劇場公開日:2023年3月17日
解説
顎木あくみによる大ヒット和風ファンタジー小説を、映画単独初主演となる「Snow Man」の目黒蓮と映画版「東京リベンジャーズ」の今田美桜共演で映画化。
明治・大正期を思わせる架空の時代。ある宿命を持つ家系に生まれた斎森美世は実母を早くに亡くし、継母と義妹に虐げられながら暮らしていた。そんなある日、彼女は名家の当主である久堂清霞のもとへ嫁入りを命じられる。類まれな美貌を持つ清霞は冷酷で無慈悲な性格で知られ、これまでにも多くの婚約者候補が逃げ出したと噂されていた。美世も初対面ではつらく当たられるが、辛抱強く接するうちに彼が評判通りの人物ではないことに気づき、2人は次第に心を通わせていく。
「コーヒーが冷めないうちに」の塚原あゆ子が監督を務め、「陽だまりの彼女」の菅野友恵が脚本を担当。
2023年製作/115分/G/日本
配給:東宝
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本作は、タイトルやメイン写真だけを見ると、割と落ち着いたテイストのラブストーリー映画のように思えますが、実際には、かなり盛りだくさんの作品となっています。
まず時代背景は「鬼滅の刃」と同じ大正時代あたりで「異能者」という特別な能力を持つ人たちが描かれるファンタジー作品です。
斎森美世(今田美桜)が、「異能者」の家系である斎森家の長女でありながら「異能」を持たないため使用人のような扱いを受けています。
そんな美世(みよ)が、「異能」を持つ名家の当主で陸軍の隊長・久堂清霞(目黒蓮)のもとに嫁ぐことになる、というのが軸にあります。
このようにベースは、美世と清霞(きよか)の「ラブストーリー映画」です。
ただ、「異能者」という設定から想像できるように、特別な能力を使う「アクション映画」にもなっています。
本作で注目すべきは、何と言っても映画単独初主演となる「Snow Man」の目黒蓮の演技と存在感でしょう。
フジテレビ系列の「silent」(2022年10月~12月)で大ブレイクし、「Snow Man」の人気も相まって、存在感がかなり高まっています。
そして、その期待以上の演技を見せていて、本作でさらなる飛躍をしているのです。
この実写化が非常に困難な作品を見事に仕上げたのは、映画デビュー作「コーヒーが冷めないうちに」(2018年)がスマッシュヒットを放ったTBSスパークルの塚原あゆ子。本作が監督第2作目です。
一つ一つのシーンが丁寧に演出されていて独自性のある「和風ファンタジー」の世界観を描き出しています。
今田美桜の演技も存在感があり「美世」という難しい役柄を見事に演じ切っていました。
設定が盛りだくさんな作品が115分で終わるのは事実上、無理な話で、本作がヒットすれば続編映画があると思うので期待したいです。
求めていた日本映画だと思います。演技力の素晴らしい目黒蓮の美しい佇まいは大きな画面にとても映えます。その上作られた世界がまるで現実かと思うような映像美!こんなに何度も観たくなる映画は初めてです
!!是非続編をお願いします!!
原作を知る友人と観に行きましたが、ものすごい興奮して観賞後しばらくは手がつけれませんでした。
原作を知らない私も楽しめましたし、涙するところもありました。とても丁寧につくられた作品だと思います。
2023年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
先週、桑名に旅行したとき、「六花苑」というところがあり、そこがこの映画のロケ地だというので行ってきました。
そのつながりでこの映画も観に行ったのですが、今田美桜がかわいさを前面に出さずに、役柄を上手に演じていて。
「こんなに上手かったんだ」と思いました。
ストーリーは自分的にはそれほどだったけど、目黒蓮と今田美桜のやり取りに見とれてしまいました。映像もとてもきれいでよかったです。
今田美桜はCMタレントみたいな印象だったけど、見直しました。