ゴモラ
劇場公開日:2011年10月29日
解説
2008年・第61回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、同年のヨーロッパ映画賞では作品賞、監督賞ほか5冠を達成。イタリア南部ナポリを本拠に、かつてのマフィアをはるかに凌ぐ権力と経済力を誇る犯罪組織「カモッラ」の暗部を描き出した社会派ドラマ。組織同士の抗争が絶えない地域で育った少年トトはある日、度胸試しの儀式を経験して組織の一員となるが、友人のシモーネは対立するグループに入り、2人の友情は終わりを告げる。トトはあらゆる悪事に手を染めていくが、そんな中、組織から下されたある命令がトトの人生を大きく変えていく。
2008年製作/135分/イタリア
原題:Gomorra
配給:紀伊國屋書店、マーメイドフィルム
スタッフ・キャスト
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2018年3月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
まさかと思えるような現状が反映されていて、結構衝撃的。
どこまで真実をついているのか分からないけれど、これを見てしまうと、イタリアという国への憂いを覚えてしまう。
大きな流れは真に迫ってくるけど、細かな展開などには強引なところや無理やり感を覚えてしまう。とにかく悲惨さを誇張したいがための演出のように感じられて、かなりリアリティーを削がれる思いもした。
2016年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
面白かった。ドキュメンタリーかと思うぐらいリアルなのがいい。「悪の法則」の登場人物は金持ちががほとんどだけどこの作品に金持ちはいない。貧しくて劣悪な環境で生きていかなければならない者たちのどうしようもなさが彼らほど過酷な環境に生きてはないが私にも伝わってきた。満足した。
2014年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ちょっと期待が大きすぎたのかもしれない。
もう、パッケージに過去の作品を引き合いに出して、売りにするのはよしたらどうだろう。
説明をはぶいた非常にテンポのある展開は、マフィア世界を認識しない日本人からするとわかりずらく置いてきぼりを食らう。
部分部分を楽しむしかない。運び屋が防弾チョッキを着てうろうろする場面はどこかまぬけでおもしろい。
ざらざらした映像もあって、荒い質のドキュメンタリーみたいな印象もある。それが良かったりもする。
自分が今まで想像していたイタリアは、美しい街並み、美しい世界遺産、美味しい料理などの表面上のイタリアだったがこの映画を見た後は・・・・・・・・・・