スプラッシュ

劇場公開日:

解説

海で救った若者を慕って人間社会へやって来た人魚の恋を描く。製作はブライアン・グレイザー、エグゼクティヴ.プロデューサーはジョン・トーマス・レノックス、監督は「ラブINニューヨーク」のロン・ハワード。ブルース・ジェイ・フリードマンの原案を基にローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル、ブルース・ジェイ・フリードマンが脚色。撮影はドン・ピーターマン、水中撮影はジョーダン・クライン、音楽はリー・ホールドリッジ、キャラクター、デザインはロバート・ショート、主題歌はリタ・クーリッジが担当。出演はトム・ハンクス、ダリル・ハンナ、ユージン・レヴィ、ジョン・キャンディ、ダディー・グッドマンなど。日本版字幕は金田文夫。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1984年作品。

1984年製作/109分/アメリカ
原題:Splash
配給:東宝東和
劇場公開日:1984年9月8日

ストーリー

アレン(トム・ハンクス)は、兄のフレディー(ジョン・キャンディ)とともにニューヨークの青果物市場を経営している。女の子遊びにかけては大胆な兄に比べてアレンは女の子が苦手。酔ったある夜、500キロ離れたコッド岬へと向かっていた。この岬は、20年前、彼が溺れそうになった場所にもかかわらず、妙になつかしく、心惹かれる場所なのであった。船をチャーターして沖へ出てみたが、途中でエンジンの調子が悪くなり操縦していた男が救助を求めに行っている間に彼は誤って海に落ちてしまった。20年前に海に落ちて以来、彼は泳げなくなっていたのだ。気を失ったアレンが気を取り戻した時には砂浜に助けられていた。そばにブロンドの美しい女性がおり、彼女が救ってくれたらしかった。アレンに愛らしい笑みをなげかけるが、やがて名前も告げずに生まれたままの姿で彼の目の前から海へと消えていった。それ以来、アレンは、彼女を忘れられなくなっていた。彼女は、実は人魚だった。大きなヒレも、乾くと人間と同じような足になるので、濡らさない限り人間に見えるのだ。そして、彼女の方も一目でアレンに惹かれていた。アレンが海に落とした財布から住所をつきとめ、早速ニューヨークヘ会いにゆく彼女。海を渡ってニューヨークヘ着いた彼女は、すぐに警察に保護されてしまう。彼女が裸のままで歩いていたからだ。しかし、アレンの財布をもっていたことで、2人は再会。感激するアレン。彼女を部屋に残して、ウキウキと仕事場へ向かった。その間に、彼女はタクシーに乗って出かけ、初めて見るにぎやかな街におどろいていた。テレビを見て英語と人間の暮らしぶりを学び、アレンとも会話ができるようになる彼女。アレンは彼女をマディソン(ダリル・ハンナ)と名づけた。どんな女性と会っても胸ときめかなかったアレンは、マディソンこそ、自分が待っていた女性だと確信した。しかし、マディソンが陸にいられる期間は限られていた。「あと6日で、故国に帰なくてはいけない」と悲しそうにアレンに語るマディンン。一方、かねてから、マディンンの奇行に目をつけていた海洋学者コーンブルース(ユージン・レヴィ)は、彼女が人魚である証拠をつかもうと、そのチャンスを狙っていた。水をかけてヒレになったところを目撃しようと…。アレンとの幸せな愛の時を過ごした彼女は、このまま人間として生活し、彼のプロポーズを受ける決意をした。しかし、コーンブルースの追跡は執拗だった。2人があるパーティーに出席した時、公衆の面前で、コーンブルースに水をかけられ、人魚であることがわかってしまうマディソン。アレンのショックは激しかった。裏切られたような気持ちだった。しかし、もはやマディソンのいない生活など考えられなくなっていたアレンは、フレディーの協力を得て、マディソンが隔離されている海洋博物館の研究所に潜入し彼女を水槽から救い出した。その成功に協力したのはあのコーンブルースだ。手柄を立てたにもかかわらず上司の冷たい仕打ちにあった彼は、水槽の中で意気消沈している人魚を見て同情したのだ。こうして海洋博物館からマディンンをさらって逃げるアレンに追跡の手がのびξ。が、危機一髪のところで海に飛び込み、マディソンの泳ぎに助けられて海の彼方へと消えてゆくのだった。(東宝配給*1時間49分)

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第42回 ゴールデングローブ賞(1985年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

3.0現代と違って実際の海がよい

2024年1月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

幸せ

今作ればCGだらけになるんだろうけど、この映画は実際に水深12mの海で撮影したとか。若かりし頃のトム・ハンクスも見ていて初々しく、昔に戻った気分で楽しめる映画。
内容的には人魚と人間のラブファンタジー+コメディ。人魚のヒレがやたらリアル。
昔はもっとのめりこんだけど、今でも懐かしく楽しめました。

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nayuta

4.0人魚姫の恋と冒険‼️

2023年11月8日
スマートフォンから投稿

泣ける

笑える

楽しい

一目惚れした青年に会うため、ニューヨークの街に人魚が現れるという現代版「人魚姫」‼️抜群のコメディ・センスとナイーブな容貌が魅力のトム・ハンクスと、パツキンの愛らしいダリル・ハンナの主演コンビが相性抜群‼️水に濡れると下半身がお魚ちゃんになってバレそうになるヒヤヒヤ感とドキドキ感‼️エビを殻ごとバキバキ食べるダリル・ハンナのマーメイド‼️「ブレードランナー」のレプリカントとは思えない‼️イーストリバーに逃がした人魚を追ってハンクスが水に飛び込むシーンなど、胸キュンもの‼️死語だな、これは‼️そして人魚がしなやかに泳ぐ姿を捉えた、水中撮影なんか、アニメ版「リトル・マーメイド」以上の美しさですよ‼️

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共感した! 2件)
活動写真愛好家

4.0初期トム・ハンクスを満喫できる

2023年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

出だしからしばらくは退屈でしたが、人魚が現れてからは徐々に楽しめました。
 トム・ハンクスのあわてぶりは今と変わらず良かったですし、人魚の尻尾なんてよく出来たもので、驚いてるシーンは映画に引きずり込まれた感覚になりました。

 くだらない話しと思わず恋愛したつもりで観るといいですね。

 初期の作品でも絶妙なヒューマン・ファンタジーを満喫できました。

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はむちん2

1.0水中撮影の良さはこの映画にはある

2022年10月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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マサシ
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