映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ夕陽のカスカベボーイズ

劇場公開日:2004年4月17日

解説

西部劇映画の世界に迷い込んでしまった、お馴染みしんちゃんたちが繰り広げる冒険を描いた長篇アニメーション・シリーズの第12作。監督は「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」の水島努。臼井儀人による原作コミックを基に、水島監督が脚本を執筆。撮影監督に「~嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」の梅田俊之があたっている。声の主演は「~嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」の矢島晶子。

2004年製作/96分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2004年4月17日

あらすじ

路地裏の映画館“カスカベ座”で遊んでいるうちに、映画の中に迷い込んだしんのすけたち。だが、そこはジャスティスなる悪徳知事が支配する西部劇の世界だった。しかも、一旦そこでの生活に馴染むと、春日部の記憶を失い、映画の世界の住人にされてしまうのだ。しかし、春日部に帰りたいと願い続けるしんのすけは、そこで出会ったしんのすけと同じようにして春日部からやって来たであろう少女・つばきや映画オタクのマイクらと、映画を完成させれば元の世界へ戻れるのではないかと思いつき、その鍵がジャスティスによって封印された”何か“にあることを掴むと、オケガワ博士が開発した超人的なパワーを発揮出来るパンツを履いてかすかべ防衛隊の仲間と共に“カスカベボーイズ”に変身。壮絶なバトルの末にジャスティスを倒し、遂にその封印を解くことに成功する。果たして、そこから現れたものは――「お」「わ」「り」の3文字だった!こうして映画を完結させ、みんなと春日部に戻ることが叶ったしんのすけだったが、春日部に帰ったら一緒に遊ぼうと約束していたつばきは、実は映画の中の登場人物だったことが判明し、失恋の痛みを味わうのであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
水島努
脚本
水島努
原作
臼井儀人
チーフプロデューサー
茂木仁史
生田英隆
木村純一
プロデューサー
山川順市
和田泰
西口なおみ
すぎやまあつお
絵コンテ
水島努
原恵一
キャラクター・デザイン
末吉裕一郎
作画監督
原勝徳
大森孝敏
針金屋英郎
間々田益男
撮影監督
梅田俊之
撮影
アニメフィルム
撮影協力
ライトフット
美術監督
森元茂
古賀徹
音楽
荒川敏行
宮崎慎二
主題歌
矢島晶子
ノープラン
録音監督
大熊昭
1stミキサー
大城久典
2ndミキサー
内山敬章
音響効果
松田昭彦
原田敦
編集
岡安肇
岡安プロモーション
ラインプロディーサー
木野雄
アシスタント・プロデューサー
吉川大祐
制作デスク
馬渕吉喜
演出助手
高橋渉
CGI
つつみのりゆき
色彩設計
野中幸子
色指定
下浦亜弓
ねんどアニメ
石田卓也
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映画レビュー

4.0 これは西部劇です 荒野の7人の内3人が出てきた

2025年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

斬新

カスカベ座、いかにも怪しい古びれた映画館。防衛隊のみんなで探検しに行く。誰もいないのに映写機が回ってる。(とてもリアルに描かれていた。)
見ている内にまるでタイムスリップしたかのように別世界へ。
西部劇の舞台でまさにモニュメントバレーを思い起こさせられる景色だ。
鬼ごっこから始まったつかみは抜群。
やがて野原家を巻込んで物語は展開していく。
バーでの場面や馬に引きずられる男のシーン、知事と保安官の関係、どれも西部劇そのものである。
春日に帰るべくカスガべ防衛隊が一段となって活躍するまで苦難の道であったけれど最終的にみんな帰ってこれた。
一人を除いて・・・
ジャスティスシティに住んでいる少女、つばきだ。
登場したときはまるで別の漫画から抜け出てきたようなかわいらしさ。他の登場人物と明らかに違い違和感があったもののかわいさにいやされた。
いつもなら一目惚れするしんちゃんの反応が薄かったのに物語が進むにつれて好きになっていく。
この辺の進め方がとてもうまくしんちゃんの淡い恋心が伝わってきた。
カスガベ座にみんなが戻ってきたときにつばきが帰ってきてないことに気づいたしんちゃんが必死につばきを探すシーンはうるっときた。
色んな世界で暴れ回るしんちゃんの映画だが今回の設定は素晴らしかった。
まさおとネネが結婚しててその夫婦関係もあるあるだったし風間君も性格的に保安官ぴったしでした。
ユル・ブリンナーは一目でわかったなあ。
お・わ・り

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♪エルトン シン

4.5 アツい

2025年7月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

笑える

怖い

興奮

しんちゃん達が映画の中に入ってしまい、本当に大切なこと(春日部のことや元いた場所に帰る)をどんどん忘れていってしまう。

ただ目の前のことに追われ、妥協して
今の生活に満足していないだろうか?

本当に大切な家族の存在(家族愛)や、
友情、
目的を忘れないように努力すること、

を教えてくれた映画のように感じました。

個人的に序盤の鬼ごっこ掛け合いが好きでした(笑)

最後の椿ちゃんサイドのシーンがあると良いなと思ったので、⭐︎4.5です><

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もっさん⭐︎

4.5 隠れた名作 クレしん映画で唯一無二の"せつなさ"

2025年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

泣ける

楽しい

カワイイ

★おもしろいポイント
・ラストに疾走感・爽快感がある
・一途に恋するしんちゃんがときに健気でときにカッコイイ
・アクションシーンが凝っていておもしろい
・エンディング時の胸がキュッとする"せつなさ"

公開から20年以上経った今なお、異色な作品。
しんちゃんたちが寂れた無人の映画館で動き続ける映写機を見つけるという少しホラー感のある始まりから、映画の中の世界に入り込んでしまうという設定が他のクレしん映画にはないめずらしいものでした。

今回は下ネタ的なお笑い要素は少なく、物語として魅せる作品という印象。
とはいえ、しっかり合間にギャグを挟んでくれるのでしっかり笑えます。
ヒロインのつばきちゃんが井戸に向けて投げたバケツが、その中に隠れていたひろしの股間にダイレクトで「コチーン!」とぶつかるシーンなどは、劇場で声出して笑った覚えがあります笑

また、本作でしんちゃんが恋するヒロインが大人のお姉さんではない、という点も貴重。
しかもこのヒロインの"つばきちゃん"が本当に可愛い。
2025年現在、クレしんのグッズ売り場で未だにその顔を見るほどの人気っぷり。
私も、小学生の頃に映画館で彼女を観て好きになり、そして好きになってしまったからこそ、エンドロール中にホロリと涙を流しました・・・。

子どもの私に"せつなさ"という感情を初めて教えてくれたのはこの物語かもしれません。
そういった思い出補正込みにはなりますが、素晴らしい作品です。

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アホウドリ

4.0 哀愁あるね

2025年5月14日
iPhoneアプリから投稿

今回は友情。

しんちゃんの映画はいいよね。

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ボタもち

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