ダークナイト

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劇場公開日:

ダークナイト

解説

DCコミックスの人気ヒーロー、バットマンの誕生を、クリストファー・ノーラン監督&クリスチャン・ベール主演で描いた「バットマン ビギンズ」の続編。ゴッサム・シティに現れた史上最悪の犯罪者ジョーカー。バットマン=ブルース・ウェインは、協力するゴードン警部補や新任地方検事ハービー・デントらとともにジョーカーに立ち向かうが……。2008年に製作・公開され、全米で当時歴代2位となる5億ドルを超える興行収入を記録し、全世界興収も10億ドルの大ヒットを記録。重厚かつ圧倒的なリアリティで支持を集め、第81回アカデミー賞にも8部門にノミネートされるなどコミック原作映画の歴史を塗り替えた一作。なかでも「悪のカリスマ」と呼ばれるジョーカーを演じたヒース・レジャーは撮影直後に急逝するが、本作が公開されるとその演技が絶賛され、アカデミー助演男優賞を受賞した。2020年7月、クリストファー・ノーラン監督の「TENET テネット」公開を記念してIMAX版と4D版で上映。

2008年製作/152分/G/アメリカ
原題または英題:The Dark Knight
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2008年8月9日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第81回 アカデミー賞(2009年)

受賞

助演男優賞 ヒース・レジャー
音響編集賞  

ノミネート

撮影賞 ウォーリー・フィスター
編集賞 リー・スミス
美術賞  
視覚効果賞  
音響録音賞  
メイクアップ賞  
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(C)2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

映画レビュー

4.5敵が魅力的であればあるほどヒーローものは面白い

2024年10月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ジョーカー2を見て、猛烈にヒースレジャージョーカーが見たくなり、久しぶりに鑑賞。

冒頭の銀行強盗から、最後まで何回クライマックスあるの?と思うぐらい見せ場が何度もある。
やっぱりおもしろい!!!

ジョーカーの人間の心理を読んで、先手先手を行く心理攻撃が本当に怖い。
ジョーカーのシナリオ通りに自然と進められている恐ろしさに、バッドマン…勝てるのか?と何度も思わせられる。力が強い敵よりも、こういう敵が1番やっかいだし怖いんだよね。
ジョーカーの人間の弱い心にスッと入り込み、恐怖心や欲望や憎しみでの人心掌握術や、仕草や動作、話し方ひとつひとつがヴィランなのに魅力的すぎて困る。
あと崩れてハゲかかってるメイクがまた最高にかっこいい。

ジョーカーだけではなく、バッドマンのハイテクアイテムや、マット素材なスーツもカッコよくて好き。2008年の作品なのに、今見ても全く見劣りしないデザインだし、クールだなって思う。

人間は誰しも悪に染まると思っているジョーカーと、人間の正義を信じているバッドマン。
ふたりの信念が最後までぶつかり合い、挑み合うシーンに何度も手汗握った。

やっぱり私はヒースレジャージョーカーが1番好きだ。

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AZU

4.0二面性の演出とジョーカーの存在感。

2024年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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すっかん

4.0身代わりとコイン

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

興奮

病院の爆破シーンがなんか既視感あったけど、ちゃんと拝見。
ジョーカーが最狂すぎた。

本作も「身代わり」が描かれているが、さらにコインの裏表も象徴的だ。善悪の裏表、バットマンと検事のデントの裏表、そして人物その人の裏表。

誰や行為、出来事が善悪になるのかは、偶然に左右されているし、どちらにも転じる。善の代わりに悪にも、悪の代わりに善にもなれる。だから不条理な死を迎えても仕方ないし、街が病んでいるのも、そういった時代なだけだ。

と、当たり障りなメッセージにならないのが本作の素晴らしい点だ。コインに細工がされているかもしれないし、味方は敵に寝返っているかもしれない。悪はもっと巧妙なんですよ。

だからといって私たち観賞者が善悪を霧散させたり「人間不信」に結論づけるのはよくないと思う。2艘の船に逃げ込んだ乗客が「偶然」にも参加させられる「爆破ゲーム」のように、ジョーカーの作為に満ちた悪に抗って、善を行使しないといけない。それは可能だ。

ジョーカーに警察署を襲撃されることはもっと重く受け止めた方がいいし、大衆娯楽作品としての軽さはある。でもやっぱりバットマンのアクションシーンは見応えがあるし、二転三転する物語も純粋に面白い。そんな軽さの只中で、シンボルの作為を疑いながら、それでもシンボルをかかげる重さを看取すること、それが重要だ。

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まぬままおま

5.0IMAXレーザー/GTで「1.43:1」パートを初めて映画館で見られる喜び

2020年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

IMAXレーザー/GT版の「ダークナイト」は、IMAXカメラで撮影した「1.43:1」パート(画面比率が正方形に近く、これまで見ることができなかった上下部分を見ることができる)を日本で初めて見ることができる貴重な機会です。リリースによると全体のうち約26分がIMAXカメラ撮影パートだそうで、冒頭の銀行強盗、中盤のカーチェイス、その他、各シーン頭の空撮シーンなどが「1.43:1」だったと思います。
109シネマズ大阪エキスポシティで「ダンケルク」を見たときもそうでしたが、冒頭から画面比率が違うとだいぶ印象が違っていて、「ダークナイト」でも画面に吸い込まれそうな、ちょっと不思議な感覚になります。「インターステラー」も「1.43:1」で見ると、宇宙に行ったときの印象がまったく違うそうなので、是非かけてほしいです。地響きのような体にくる音もこみで、映画館ならではの唯一無二の体験ができます。

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五所光太郎(アニメハック編集部)