ブルース・スプリングスティーン、「ザ・レスラー」)
▽作曲賞
アレクサンドル・デプラ(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
クリント・イーストウッド(「チェンジリング」)
ダニー・エルフマン(「ミルク」)
ハンス・ジマー&ジェームズ・ニュートン・ハワード(「ダークナイト」)
A・R・ラフマーン(「スラムドッグ・ミリオネア」)
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