いざなぎ暮れた。
劇場公開日 2020年3月20日
解説
「ケンとカズ」の毎熊克哉とドラマ「ワカコ酒」の武田梨奈が、東京から弾丸旅行で島根県松江市にやってきた崖っぷちの男と女を演じるロードムービー。「古事記」に記された国譲り神話に関係するほど古くから続く神聖な「諸手船神事」が行われる島根県松江市美保関町。この「神様に一番近い港町」に男と女がたどり着いた。崖っぷちの状態にあった男は金髪の恋人に、この旅の本当の目的を隠していた。男は親戚にオレオレ詐欺をするためにこの町へやってきたが、12月3日は聖なる岬にとって特別な意味を持つ日だった。町を冒涜する2人の行動は、地元の若者や東京の半グレたちをも巻き込む思いがけない方向へと展開していく。
2019年製作/83分/G/日本
配給:吉本興業
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2022年3月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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83分
監督は脚本は『けっこう仮面 新生(リボーン)』の笠木望
名前から笠木忍と桃井望を思い出したがたぶん関係ない
田舎の海辺
場違いな黒のダッジチャンレンジャー(アメ車クライスラー社)
降り立つ新宿のホスト
携帯電話の相手は金貸のヤクザもん
同乗者はキャバクラ嬢
場所は島根県松江市美保関町
出雲ならでは祭りの最中
ホストはノボル(毎熊克哉)
キャバクラ嬢はノリコ(武田梨奈)
ノボルはノリコに内緒でご祝儀を名目に借金を返すために母方の祖母に会いに来たのだ
借金のカタはダッジ
郵貯カードはゲットしたがパスワードがわからない
パスワードは美保関燈台を絡めてくる
借金といってもたかだが50万ほど
外車を売れば返せる額
舞台は神話の町だが扱っている話はなかなかせこい
じつはノボルは大手醤油会社社長の次男坊
母方の実家は古の時代からやっている醤油屋
なんかいい話にまとめた感あり
美保関を全国にPRする観光映画的要素はあるがこれではロードムービーとはいえない
ロードムービーかもしれないが自分の概念としてはロードムービーとして認めたくない
冒頭からいきなり美保関だし
東京から地方にやってくるだけでロードムービーなら金田一耕助シリーズもロードムービーになってしまう
出発から到着までの経緯も細やかに描かないとロードムービーじゃない
少しでも多くの人に観に来てもらうための宣伝とはいえロードムービー好きを騙してはいけない
神話は関係ない
むしろホストとキャバ嬢に神話を絡めてきたら罰当たりじゃないか
職業差別するわけじゃないけど
解説文ではオレオレ詐欺とあるが事実と全く違う
身内がカネをせびりに来ただけじゃないか
プロなら堂々とデタラメ書くな
蹴り技はないが武田梨奈のアクションが垣間見える
軽トラで松江から東京に帰るのかよ
まっ岩手と宮城の県境付近から東京まで東北道を使い軽トラで行った人がいるのでどうってことないのかもしれない
どんな映画でも1800円は高いと思う
1000円せめて1500円以内なら良いのだが
払った値段が評価に影響するのはどうかと思うけど
2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
舞台は島根。海沿いの町に借金で追い詰められた新宿のホスト経営の若者が実家のお金目的にやってきたが、預金を卸そうとするが暗証番号がなかなかわからない。
父母のエピソードから暗証番号を知るまでのドタバタ劇。実家は異父弟が継いでおり、受け入れられない。主演の毎熊克哉は昭和のヤクザ仁俠映画を彷彿させる風貌。
島根ののどかな風景と切迫感の対比、コメディ要素も入ってたのしめた。
2020年4月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
上映最終日ということでこのご時世ですが、観に行きました。
テアトル新宿に足を運ぶのはもちろん、こういった小規模な映画を映画館で鑑賞するのが初めてで楽しみにしていました。
映画の予告からは想像がつかないような内容になっていて、低予算で撮影されていたことは知っていたのですが、予想を上回る完成度でとても楽しめました。
個人的な話になってしまいますが、私日本にあまり詳しくなくて、この映画を観るまで島根という場所の存在すら知らなかったです。 島根の魅力がたっぷり詰め込まれていて、行ってみたい!と心から思いました!自分の知らない場所にはこんなにも素敵な町があるのかと思い知らされました。大々的に宣伝できないのが悔やまれますがいつかより多くの方に届くように全国上映は難しいかもですが、DVDにしてほしいです!
タイトルにあるように毎熊さんが大好きで観に行きました!毎熊さん含むキャラクター全員のそれぞれの人間味あふれる感情が交差するこの映画は本当に終始目が離せなかったです。特におばあちゃんの演技! 少ないセリフで表情と行動であれだけ表現できるのはすごいなと思いました! 鳥肌が立ちました!
あくまで素人目線の個人的な感想になってしまいますが、毎熊さんが好き!という方には是非オススメしたいです笑 今後とも応援してます! いつか会ってちゃんと伝えたいです!どうかこの映画が一人でも多くの人に届きますように…
2020年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
とにかく主演の2人がカワイイ!ホストとキャバ嬢というアンダーグラウンドな設定なのに、爽やかな素地が見え隠れするところに好感が持てる。いつの間にか、観終わったときにはこのカップルを応援したい気分になった。
車、自転車、自力で・・・ありとあらゆる手段で走る毎熊さんと、イザというときに披露される武田さんの華麗な一発。アクション要素も満載。疾走感あるロードムービーは、ドキドキしながら見守りながらも、ラストでじーんと心温まる。終始どんよりした空を背景に展開されるが、終盤に1度だけぱあっと陽が射す場面があり、この空が主人公ノボルの心模様を投影しているような気がした。
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