小説の神様 君としか描けない物語
劇場公開日:2020年10月2日
解説
相沢沙呼による小説「小説の神様」を、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)と橋本環奈のダブル主演で映画化。中学生で作家デビューしたものの、発表した作品を酷評され売上も伸びないナイーブな高校生作家・千谷一也。一方、同じクラスの人気者であるドSな性格の小余綾詩凪は、高校生作家としてヒット作を連発していた。性格もクラスでの立ち位置も作家としての注目度も正反対の彼らだったが、編集者に勧められ、小説を共作してベストセラーを目指すことに。反発しあいながらも物語を一緒に生み出していくうちに、一也は詩凪が抱える意外な秘密を知る。監督は「HiGH&LOW」シリーズの久保茂昭。
2020年製作/106分/G/日本
配給:HIGH BROW CINEMA
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橋本環奈が出ているから観た。
残念だった。橋本環奈の必要性があったのか?
広瀬すずではダメだったか?浜辺美波では?長野芽衣だったら?
多分、同じような作品が出来ていた気がする。
作品が薄っぺらい気がするのは何故?
無駄なシーンが多すぎ。
実話でももう少し、深く描くと思います。
橋本環奈ファンのための映画かな?
残念でした。
2023年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
■中学生で作家デビューするも、作品はSNSで酷評され、自分を見失った売れない高校生小説家・千谷一也(佐藤大樹)。
一方、同じクラスの人気者で、ヒット作を連発する高校生小説家・小余綾詩凪(橋本環奈)。
だが、小余綾詩凪も千谷と同じように、小説が書けない心理状況に追い込まれていた・・。
◆感想
1.大いなる才能を持ちながら大家になれなかった小説家の本を十数年前から少しづつ読んでいる。
・阿部昭
・小沼丹
・野呂暢揚
・・・
高校時代から愛読している、一時期は時代の寵児と言われた赤江瀑の小説集も最近、読み返している。
で、思う事は作家の無から有成るモノを産み出す大変さである。
2.今作でも、中学生で作家デビューするも、SNSで酷評される高校生小説家及び天才小説家が同じ悩みで苦悶する姿が描かれる。
ー この映画サイトでは、最近はめっきり減ったが、(とても良い事である。)何ら理由なく映画を酷評するレビューが以前は多数あった。
私は、レビューを挙げる際には、良かった点、気になった点をなるべく分かり易く文章にするように心掛けているが、それは映画製作者の方々への最低限の礼節であると思っている。-
3.今作では、そのような苦悩の中、作品を生み出す高校生男女千谷一也(佐藤大樹)と小余綾詩凪
(橋本環奈)の姿が多少大仰ではあるが、自然に描かれている。
■白眉のシーン
・千谷一也が小説家であった父(片岡愛之助)の姿を幼き時に観ていて、長じてから母(和久井映見)に”大変だったでしょう・・”と問いかけた時の父と母の言葉が素晴しい。
”もし、小説を読んで涙を流しても、将来に繋がる・・。”
”お父さんの小説は、私に勇気をくれる・・。”
<今作は気になっていたのだが、アイドル映画かな、と思って鑑賞を見送った作品であるが(フライヤーは持っていた。)、アイドル作品だから・・などと言うツマラナイ理由で、映画鑑賞を見送っては駄目だな・・、と大いに反省した作品である。
小説が好きな人であれば必見の、丁寧に製作された作品であろうと私は思う。>
2022年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
2020年。監督:久保茂昭。原作は相沢沙呼の小説です。
高校生作家の千谷一也(佐藤大樹)と、
売れっ子高校生作家の少余綾詩凪(橋本環奈)。
中学生でベストセラーを出した後、極度のスランプに陥っている千谷一也と、
彼に何かとモーションをかける詩凪。
実は詩凪も創作に行き詰まっていて、悩みに悩んでいるのだった。
若い男の子と女の子のよくあるバカらしい恋愛映画かと見始めたら、
実は「生きるか死ぬか、それが問題だ!」
シェイクスピアみたいな真面目でストイックなお話だったんですよ。
「書けない私は生きている意味が無い」
的に、2人とも思い詰めてます。
なんか身につまされました。
良いもの書きたい、だけど書けない・・・
他人事ではなく迫ってきたんですよ。
橋本環奈のキャラが、お姫様キャラと言うより俺様キャラ!(ドS、と言うのかぁ)
我が儘いっぱいでそれが全部通っちゃう・・・みたいな・・羨ましいなぁ・・・
詩凪はとスイスイプロットが浮かぶのかと思って観てたら、彼女も実は書けなくなってるんですね。
作家であること、作家であり続けること・・・とても困難なことなんですね。
原作者の本音かも知れません。
そして詩凪は解決策を思いつくのです。
なるほどネー!
そういう手があったか?
一途に創作に打ち込む若い高校生・・・そんなストーリーは今どき珍しく、
橋本環奈の好演と佐藤大樹の普通っぽさで、私目、結構ラブストーリーではないのに、
胸にキュンときましたよ。
多少なりとも書くことに関わっている人には、共感出来る映画だと思います。
#橋本環奈 ドSな部分もあればセンチなところもある
青春で男女が出れば、恋愛ものかと思ってみたら、
純粋に文学に青春をかける物語でした^_^
手を繋ぐシーンもキスシーンも壁ドンもない。
二人で小説を作り出していく。ある意味、二人が一つになるのが共作している小説なのだ。
全体を通して内容はライトです。
よく言えばあっさり観れる映画です。
僕は嫌いじゃないです。
あと、劇中にもあったように
映画や小説、芸術作品、人が丹精込めて作った作品、仕事に対して、自由な意見、批評する事は良いが、誹謗中傷は許されないよな。
批評と誹謗中傷は違う。(もちろん、社会を間違った方向に持っていく作品には厳しい意見は必要だ。しかし、暴言は使わない。)
芸術が好きだからこそ、芸術を愉しむ側のモラルや品格も大事だと思う。それがクリエイターへのリスペクトだ。プロやアマ、売れてるかどうか関係ない。
全てのクリエイターにリスペクト。
その中からまた、人の心を潤す作品が生まれる。
以上