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映画「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」 LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘 劇場公開日 2019年5月31日
解説 「ルパン三世」の主要キャラクターにスポットを当てるスピンオフ「LUPIN THE IIIRD」シリーズの3作目。小池健監督をはじめ、ハードかつスタイリッシュな「LUPIN THE IIIRD」シリーズを手がけてきたスタッフが再結集し、「ルパン三世」シリーズのヒロイン、峰不二子が陥る危機を描く。抜群の美貌とプロポーション、明晰な頭脳、そして巧みな話術や優れた身体能力で狙ったターゲットを手に入れてきた峰不二子。父親が横領した5億ドルの鍵を握る少年ジーンとともに逃走する不二子は、ジーンの父ランディの命を奪った殺し屋で、呪いの力によって人心を操るビンカムに追跡される。ランディが横領した大金を狙うルパン三世と次元大介の助けもあり、一度はビンカムの魔の手から不二子だったが……。ビンカム役で人気声優の宮野真守が「ルパン三世」シリーズに初出演を果たした。
2019年製作/56分/PG12/日本 配給:ティ・ジョイ、トムス・エンタテインメント
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2022年3月19日
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鑑賞方法:DVD/BD
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『ルパン三世』スピンオフシリーズ第4弾。 今回主役となるのは、第1弾のTVアニメに続き、 男を虜にする魅惑の美貌とボディ、敵か味方か、“裏切り”というアクセサリーを身に付ける、魔性の女。 峰不二子! 毎回毎回あらゆる場所に居て、肩書きも変える不二子。今回は… とある会計士のメイドをしている不二子。心臓の悪い幼い一人息子の母親代わりとして面倒も見ている。 あの不二子にしては真っ当な仕事…? …な訳ない。 ある狙いと、厄介な問題が…。 大企業“コドフリー・マイニング”の会計士であったランディ。 5億ドルを横領。息子の手術代の為。 金の在りかを知るのはランディ本人と、もう一人。 息子のジーン。“キー”を握っている。 それを狙っている不二子。 奇しくもルパンと次元も。 コドフリー側も。 奪われた金を取り返そうと躍起のコドフリー。 客観的に見れば否は無いように思えるが、何かきな臭い。(と、ルパンは睨む) どうやらやはり真っ当な人物や会社ではなく、父子の追跡に殺し屋を雇う。 凄腕のガンマン、バケモノ並みのタフさの大男と来て、今回も。 名は、ビンカム。青白い顔、異様に長い手足、指や爪。まるで吸血鬼のよう。 普段は鎖に繋がれ、コドフリーの部下の指パッチン合図で目を覚ます。妙な花の実を食べる。 人間の感情を持ち合わせてないようで、銃で撃たれても死なず。 極め付けは、“呪い”。砂嵐を起こし、相手に催眠術をかける。 人間か得体の知れない存在か、その正体は…? 荒野のボロ小屋に身を隠すランディとジーン、そして不二子。 居場所を突き止めたコドフリーの命令で、ビンカムが襲撃。 ランディは不二子にジーンを託して逃がし、小屋ごと爆破して犠牲になる。 が、ビンカムはそれでも死なず…! 父との別れと死に、激しいショックを受けるジーン…。 時折ルパンたちの助けを借りたりするも、メインは不二子とジーンの逃避行。 命懸けで守り、望むなら母親になってもいいと抱き締める不二子。 が、本当の狙いは…、言うまでもない。 いつもなら確実に男を落とす不二子の誘惑と話術も、子供には通用しない。(次元曰く、あの女にも弱点あったか) ましてや父親を失ったばかりの幼い子供。復讐を誓う。 ビンカムを殺してくれたら、金を隠した金庫の暗証番号を教える。 ルパンと次元にとっては美味しい話。 不二子にとってはライバルが増えた。 不二子がジーンを守って信頼を得て、暗証番号を聞き出すのが先か、 ルパンと次元がビンカムを倒して暗証番号を聞き出すのが先か、 コドフリーがジーンを捕らえ、ビンカムの“呪い”で暗証番号を聞き出すのが先か。 三者三様の思惑と、文字通り“キー”のジーン。 口論と衝突が絶えない不二子とジーン。 不二子は“愛情”と“優しさ”で接するも、ジーンは反発。 頑なに復讐に固執するジーン。モーテルのオーナーを色仕掛けでたぶらかして宿泊代をゼロにする不二子の“ふしだらさ”を嫌悪。 不二子もさすがに我慢の限界となり、強い口調で迫る。あいつらに捕まるか、私と“母子”になって盗んだお金で遠くに逃げて悠々と暮らすか。 ジーンの答えは決まっている。遂には、誘拐されたと騒ぎ出す。 モーテルのオーナーの通報を受け、警察が。 不二子は今一度選択を迫るが、ジーンは拒む。 不二子は一人で逃げ出し、ジーンは警察に保護される。 その後を追う不二子。単に金の為か、やはりジーンを見捨てきれないのか…? パトカーは警察署ではなく、思わぬ所へ。 コドフリー・マイニング社。すでに警察にも手を回していた。 再びビンカムに“呪い”をかけられるジーン。 不二子が助けに現れる。ビンカムと再戦。 この時、不二子が“いつもの武器”を使い、ビンカムに意外な反応が…。 ルパンたちも助太刀に現れ、ジーンの救出成功。 助けてくれた事で不二子を信頼し、暗証番号を教えるジーン。 すると、態度を変え、ジーンを見捨てる不二子。 やはり金だけが目的の裏切りの女だったのか…? 父親を失い、信用しようとしていた不二子にも見捨てられ、怒りと悲しみと涙のジーン。 一人で生きていける強い男になりなさいと告げ、部屋に鍵を閉めて出て行く…。 一方のルパンは、ランディが爆破した跡地を調べる。 コドフリーについても調査。とある施設に行き着き、そこで見たものは…! 一つの真実と一つの陰謀を掴む。 金を餌に、コドフリーを揺さぶる不二子。 不二子の居場所を突き止め、再びビンカムを送り込む。 荒野の決戦。 力ではビンカムの方が強い。鋭い爪で、不二子の服を破る。 不二子は前回の対峙で得た確信で迫る。 いつもの武器…即ち、色仕掛け、誘惑、話術。 感情など無いと思われていたビンカムだが、異変が起こる。 動揺、身体から込み上げてくる“何か”。 一体、これは何なんだ…? “呪い”のからくりも暴いた不二子。 特殊能力なんかではない。 科学で証明が付く。ヒントは、“乾いた地”と“毒性のとある花”。 “呪い”で人を操っていたビンカムだが、今度は自分が翻弄される。 人を惑わすに長けていたのは、ビンカムだったのか、不二子だったのか。 答えは分かり切っていた。 微かな“人の心”を見つけ、その心に触れる。“愛”という名の媚薬で。 その媚薬の虜になってしまったら、もう勝ち目は無い。 “愛”や“感情”を知らずに殺し屋として作り上げられたビンカム。それを知って絶命する最期は哀しい。 ビンカムは、ルパンが見つけた“施設”で人為的に作られた殺し屋。 “殺し屋工場”とでも言うべきか。 何もビンカム一人だけじゃない。ルパンたちは以前にも、この工場の殺し屋たちに命を狙われていた。 それに関わるコドフリー。 問い詰め、口を割らせようとした時、コドフリーは射殺される。 撃ったのは、あいつ! 口封じか…? 射殺の寸前、コドフリーが口にした“あのお方”。 全ては、“あのお方”の陰謀。 “あのお方”とは…? あのキャラしか思い付かなかった。自らを“神”と称し、後にルパンたちと対する天才科学者…。 その作品へと繋がる更なる続編も見たかった! これで本シリーズは終了なのが残念! 独りでいるジーンの元に、信じられぬ訪問者が…! 不二子が付いていた“嘘”。 それはどんなに嫌われ、罵られ、信頼されなくてもいい。 不二子なりの“嘘”という名の優しさと愛…。 約束通り守り抜いた。 口では嘘を付いたかもしれないが、心は嘘を付いていなかった。 戦い終え、月夜の荒野で肩を並べてしっとりと語り合う不二子とルパン。 何処か悲しく、切なく、しかしロマンチズム溢れる。 これから幾度となく、騙し、裏切り、手を組み、愛を語り合う事になっていこうとは。 だけど、今はただこうしてーーー。 “ルパン三世1.5”とでも言うべきスピンオフシリーズ。 いや、ただのスピンオフではなかった。 各キャラの魅力、知られざる一面、新たな活躍、脅威的な敵と充実した内容…。 ムラが激しいTVSPなんかより、寧ろ遥かに、『ルパン三世』であった!
2021年11月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
難病を患う息子ジーンのために犯罪組織から5億ドルを横領したランディは組織が放った殺し屋、呪いの力で人を操ることが出来る能力を持つビンカムに命を狙われていた。ビンカム達はランディの隠れ家を発見して襲撃、死を覚悟したランディは家政婦の不二子にジーンを託す。ルパンと次元はランディが横領した5億ドル目当てに不二子とジーンを助けるが、彼らのアジトには組織の手がすぐに伸びてくる。 スピンオフトリロジーの最終作は、70‘sのハリウッドB級アクションに纏っていた砂塵が舞う世界。3作を貫く謎の一端を明かしながら、さりげなく劇場版第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』へといざなう洒落た演出にまいりました。70‘s当時ジーンのように無垢な少年だったアラフィフのオッサン達なら不二子に纏う母性に微かなノスタルジーを嗅ぎ取ることでしょう。
2021年5月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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アクションシーンの間の悪さと言ったらない。 モタモタし過ぎてその間にやられちゃうだろう!って 思うシーンが多すぎた。緊迫感ゼロ。 あんな周りに大勢いるところで不二子殺し屋に色気を 使うシーンも余裕ありすぎだろうって思うし、殺し屋の武器も なんだか微妙な設定だし。 不二子の設定もどうなのよ? あんな親子からお金取るようなキャラじゃないでしょ。 どうもキャラクターの性格を監督が把握してないんじゃないだろうか? ルパンもそう。5億ドル貰って殺しを請け負うとか、 ルパンはやらないでしょ。 あと最後の不二子とルパンのやり取りとか 見てて恥ずかしいわ。
2021年4月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
いつもは別で動いている峰不二子にスポットを当て、ソロで華麗に戦う姿を格好良く描いていました。細身で美しく、沢城みゆきさんの声がマッチしていました。
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