「SHOGUN 将軍」と一緒に見たい、壮絶な戦いを描くスペクタクル映画5選

この記事では、そんな話題作と一緒に、ディズニープラスで楽しめる、壮絶な戦いを描くスペクタクル映画5選をご紹介。アカデミー作品賞に輝く名作から、スペクタクルの名匠ともいえる人気監督の映像美を堪能できる傑作、ディズニーアニメを実写化したあの作品など、どれもそのスケール感に圧倒される作品ばかりだ。

写真：Everett Collection／アフロ

メル・ギブソンが監督・製作・主演を務め、スコットランド独立のために戦った実在の英雄ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史スペクタクル。舞台は、残虐非道なイングランド王エドワード1世（パトリック・マクグーハン）の支配下にあった、13世紀のスコットランド。幼い頃に家族を皆殺しにされたウィリアム・ウォレス（ギブソン）は故郷に戻り、幼なじみ・ミューロン（キャサリン・マコーマック）と恋に落ち結婚するが、その愛する妻さえもイングランド兵に惨殺される。復讐を誓ったウォレスは、圧政に苦しむ人々とともに自由と祖国解放を求めて立ち上がる。

本作は、第68回アカデミー賞で作品賞・監督賞など5部門を受賞。ギブソンの監督作品は、その後「パッション」（2004）、「アポカリプト」（06）と、スペクタクル路線をひた走った。

「キング・アーサー」 (C)2024 Disney ディズニープラスで配信中

「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーが、イングランドに古くから伝わる物語「アーサー王と円卓の騎士」を、新解釈で映画化した。ローマ帝国の占領下のブリテン島で、ブリテン人の血を引くローマ軍司令官アーサー（クライブ・オーウェン）は、自身のルーツと立場の間で葛藤を覚え、やがて祖国のために立ちあがる。

ブラッカイマーらしいスペクタクル感満載の戦闘シーンは、一見の価値あり。また、メガホンをとったアントワン・フークア監督は、大ファンを公言する黒澤明監督の「七人の侍」に通ずる自己犠牲の精神を、登場人物たちに投影している。物語のカギを握る女性グウィネヴィアを、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでもおなじみのキーラ・ナイトレイが演じた。

「キングダム・オブ・ヘブン」 (C)2024 Disney and its related entities ディズニープラスで独占配信中

「グラディエーター」が第73回アカデミー作品賞に輝いたリドリー・スコット監督が、十字軍の時代のエルサレムに、イスラムとの平和共存を模索した王と騎士たちがいたという史実に基づき生み出したスペクタクル超大作。

舞台は、12世紀のフランス。妻子を亡くし、失意のなかにいた若き鍛冶屋バリアン（オーランド・ブルーム）の前に、父親である十字軍の騎士ゴッドフリー（リーアム・ニーソン）が現れる。キリスト教徒とイスラム教徒が奇跡的に共存している“天国の王国”エルサレムを守るため命を捧げる覚悟だったゴッドフリーの説得を受け入れ、バリアン自身も十字軍に参加する。スコット監督ならではの、圧倒的なスケール感、光と影が際立つ映像美の融合は必見だ。

「ムーラン」 (C)2024 Disney ディズニープラスで配信中

ディズニーが、愛する父の身代わりとなり、兵士として国の運命をかけた戦いに身を投じるヒロインを描いた長編アニメ「ムーラン（1998）」を実写化。厳しい訓練と努力を重ね、驚くべき戦闘能力を開花させていくヒロイン像をリアルに描くと同時に、皇帝の命を狙う敵の首領と魔女の暗躍、空を飛ぶ巨大な火の玉、弓矢の雨、戦場をのみこむ雪崩など、実写ならではのスペクタクルが味わえる。

主演に抜てきされたのは、リウ・イーフェイ。コン・リー、ドニー・イェン、ジェット・リーら、ハリウッドでも活躍するアジア圏のスター俳優が数多く共演し、アクロバティックなアクションも存分に堪能できる。ニュージーランド出身のニキ・カーロが監督を務めた。

人々の生活を脅かす謎の魔物に立ち向かう、13人の戦士の姿を描くスペクタクルアクション。「ジュラシック・パーク」の原作者として知られるベストセラー作家、マイケル・クライトンの「北人伝説」を、「ダイハード」のジョン・マクティアナン監督が映画化した。

舞台は、1000年前の北欧。人妻に横恋慕した罪で、大使として辺境の地を訪れることを命じられた詩人アハメッド（アントニオ・バンデラス）は、旅の途中で凶悪な異民族に命を狙われたところを、勇壮な船を操るバイキングたちに救われた。彼らの故郷が危機に瀕していると知ったアハメッドは、巫女のお告げで選ばれた戦士たちとともに、霧深い森に分け入り、そこで想像を絶する魔物と遭遇し、正義の剣を抜く。