アラン・シルベストリ
米ニューヨークに生まれ、ニュージャージー州で育ち、ジャズギター奏者になることを夢見る。バークリー音楽大学で学んだ後、演奏家・アレンジャーとして研さんを積み、22歳でハリウッドにたどり着き、初めて手がけた映画音楽「ドーベルマン・ギャング」(72)で作曲家として注目を獲得。
TVシリーズ「白バイ野郎ジョン&パンチ」(78~83)の楽曲を聞いたロバート・ゼメキス監督の依頼で「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」(84)の音楽を制作する。以降、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(85)をはじめ「ロジャー・ラビット」(88)や「永遠に美しく…」(92)から「魔女がいっぱい」(20)に至るまで、35年・20作以上にわたるゼメキス作品の音楽を手がけ、中でも「フォレスト・ガンプ 一期一会」(94)はアカデミー作曲賞にノミネートされた。
「プレデター」(87)、「ボディガード」(92)、「リロ&スティッチ」(02)、「ナイト ミュージアム」シリーズ(06、09、14)、「アベンジャーズ」(12)、「レディ・プレイヤー1」(18)などの話題作をはじめ、手がけた映画音楽は100作を超える。映画「ポーラー・エクスプレス」(04)ではグレン・バラードと手がけた楽曲がアカデミー主題歌賞にノミネートされた。