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映画レビュー
やっと念願の鑑賞!しかも舞台挨拶付き!
撮影現場でのニアミスから始まって、1年9ヶ月!何か上映情報は無いかと毎日の様に検索・・・!念願の鑑賞と相成りましたが、コレって映画?のレベル・・・!監督、仕事してる!?
所謂、商業映画では無いので一週間限定(しかも、モーニングショーのみ)の公開と残念!舞台挨拶付きの上映回以外はガラガラでした!
ソフト化も危ないので、もう一回位撮影地の「小松」か監督出身地の「高岡」での上映を期待したい!
キングコング梶原に泣かされるなんて・・・
小松市にある温泉旅館えみや。両親が事故で亡くなったため中学生の頃から女将をまかされていた主人公の市川美織。まるで『若おかみは小学生!』みたいな設定だけど、今では23歳になっている。お客様には笑っていただこうと、自ら顔芸やフリップボードで過度のボケを演ずるのですが、SNSでは徐々に評判を落としていくという有り様。従業員や祖父がなんとかそのウェルカム女将をやめさせようとしていた。 そんな時、暴力事件を起こして逃亡中の大野という芸人がふと宿の前に現れた。実は大野は再起不能だと思い、自殺する場所を選んでいたのだ。ところが、九谷焼の皿を割ってしまったため、ほぼ強制的にえみやで働かされることになったのだ。 他のレビュワーさんも書いてるようにまるで吉本新喜劇です!というか吉本全面協力なのですね。お笑いによって饗応しようとする女将と、芸人の道を諦めた大野のやりとりがそのまま漫才になっているところが素晴らしい。また、仲居さんのセクシーなみどり、笑顔が素敵なあかねなど、キャスティングにも無駄がない。さむい芸と暖かい芸。65分という短い中にも人情味や真のおもてなしの心が描かれていました。 しかし、ブルーレイの上映だったし、短いし、メンズデーなどの安い料金じゃないともったいない感があるかも(笑)点数はちょっと甘め。
とにかく楽しかった。
2018沖縄映画祭での地域発信型作品として上映されたもので、私の知り得る範囲では、今のところ、映画祭限定での上映であり、現地に行った人でなければ観られないようです。 このような楽しい作品を、無為に埋もれさせてしまうのは、誠に勿体ないと思い投稿させて頂きました。 市川美織さんの主演映画と言えば、舞台版から続く『放課後戦記』と言う傑作がありますが、『饗』は『放課後戦記』でのシリアスさとは真逆で、コミカル仕立ての作品です。 普段から、お笑い好きを公言する市川さんの面目躍如とでも言うべき作品になっています。 梶原雄太さん(キングコング)をはじめ、共演者の方々との息もピッタリ。 舞台挨拶で金森監督が、『この作品の主演は市川美織さんしか考えられなかった』と言う意味の事をおっしゃっていましたが、まさにその通りで、市川美織さんの魅力が存分に味わえる作品に仕上がっています。 短編作品ではありますが、何等かの形で映画祭に行けなかった多くの方々にも観て頂きたい作品です。