「HiGH&LOW THE WORST X」34人のキャラクター、キャストを一挙紹介!
2022年9月10日 10:00
ドラマや映画などで展開する、人気バトルアクションシリーズ「HiGH&LOW」(通称ハイロー)と、不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」(原作:高橋ヒロシ氏 ※高は、はしごだかが正式表記)が、奇跡のクロスオーバーを果たした映画「HiGH&LOW THE WORST」(2019)。続編「HiGH&LOW THE WORST X」(読み方:「X」=クロス)が、9月9日に公開されました。
タイトルにある「X」という言葉の通り、新たなキャストが数多く加わり、さらにはシリーズ史上最多の高校が登場。この記事では、「HiGH&LOW THE WORST」シリーズを振り返りつつ、「全員が主人公」というコンセプト通り、34人の魅力的なキャラクターとキャストを一挙にご紹介します。
あわせて、川村壱馬さん(THE RAMPAGE)と三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)さんの2ショットインタビュー(https://eiga.com/news/20220907/15/)、中本悠太(NCT 127・YUTA)さんのインタビュー(https://eiga.com/news/20220908/10/)も、お楽しみください。
舞台は、「HiGH&LOW」シリーズの舞台・SWORD地区の“漆黒の凶悪高校”鬼邪(おや)高校。そこは定時制と全日制に別れ、定時制の番長・村山良樹(山田裕貴)が鬼邪高の頭を張っていた。鬼邪高の全日制に転入した花岡楓士雄(川村壱馬)は、いつか村山にタイマン勝負を挑むべく、各派が覇権を競い合う一大戦国時代を迎えていた全日制の天下をとる野望を抱いていた。
一方、SWORD地区から離れた、「クローズ」「WORST」の舞台・戸亜留市で恐れられる“殺しの軍団”鳳仙学園。そこでは、リーダーの上田佐智雄(志尊淳)を筆頭に、“過去最強”と名高い、新世代の鳳仙が勢力を強めていた。そんななか、鳳仙の生徒が鬼邪高を名乗る者たちから襲撃され、鬼邪高の生徒も鳳仙を名乗る者たちに襲われる事件が発生。一連の襲撃事件を契機に、互いに敵対心を抱いた鬼邪高と鳳仙は、夕暮れの河原で激突。そこへ、村山率いる定時制の面々が現れ、戦いの裏には、違法ドラッグ・レッドラムで金を得ていた、凶悪集団・牙斗螺(キドラ)の陰謀があったと告げられる。
幼なじみ・前川新太(矢野聖人)が、牙斗螺でレッドラムの流通に手を染めていることを知った楓士雄は、牙斗螺の根城である希望ヶ丘団地に単身乗り込もうとするが、そこに全日制メンバー、襲われた仲間の仇をとることを誓う鳳仙も加わり、連合軍を結成。さらに定時制メンバー、楓士雄の幼なじみのオロチ兄弟(中務裕太、小森隼)も駆けつけ、激闘の末、遂に連合軍は牙斗螺に勝利する。戦いを終えた村山は、新たな場所を求め、鬼邪高を卒業。そして楓士雄は、佐智雄ですら一目置くという最強の男・ラオウがいるという、戸亜留市にある“カラスの学校”鈴蘭男子高校に向かうのだった。
鬼邪校の頭をはる楓士雄は、数々の伝説を持つラオウ(三上ヘンリー大智)に会うため、鈴蘭男子高校を訪れる。その頃、えんじ色の学ランを着た“血の門”と呼ばれる瀬ノ門工業高校の頭・天下井公平(三山凌輝)は、最強の男・須嵜亮(中本悠太)の力を手に入れ、さらには“凶悪の武装集団”鎌坂高校(通称カマ高)と江罵羅商業高校(通称バラ商)を傘下に加え、三校連合を結成。鬼邪高の高城司(吉野北人)と轟洋介(前田公輝)は、連合の怪しい動きをいち早く察知するが、連合による“鬼邪高狩り”が突如始まる。急襲され、圧倒的不利な状況に立たされた楓士雄はやがて、三校連合との決戦に身を投じる。
「HiGH&LOW THE WORST X」に登場する高校は、全部で6つ。このパートでは、学校や派閥ごとに、キャラクターとキャストを紹介していきます。
▽1.“漆黒の凶悪高校”鬼邪高校
【派閥2 轟一派】
【派閥3 泰・清一派】
【派閥4 中・中一派】
【そのほか】
▽3.“凶悪の武装集団”鎌坂高校(通称カマ高)
▽4.江罵羅商業高校(通称バラ高)
▽5.“殺し屋軍団”鳳仙学園
▽6.“カラスの学校”鈴蘭男子高校
荒れ果てた街・SWORD地区に君臨する、筋金入りの不良高校。SWORDとは、もともと「HiGH&LOW」シリーズで描かれてきた、5つのグループの頭文字からなる言葉(山王連合会のS、White RascalsのW、鬼邪高校のO、RUDE BOYSのR、達磨一家のD)。つまり「HiGH&LOW THE WORST」シリーズは、その「O」を担う鬼邪高校にスポットが当てられている。
鬼邪高は、留年が当たり前で、卒業生の多くが“その筋”に就職する定時制と、18歳までの青年たちが通う全日制に分かれる。「HiGH&LOW THE WORST」では、全日制の実力No.1である轟洋介が、定時制の番長・村山良樹にタイマン勝負を挑むが惜敗し、負傷。トップ不在となった全日制は、各派閥が争う群雄割拠の時代に突入する。しかし、そこへ抜群の身体能力と、仲間を思う熱いハートを持った花岡楓士雄が転入してくる。さまざまな戦いを経て、楓士雄を中心に絆を深める鬼邪高メンバー。「X」では、各派閥は依然として存在しながらも、心をひとつにした鬼邪高メンバーが描かれる。
全日制3年・高城司のもとに集う少数精鋭グループ。司と楓士雄は、希望ヶ丘団地(通称・絶望団地)出身で、同じ中学で相棒として、喧嘩に明け暮れていた。鬼邪高進学後は、楓士雄が転校したことで、司は熱意を失っていたが、楓士雄とのタイマンを経て全てを振り切り、一派を結成。やがて、楓士雄が鬼邪高に再び転入してきたことをきっかけに、司一派は、楓士雄の全日制制覇を後押しするようになる。
「ようやく撮れるのかという気持ちでシンプルにとても嬉しかったです! 前作の撮影からは4年ほど経ちましたが、また“花岡楓士雄”という高橋ヒロシ先生が生んでくださったキャラクターを演じられる喜びを噛み締めながら、リスペクトと信念を持って臨ませていただきました!撮影を重ねる度に、前作を超えられるのかという不安が打ち消されていくほど、面白い作品が撮れたと自信を持っていますので是非皆さまご覧ください!!」
全日制の派閥抗争からは一線を画す、孤高の3人組。全日制の実力者・轟洋介、彼とかつて拳を交えた芝マンと辻は、固い絆で結ばれている。
スピードに秀でた西川泰志と、パワープレイを得意とする横山清史の泰・清(ヤスキヨ)コンビを中心とする一派。ともに希望ヶ丘団地出身で、楓士雄と司とは別の中学だったが、何かと因縁が深い。中学卒業後、それぞれ別の高校を仕切っていたが、さらなる高みを目指して、ふたりそろって鬼邪高に転入。当初は復学した楓士雄をライバル視していたが、さまざまな戦いを経て、現在は楓士雄を頭として認めている。口喧嘩ばかりしているが、いざというときのコンビネーションは抜群。
全日制で最大人数を誇るグループ。2年をまとめる中越大、1年をまとめる中岡昌平の頭文字をとって、“チュンチュン”一派と呼ばれる。中越は中学時代、楓士雄に喧嘩を挑んで惨敗した過去があり、それ以来ずっと慕ってきた。楓士雄の復学を知るやいなや、支持を表明。自らの派閥を維持しつつ、楓士雄を応援している。中越と中岡は、ともにヒップホップ好きで、ジャージを愛用している。
希望ヶ丘団地で育った、楓士雄の幼なじみ。父の死後、母とともに夜逃げ同然で姿を消した。母も亡くなった後は、借金を返済するため仕事に没頭。救いを求めてSWORD地区に舞い戻るも、あることから楓士雄に恨みを頂き、一時は執念深く付け狙っていた。全ての誤解が解けてからは、希望ヶ丘団地の仲間の紹介で板金工場に溶接工として就職し、真っ当な人生を歩むように。鬼邪高にも頻繁に遊びに訪れ、焼きそばなどの料理を振る舞う。
SWORD地区にある、エンジ色の学ランを着た、“血の門”と呼ばれる工業高校。砂防天久(通称サボテン)が仕切っていた頃は、さほど突出した存在ではなかったが、天下井公平と須嵜亮の編入により、状況が大きく変わる。彼らの目標は、SWORD地区の高校完全制圧。最大の敵である鬼邪高をつぶすため、金をちらつかせて鎌坂高校と江罵羅商業高校を傘下に入れ、三校連合を結成する。
(本作で映画初出演)
「まず、この作品のお話をいただいた時は純粋に嬉しかったです。当初から知っていた作品でしたし、男なら熱い気持ちをぶつけ合うことへの憧れがあると思いますけど、僕もそうだったので挑戦したいと思いました! 演技もアクションも初挑戦だったので不安もありましたが、いざ、撮影が始まると、共演した俳優さん達や監督が優しくアドバイスをして下さって、とても勉強になりましたし、何よりも楽しんで撮影に挑むことができました。ぜひたくさんの方に見てもらえると嬉しいです」
「今回、本作への出演が決まった時、正直ただ信じられないという状況でした。『HiGH&LOW』シリーズは大好きで拝見させて頂いていたのはもちろんなのですが、特に前作の『HiGH&LOW THE WORST』が大好きで映画館でものすごく興奮していたことを未だ鮮明に覚えています。次の新作はどんな作品なんだろう!? どんなキャストさんが出演されるんだろう!?とワクワクしていました。そんな風に、いちファンとして思っていた作品に、まさか今回、自分が出演させて頂けることになるなんて、本当に驚きを隠せませんでした。そして天下井公平という今作の鍵ともいえる役を頂け、幸せと共にとてもプレッシャーを感じました。役としてもかなり役作りのイメージが必要な役で、日ごろから常に顔つきを意識したり、色々と取り組みましたが、天下井としっかり向き合って愛する事ができ、監督達と共に話し合い、最後まで駆け抜ける事が出来ました。今までに演じた事のない役柄ですし、とても素晴らしい作品になっています。是非たくさんの方に見て頂きたいです!」
瀬ノ門3年。天下井と須嵜が編入してくるまで校内を仕切っていたが、頭から陥落したあともふたりに取り入り、No.3の地位を確保する。SWORD地区内で顔が広く、三校連合の計画を立てた。
演:比嘉涼樹(DEEP SQUAD)
カーキ色の学ランが異彩を放つ、SWORD地区のマンモス不良校。頭・氷室零二をはじめ、手段を選ばない戦い方を得意とする。数にものを言わせ、三校連合には多くの“兵力”を動員する。
「“氷室零二”役の藤原樹です。今回話を頂いた時は素直に嬉しかったです。HiGH&LOWシリーズに出演する事は一つの目標でもあり、憧れでした。先輩やRAMPAGEのメンバーが出演している作品を見ながら、自分ならどんな役柄になるのだろうと考えていました。撮影では普段一緒に活動しているメンバーとの戦闘シーンもあり、それがとても新鮮で不思議な感覚でしたが、HiGH&LOWならではの熱いシーンになったと感じています! パワーアップした『HiGH&LOW THE WORST X』皆さん是非楽しみにしていてください!」
カマ高3年。非暴力平和主義を貫いた偉人とは裏腹に、狂犬のように、どんな相手にも真っ先に飛びかかっていく。長身で長髪。1年時に氷室に敗れて以来、No.2として行動をともにする。
(ドラマ「仮面ライダーセイバー」「吉祥寺ルーザーズ」)
風見仁(通称・風神)と、上成正人(通称・雷神)という2大番長と、常に冷静な策士・鮫岡章治(通称サメ)の“武闘の三大神”を擁する、不良の名門校。チェックのズボンが目印。轟一派を執拗に付け狙っている。
「この度、三校連合/江罵羅商業高校“鮫岡章治”役を務めさせて頂いた長谷川慎です。HiGH&LOW PROJECTがSTARTした時からずっと参加してみたいと思っていたので今回参加する事ができて本当に嬉しいです! 鮫岡の特徴はヘアスタイルです。名前に付いている“鮫”のように鮫の鱗のようなイメージで編み込みをして頂きました! 性格はかなり静かで物事を俯瞰で見て、冷静に判断し進めることのできる賢い人間です。三校連合が『HiGH&LOW THE WORST X』に新しい刺激を与えているので、公開を楽しみにしていて下さい!!」
バラ高3年。勉強はからきしだが、真っ直ぐな心を持ち、後輩からの人望も厚い。
「THE RAMPAGE陣です! 『HiGH&LOW THE WORST X』にて“風神(風見仁)”役を務めさせていただくことになりました! 昨年、自分として初めてお芝居というものにチャレンジさせていただき、“ダンス以外での表現”というものに惹かれて、色々な事にチャレンジしてみたいという気持ちが強くなっていたので、こうして素晴らしい作品に出演させていただけて、この上ない喜びを感じております。自分なりに真っ直ぐ“風神”という役と向き合い、挑みました。是非、劇場に足を運んで頂けると嬉しいです!」
バラ高3年。名字を「カミナリ」と読まれたことから、雷神と呼ばれるようになる。竹を割ったような性格。風神とのコンビ攻撃は最強。
戸亜留市にある超名門不良高校。トレードマークは灰色の学ランで、幹部以外は全員がスキンヘッド。不動のトップ・上田佐智雄を頂点に、それぞれの頭文字から“小沢仁志”と呼ばれる“鳳仙四天王”が君臨している。一糸乱れぬ統率力が強み。かつて、ある行き違いから、鬼邪高と激突。その後は緊張を保ちつつ、互いを認め合っている。
佐智雄の中学時代からの同級生。坊主頭で無骨な性格。負け知らずだったが、佐智雄に初めて敗北して以来、親友となった。
鳳仙の実力No.2。情に厚く、かつて佐智雄とトップの座を争ったが、現在は信頼関係で結ばれている。
鳳仙きっての武闘派。抗争では、先陣切って敵に突っ込む特攻隊長。
“鳳仙四天王”を支える幹部。情報通。
鳳仙2年。サバカンと組んで、2年を仕切っている。レスリング経験者で、次世代の鳳仙を担うホープとして期待されている。
(ドラマ「恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール」、舞台「ホームレッスン」)
戸亜留市にある、鳳仙さえ事を構えたがらない、究極のハグレ者集団。頭は存在せず、校内では常にいくつかの派閥が衝突を繰り返している。
鈴蘭3年。数々の伝説を持ち、“鈴蘭最強”と噂される男。巨漢で、桁外れのパワーと身体能力を持ち、少数精鋭のラオウ一派を率いている。鳳仙の頭・佐智雄が一目置く存在。鬼邪高の楓士雄はラオウとの腕比べのため、鈴蘭を訪れる。
(プロの格闘家、本作で初演技)
鈴蘭3年。何度やられてもゾンビのように立ち上がるタフな男。鈴蘭入学初日、いきなりラオウに喧嘩を仕掛け、敗北した。以後、ラオウ一派の特攻隊長を務めている。
鈴蘭3年。頭脳明晰で冷静沈着な、不動のNo.2。ラオウとは中学時代からの親友で、彼が心を開く数少ない存在。
(NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」、ドラマ「テッパチ!」)
鈴蘭3年。高い身体能力を持ち、孤独を愛する一匹狼タイプ。いつもガムを噛んでいる。中学時代にラオウにタイマンを仕掛け敗北し、鈴蘭で再会後は、自然に行動をともにするように。“ラオウ一派最強の用心棒”と呼ばれている。
(ドラマ「美しい彼」「ばかやろうのキス」)
鈴蘭2年。ラオウ、マーシーと同じ中学の後輩に当たる。トレードマークは黒いマスク。密偵行為が得意で、敵の縄張り深く潜り込み、情報を収集する。
(ドラマ「マネキン・ナイト・フィーバー」「もしも、イケメンだけの高校があったら」)
鈴蘭2年。孫六が中学時代からかわいがっている後輩で、ラオウの付き人を任されている。スピードに秀でたカムイに対して、パワーが持ち味。カムイと瀬田のふたりは、2年では頭ひとつ抜けた存在として注目される。
演:櫻井祐樹
(「彼とオオカミちゃんには騙されない」)
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(「彼女が好きなのは」、ドラマ「サヨウナラのその前に」)
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