ハロウィン映画ベスト21 第1位はやっぱり… 米バラエティが選出
2023年10月18日 11:00
米バラエティが、ハロウィンにちなんだ映画21作品をセレクトし、ランキング形式で発表した。
同サイトは、ショッキングな恐怖を味わいたい人にも、秋の雰囲気を楽しみたい人にも、この季節の気分を盛り上げてくれる最高の映画を選出。血なまぐさい戦慄のホラー映画から、子供と一緒に楽しめるファンタジー作品まで新旧の名作がラインナップされた。
米バラエティが選ぶハロウィン映画ベスト21は以下の通り。
「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞を受賞したギレルモ・デル・トロが企画・製作を手がけ、恐ろしい内容や挿絵のために全米で学校図書館に置くことに対する論争が巻き起こった児童書シリーズを映画化。「ジェーン・ドウの解剖」「トロール・ハンター」のアンドレ・ウーブレダル監督がメガホンをとった。
グリフィン・ダンが1998年に発表した本作は、魔女の力を受け継ぎ、その代償として彼女たちと恋に落ちた男性は必ず命を落としてしまう一族に生まれた姉妹の物語。ニコール・キッドマンとサンドラ・ブロックが出演。
人気者の女子に復しゅうするティーンエイジャーの姉妹を描いた、カナダのホラー映画。野生動物に襲われたことで、狼男のように変身してしまうようになった主人公が、麻薬密売人が催すハロウィンパーティで血濡れた惨劇をもくろむ。
ハロウィンの雰囲気に誘うキッチュなアニメーションのオープニングに始まり、仮装、カボチャ、恐怖がいっぱい。10代の若者たちが葬儀屋でハロウィンパーティを開き、降霊術によって超自然的な不気味さを呼び起こすと楽しいはずの夜が大混乱に陥る。
大都市ニューヨークを舞台に、カーペンター姉妹が、同シリーズでおなじみのゲイル・ウェザーズ(コートニー・コックス)とカービー・リード(ヘイデン・パネッティーア)と協力しながら、ゴーストフェイスの脅威に挑む。
テレビCMで人気を博し、テレビシリーズまで制作されたキャラクター、アーネスト・P・ウォーレルの長編ドラマ4作目。ハロウィンの夜に偶然放たれた邪悪なトロールから地元の子供たちを守ろうとする主人公を描いたキッズ・コメディ。
ダミアン・レオーネ監督が、25万ドルという低予算で製作したスラッシャー映画。容赦ないゴア描写でセンセーションを巻き起こし、1540万ドルの興行収入を記録。ピエロのアートは、10代の少女とその弟を、長く恐ろしいハロウィンの夜に殺そうとする。
チャーミングで、無邪気で、子供たちを怖がらせないゴーストと少女のロマンティックな物語。幽霊屋敷からポルターガイストを起こす住人たちを追い出すために雇われた心霊学者(ビル・プルマン)とその娘(クリスティーナ・リッチ)。たくさんの愉快な冒険と災難の後、ハロウィンパーティの夜に友好的な幽霊のキャスパーに隠された真実が明らかになる。
殺意に満ち勝手に動く手をもったティーンエイジャーの少年を主人公にした、血なまぐさく、ひねくれた90年代後半のカルト的名作。
ティム・バートン監督が、ジョニー・デップとクリスティーナ・リッチの共演でワシントン・アービングの著書「スリーピー・ホローの伝説」を映画化したゴシックホラー。警察官イカボッド(デップ)が、首なしホースマンとして知られる伝説の幻影による連続殺人事件を捜査する姿を描く。
リチャード・ケリー監督によるインディーズSFスリラー。夢遊病で家を飛び出したドニー・ダーコ(ジェイク・ギレンホール)は、ウサギの着ぐるみを着た恐ろしい人物に出会い、28日と6時間42分12秒後、つまりハロウィンの日に世界が終わると告げられる。
スティーブン・スピルバーグ監督作。ハロウィンの夜、エリオット(ヘンリー・トーマス)とその仲間たちは、地球にたったひとり取り残されてしまったE.T.が“家”に電話をかけるのを手伝うという大ミッションに挑む。
バイク事故に巻き込まれ、わが子を失った父親が、村に伝わる伝説の悪魔パンプキンヘッドを呼び起こし、息子の命を奪った若者たちに復しゅうしようとするが…。「ジュラシック・パーク」「ターミネーター」「エイリアン」など、数々の名作でキャラクターデザインや特殊効果を担当してきたスタン・ウィンストンがメガホンをとったクリーチャー映画。
ハロウィンとクリスマスをシームレスに融合させたストップモーション・ミュージカル・アニメーション。人々を怖がらせることに飽きてしまったハロウィンタウンのカボチャ大王ジャックは、偶然クリスマスタウンに出くわし、楽しい祝日を乗っ取ろうと計画を練る。原案・製作はティム・バートン。
マイケル・ドハティ監督作。毒入りキャンディから狼男まで、古典的な物語を取り上げる一方で、ドクロとカボチャのハイブリッド悪魔や新たな伝承も紹介。オスカー受賞者のアナ・パキンからブライアン・コックス、ディラン・ベイカーといったキャストがハロウィンの物語を盛り上げている。
セーラム魔女裁判の本拠地であるマサチューセッツ州セーラムを舞台に、現代のハロウィンの夜を描いたディズニー・コメディ。極悪非道な魔女3人組をベット・ミドラー、キャシー・ナジミー、サラ・ジェシカ・パーカーが演じている。
ジョン・カーペンター監督作。無口で覆面をかぶった殺人鬼マイケル・マイヤーズが、仮装してトリック・オア・トリートを楽しむ人をズタズタに切り裂いていく。若き日のジェイミー・リー・カーティスは“スクリーム・クイーン”の呼称を生み出し、マイケル・マイヤーズは今でもホラー界を代表する悪役の一人となった。
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文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
休暇をもらって天国から降りてきた亡き母と、母が残したレシピで定食屋を営む娘が過ごす3日間を描いたファンタジーストーリー。 亡くなって3年目になる日、ポクチャは天国から3日間の休暇を与えられ、ルール案内を担当する新人ガイドととも幽霊として地上に降りてくる。娘のチンジュはアメリカの大学で教授を務めており、そのことを母として誇らしく思っていたポクチャだったが、チンジュは教授を辞めて故郷の家に戻り、定食屋を営んでいた。それを知った母の戸惑いには気づかず、チンジュは親友のミジンとともに、ポクチャの残したレシピを再現していく。その懐かしい味とともに、チンジュの中で次第に母との思い出がよみがえっていく。 母ポクチャ役は韓国で「国民の母」とも呼ばれ親しまれるベテラン俳優のキム・ヘスク、娘チンジュ役はドラマ「海街チャチャチャ」「オーマイビーナス」などで人気のシン・ミナ。「7番房の奇跡」「ハナ 奇跡の46日間」などで知られるユ・ヨンアによる脚本で、「僕の特別な兄弟」のユク・サンヒョ監督がメガホンをとった。劇中に登場する家庭料理の数々も見どころ。
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