ロブ・ゾンビ

米マサチューセッツ州ヘーバリル出身。本名はロバート・カミングス。85年、ロックバンド「ホワイト・ゾンビ」を結成し、ミュージシャンとして活動を開始。92年、バンドはメジャーデビューを果たすが、98年にソロに転向する。自身の楽曲だけでなくオジー・オズボーンらの楽曲でもPVを監督し、MTVビデオ・ミュージック・アワーズを受賞するなど多彩な才能を発揮する。ホラー映画に造詣が深く、初映画監督作「マーダー・ライド・ショー」（03）をサイケデリックなホラー作品に仕上げ、独自の世界観で人気を博す。05年には続編「デビルズ・リジェクト　マーダー・ライド・ショー2」を発表。ロバート・ロドリゲス＆クエンティン・タランティーノの2本立て映画「グラインドハウス」（07）に収められたフェイク予告編「ナチ親衛隊の狼女」でもメガホンをとった。07年にはジョン・カーペンター監督の傑作スプラッター「ハロウィン」をリメイク、続編「ハロウィンII」（09）もヒットした。その後は「ロード・オブ・セイラム」（12）を監督する。すべての長編映画で自ら脚本も手がけているほか、02年に結婚した女優のシェリ・ムーン・ゾンビを出演させている。映画「マトリックス」（99）や「デアデビル」（03）などで彼の楽曲が使用されている。