インフェルノ : 特集
『ダ・ヴィンチ・コード現象』を体験したあなたへ《秋の大本命》!
ラングドン教授と共に挑め! 《シリーズ史上最大の危機》
タイムリミット48時間、人類は間引かれる? あなたの選択は?

名匠ロン・ハワード監督と名優トム・ハンクスの3度目のタッグが実現。全世界で社会現象となったミステリー超大作「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ最新作「インフェルノ」が、10月28日に日米同時公開。名画モナ・リザに隠された謎、ガリレオの暗号を解いたシリーズ前作をはるかに凌駕(りょうが)するシリーズ史上最大の危機は、ラングドン教授のみならず、今を生きるあなたに突きつけられた究極の挑戦状! 同シリーズを知る映画ファンにとって、この秋大本命の一作になる!
「手掛かりは“ダンテの地獄篇”」「タイムリミット48時間」
《超天才からの挑戦状》は、前2作を超える──
ラングドン教授シリーズ史上……いや、人類史上最大の危機

ダン・ブラウン原作“ロバート・ラングドン”シリーズ最新作がついに完成した。アカデミー賞受賞の名監督ロン・ハワード(「ビューティフル・マインド」「ラッシュ プライドと友情」)が、同じくアカデミー賞受賞経験を持つ名優トム・ハンクス(「フォレスト・ガンプ 一期一会」「ハドソン川の奇跡」)と再びタッグを組み、シリーズ史上最大の危機を描くのが、「インフェルノ」。ハンクス演じる宗教象徴学者ラングドン教授が、《超天才からの挑戦状》に挑む本作は、シリーズの熱狂を知る映画ファンにおくる、この秋最大のミステリー超大作なのだ。

もし人類が今のまま増え続け、100年後の未来には絶滅してしまうとしたら、あなたはそれを食い止めるために現在の人口を半分にすることに賛成するか否か。大富豪の生化学者が、人類の半数を“間引く”ためのウィルスを生み出した。狂気の殺人者か、人類の救世主か? 生化学の天才が、宗教象徴学の天才に突きつける究極の選択は、歴史に閉じ込められた謎解きを超え、人類の未来を左右する!

入院している病室で何者かに命を狙われるラングドン。「なぜ私が?」と混乱する彼のポケットには、銀色のカプセルが。それが映し出したのは、詩人ダンテの「神曲:地獄篇」を基に描かれたボッティチェルリの「地獄の見取り図」と刻まれた暗号だった……。地球規模のバイオ・テロ実行まであと48時間、ラングドンは計画を阻止できるのか!?
「謎解き」「建築物・美術品」「魅力的なヒロイン」──
前2作で観客を夢中にしてきた、シリーズお約束の魅力がたっぷり

世界的名画や史跡を題材に、歴史的なロマンを絡めたミステリーを描くのが「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズが映画ファンを魅了してきた大きな理由。最新作「インフェルノ」ももちろん、この大きな特徴ほか、シリーズの定番をきっちりと踏襲している。「謎解き」「建築物・美術品」「魅力的なヒロイン」という、ファンを刺激してきた3つのお楽しみ要素がそれぞれ魅力を増し、見る者の興奮をさらに高めるのは間違いないのだ。

「ダ・ヴィンチ・コード」では、ダ・ビンチの名画に仕組まれた暗号をきっかけにキリスト教の教理の根底を覆す歴史的真実が暴かれ、続く「天使と悪魔」では、ガリレオの残した暗号から秘密結社の巨大な陰謀が明らかになった。そして今回は、あのダンテの「神曲」がモチーフ。同作の「地獄篇(インフェルノ)」を視覚化したボッティチェルリの名画から、人類の半数を死に至らしめるバイオ・テロの実態へと迫っていくのだ。

「ダ・ヴィンチ・コード」のルーブル美術館、ウェストミンスター寺院、「モナ・リザ」、「天使と悪魔」のサン・ピエトロ大聖堂、「最後の審判」なども見事だったが、登場する史跡や美術品のプレミア感が本作ではさらにアップ。前述の「地獄の見取り図」はもちろんだが、ベッキオ宮殿、サン・ジョバンニ洗礼堂ほか、ラングドンが駆け抜けるイタリア・フィレンツェの有名どころの数々が映し出され、ダンテのデスマスク、トルコ・イスタンブールの地下宮殿も登場する。

ラングドン教授と行動を共にする、美と知性を兼ね備えた魅力的なヒロインも本作の大きな見どころ。「ダ・ヴィンチ・コード」では「アメリ」「ココ・アヴァン・シャネル」のオドレイ・トトゥが祖父の死を探る仏司法警察暗号解読官を演じ、「天使と悪魔」では「ベン・ハー」の公開も控えるアイェレット・ゾラーが科学研究者に扮した。そして今回は、「博士と彼女のセオリー」でオスカー・ノミネートを受けたフェリシティ・ジョーンズが、女医役としてラングドンの力になるのだ。
「ハドソン川の奇跡」「ブリッジ・オブ・スパイ」、そして本作で円熟の極みへ──
《最高のトム・ハンクス》は「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズだからこそ見られる!

トム・ハンクスの勢いが、ここにきてまたすごい。駆け出しの映画俳優ならいざ知らず、年齢は60歳を迎え、2度のアカデミー賞主演男優賞に輝く名優中の名優が、今年16年は3本もの主演作を日本の劇場に送り出しているのだ。
1984年の日本劇場初登場作「スプラッシュ」以来、「マネー・ピット」「ビッグ」など、毎年のように主演作が公開され、一躍人気スターとなったハンクス。「フィラデルフィア」で初のオスカーを手にし、実力派俳優としての地位を確立しながらも、その出演ペースは衰えを知らず、2度目のオスカー受賞作「フォレスト・ガンプ 一期一会」の年(95年)には「アポロ13」が公開されるなど、主演作2本が公開される年も多かった。だが、3本となると、「レディ・キラーズ」「ポーラー・エクスプレス」「ターミナル」が公開された04年以来──いや、「ポーラー・エクスプレス」がCG作品となると、実写主演映画3本の公開年は、「ブリッジ・オブ・スパイ」「ハドソン川の奇跡」、そして今作「インフェルノ」が公開となる今年が“初”なのではないだろうか。

他の2作品と今作「インフェルノ」が決定的に違っている点がひとつある。それは、「インフェルノ」が、アカデミー賞監督ロン・ハワードと三度タッグを組むシリーズ作であるということ。さらに言えば、ハンクスがキャリアを通じて出演してきた実写シリーズは、この「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズしか存在しない。それだけにハンクス自身の思い入れが強いのは確実、名監督と共にシリーズを通じて熟成されてきた《最高のトム・ハンクス》は、本作でしか見られないということなのだ。