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ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

2014年・第30回サンダンス映画祭のグランプリ&観客賞受賞を皮切りに世界各国の映画祭で注目を集め、第87回アカデミー賞では助演男優賞ほか計3部門を受賞したオリジナル作品。世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学したニーマンは、伝説の教師と言われるフレッチャーの指導を受けることに。しかし、常に完璧を求めるフレッチャーは容赦ない罵声を浴びせ、レッスンは次第に狂気に満ちていく。「スパイダーマン」シリーズなどで知られるベテラン俳優のJ・K・シモンズがフレッチャーを怪演し、アカデミー賞ほか数々の映画賞で助演男優賞を受賞。監督は、これまでに「グランドピアノ 狙われた黒鍵」「ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛」などの脚本を担当し、弱冠28歳で長編監督2作目となる本作を手がけたデイミアン・チャゼル。

2014年製作/107分/G/アメリカ
原題:Whiplash
配給:ギャガ
劇場公開日:2015年4月17日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第39回 日本アカデミー賞(2016年)

ノミネート

外国作品賞  

第87回 アカデミー賞(2015年)

受賞

助演男優賞 J・K・シモンズ
編集賞 トム・クロス
録音賞  

ノミネート

作品賞  
脚色賞 デイミアン・チャゼル
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映画評論

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映画レビュー

3.5悔しさや抑圧、怒りをバネに出来るか?

2024年3月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

昔であろうと言葉の暴力と実際の暴力での指導は駄目。
チャーリー・パーカーが若い頃の演奏を聴いたフィリージョーからシンバルを投げつけられた。その日彼は泣いたけど、次の日からは練習をした。もしその時演奏を褒められていたら「これでいいんだ」と思いそこで満足して止まってしまうというエピソードを聴いた時は少し考えさせられたが、それにしてもあの指導はやり過ぎ。
もし自分が受けたら心が折れてしまうであろう。
そう思わせる演技、内容は素晴らしい。
今夢を必死で追いかけている若い人、年齢を重ねて人の上に立つ立場になった人どちらの年代の方が観ても考えさせられる作品だと思います。

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Kei6

5.0音楽映画好きには何とか推せるかというところ。

2024年3月15日
PCから投稿

今年103本目(合計1,195本目/今月(2024年3月度)21本目)。
(前の作品 「変な家」、次の作品(予定)「愛のゆくえ」)

 古い映画ですが、復刻上映されていたので見に行ってきました。音楽映画はたいがい見るタイプです。

 表面的には音楽映画であることは間違いないのですが、多くの方が書かれている通り、いわゆる「しごき」描写が多く何を見せられているんだろう(いわゆる「しごき」を通して音楽の大切さを説く映画と解することは可能だが、多少古い映画としても、その当時(2015年)にこんなことをやっているとアウト)といったところです。

 ドキュメンタリー映画でもないですし、音楽映画という観点でみたとき、あまりというか法・道徳に触れるようなことにかなり飛ぶので、音楽映画という事情は理解しても「なんでこんな展開にしたんだろう…」(ドキュメンタリー映画、実話ものの映画なら理解はできるが、そういうわけではないらしい)という点が結構厳しい(音楽映画は、ストーリーを楽しむこともありますが、概して「音楽を聴きたい」という観点で見に行く方も多いのだが、そうするとしごき・いわゆるパワハラの類がどんどん出てくる)といったところです。

 ただ、一般指定という事情もあるので極端に無茶苦茶な状態になっていないし、趣旨自体は理解できる(極論、目をつぶって音楽だけを聴いたほうがよいようなヘンテコな映画)といったことまで考慮して減点なしの扱いにしています(これが日本映画であれば、明確に妥当性を欠くという指摘でそこそこの減点幅は免れないが、外国作品で、「ある程度の」そうした行為がどの程度行われているかはわからないし、一般指定なので流血表現等は存在しない(しなかったはず))。

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yukispica

4.0バカはロックでもやってろ? 上等じゃねーか

2024年3月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画の本質はジャズとかドラムとかはあまり関係ありません。音楽学校なのになんやねんこのおっさん。キ◯ガイ鬼軍曹。
フレッチャー役のJ.Kシモンズ最高です。
この映画が面白いのは音楽映画のフリをして、実は男の意地の張り合いの話で、スマホの時代なのにまるで「兵隊やくざ」シリーズのような展開だからでしょう。2014年制作の映画ですが、今観るとコンプラ的に完全にOUT。それでも引き込まれてしまうのはその熱さが「宮本から君へ」と同じくらいハチャメチャだからでしょう。レンタカー店舗まで戻ってスティックを取ってこいと命令する。トラックと衝突して、血まみで左腕は骨折してそうなのにあきらめない。映画館のバイトの彼女をナンパしたニーマンが、彼女に新しい男ができたとわかるとひとが変わったようになるあたりも劇画的です。
ちょっとわからないのは、せっかくの個人指導に朝寝坊したのになぜか全然怒られない。 3人のドラマーの中で一番ヘタクソでパッとしないのにニーマンをえこ贔屓する理由は同性愛だからなのかと思ってしまいます。師弟愛は感じましたし、ニーマンがフレッチャーを心底恨んでないのはわかりますが、そこからまた落とし穴的な試練があります。鬼軍曹がこのまま黙って引き下がるわけないのに、そのままフェードアウトする終わり方ですが、意地だけでソロを叩き続けるニーマンに近づいてゆき、緩んだシンバルのネジを締めてあげていたので、鬼軍曹も負けを認めたんでしょうね。
続きがあるのかな?シリーズ化?と思わせるところも兵隊やくざ風。
ドラムを少々かじったものとしてはテクニック的には浅い映画でしたけど、とても面白かった。ちなみにマメが潰れるとか、皮が剥けるとか、血が出るなんてヘタな証拠です。あと、スティックが安っぽい。ステージではスティックを落としたとき用にスペアは手元に3.4本おいて置くはずです。
3月15日公開の Count me in 魂のリズムをとても楽しみにしています🤩

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カールⅢ世

4.0狂気には狂気で返す

2024年3月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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やぎ