「トイ・ストーリー4」フォーキー役声優は誰？　日本語吹替版ゲスト声優を一挙紹介！

2022年6月24日 21:20

ディズニー／ピクサーによる人気シリーズの完結編「トイ・ストーリー4」。6月24日午後9時から、日本テレビ系「金曜ロードショー」で地上波初放送されます。

日本語吹き替え版では、声優としてウッディ役の唐沢寿明さん、バズ役の所ジョージさんらおなじみの面々が続投。一方で注目は、フォーキーらを演じたゲスト声優についてです。

劇場公開当時、「フォーキーの声って誰？」などと話題に。この記事では、特にゲスト声優を務めた竜星涼さん、新木優子さん、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の松尾駿さん＆長田庄平さんら声優陣と、キャラクターをご紹介していきます。

■作品情報
「トイ・ストーリー4」（2019年／100分／ジョシュ・クーリー監督）

数々のピクサー作品でストーリーボードアーティストを担当し、「インサイド・ヘッド」では脚本にも参加したジョシュ・クーリーが長編初監督を務めた、シリーズ第4作。第92回アカデミー賞では、前作「トイ・ストーリー3」に続き長編アニメーション賞を受賞しています。

■あらすじ
　新しい持ち主であるボニーとともに遊ぶ日々を過ごすウッディやバズたち。しかし、遊びの中心にいたウッディはクローゼットにしまわれたままの日々を過ごしていた。幼稚園で行った工作で、先割れスプーンやモールを材料としたおもちゃの「フォーキー」を作ったボニー。いまでは、フォーキーが一番のお気に入りのおもちゃとなっていた。

しかし、自分をゴミだと思いゴミ箱に飛び込んでしまうフォーキー。何とかフォーキーを止めようとするウッディだったが、旅行中、車からフォーキーが飛び出してしまう。何とかフォーキーを連れ戻すために、自身も車から飛び出したウッディは、道中にあったアンティークショップで、かつての仲間ボー・ピープのランプを発見する。一方、なかなか戻ってこないウッディとフォーキーを心配したバズたちも、ふたりの捜索に乗り出すが……。

■新キャラクター、日本語吹き替え版声優
▽フォーキー（竜星涼）

ボニーが幼稚園の工作で作ったおもちゃ。プラスチックの先割れスプーンに、赤いモールで作った手がつけられています。ボニーのお気に入りのおもちゃであるにも関わらず、自分自身のことをごみだと思い込み、ウッディが目を離したすきに「僕はおもちゃじゃない！」と逃げ出してしまいます。

声を担当したのは、本作で声優初挑戦を果たした竜星涼さん。特撮ドラマ「獣電戦隊キョウリュウジャー」（13～14）の主人公に抜てきされたあと、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」、映画「22年目の告白　私が殺人犯です」（ともに17）、ドラマ「アンナチュラル」（18）、「テセウスの船」（20）などの話題作に次々と出演。「ぐらんぶる」「リスタートはただいまのあとで」（ともに20）では主演を務めています。

参加が決まった際のコメントでは、「本当に光栄だと思ったのですが、僕で大丈夫なのかなと思いましたし、とにかく本当にびっくりしました。僕自身が『トイ・ストーリー』と育ってきた世代なので信じられないですが、本当に嬉しかったです」と歓喜。シリーズ史上初の“手作りおもちゃ”という設定のフォーキーについて、「僕みたいな新しい人間がシリーズに入っていくっていう上では、ぴったりなのかなって思いました！」と愛着を語っていました。

2019年7月24日に行われた大ヒット記念舞台挨拶で、公開初日に本作を見に行ったと明かしていた竜星さん。「隣に座っていた女性がエンドロールの時に『竜星涼がフォーキー？　嘘でしょ？』とずっと言っていて。それだけフォーキーとして溶けこんでいられたのかなと思えた」と満足気に語り、アフレコを振り返りました。

「監督さんに『フォーキーは愛されなきゃいけない』と言われて、憎めない愛嬌のあるキャラクターをどう声で表現するのか、ということが難しかった。『ボボボボボ』っていう擬音も多くて、『どういうことなんだ？』って思いながら（笑）。できたてのおもちゃなので、生まれたての子どものような感じで、声を高音にして探っていきました。2～3歳のイメージでやっても、疲れてくると26歳の僕が出てきちゃうので、『いま大人になってますよ！』って言われて大変でした」

なかでも苦労したのは、フォーキーがウッディに言う「抱っこして」というセリフ。「そこで唐沢さんのウッディと共演できたので、キャラクターがつかめました。『甘えた感じで』と言われて、何回もやりました。珠玉の『抱っこして』に注目してください」とアピールしていました。

＞＞唐沢寿明、バズの成長にしみじみ　竜星涼はフォーキーの甘えるセリフ「抱っこして」に大苦戦！

＞＞インタビュー：唐沢寿明「声優はウッディだけ」　初登場“フォーキー”を演じる竜星涼との関係性は？

▽ギャビー・ギャビー（新木優子）

ウッディとフォーキーが迷い込んだアンティークショップで出会う、女の子の人形。ウッディと同じように「おもちゃにとって大切なことは子どものそばにいること」という強い信念を持っていますが、声の故障が原因で、一度も子どもに愛されたことがなく、「いつかは……」と願っています。

演じた新木優子さんはモデルや女優として活躍し、「風のたより」（15）で映画初主演、「ラブラブエイリアン」（16）で連続ドラマ初主演。ドラマ「コード・ブルー　ドクターヘリ緊急救命 3rd season」（17）、「トドメの接吻」（18）などで注目され、映画「あのコの、トリコ。」「悪と仮面のルール」（ともに18）などで次々とヒロイン役に抜てきされました。その後もドラマ「SUITS／スーツ」シリーズ（18、20）、「ボクの殺意が恋をした」（21）など出演を重ね、現在は映画「バスカヴィル家の犬　シャーロック劇場版」が公開中です。

新木さんは本作への参加を知ったとき、「小さいころから大好きな作品。そのなかに自分の声が入り、キャラクターとして物語のなかで生きることができるというワクワク感が止まらなかったです」と大喜び。さらに、「私自身も、老若男女から愛される存在になりたいとずっと思っているので、すごくギャビー・ギャビーと近いものがあると思いました」と、キャラクターへの共感を語っていました。

▽ダッキー＆バニー（「チョコレートプラネット」松尾駿＆長田庄平）

黄色で“ふわふわ”のアヒルのぬいぐるみ（ダッキー）と、鮮やかな青と緑の“もふもふ”の毛並みを持つうさぎのぬいぐるみ（バニー）のコンビ。ウッディが訪れる移動遊園地の射的の景品で、ずっと的を当ててもらえず取り残されており、いつか子どもに持ち帰ってもらうことを夢見ています。

かわいい見た目とは裏腹に、毒舌とユーモアに溢れた、お笑いコンビのような掛け合いを見せるダッキー＆バニーの声を務めたのは、「チョコレートプラネット」の松尾駿さん＆長田庄平さん。「吉本興業」の養成所であるNSC東京校で出会い、06年にコンビ結成。15年に「NHK新人お笑い大賞」を受賞し、「キングオブコント」決勝にも3度（08、14、18）進出しています。ものまねやTT兄弟などのキャラクターなどが人気を集め、バラエティ番組で引っ張りだこになり、YouTube「チョコレートプラネットチャンネル」も話題に。同期の「シソンヌ」とのユニット「チョコンヌ」としても活動しています。

ふたりは、声優合格をサプライズで知ったそうで、「よっしゃー！　今までで決まった仕事の中で一番嬉しい！　本当に嬉Tですね！」と、「TT兄弟」ネタにかけてコメント。松尾さんは「『TT兄弟』というネタをしている僕たちが、Tから始まる『トイ・ストーリー』に参加するなんて！　最高に嬉しかったです」といい、長田さんは唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子ら声優陣にも「T」があることから、「これまでは兄弟でしたが、TTファミリーになるね！　TTファミリーやりたい！」と、喜びを爆発させていました。

＞＞唐沢寿明＆戸田恵子、20年以上続く「トイ・ストーリー」の様々な“成長”を語る

■日本語吹き替え版声優一覧

・ウッディ（唐沢寿明）
・バズ・ライトイヤー（所ジョージ）
・ボー・ピープ（戸田恵子）
・フォーキー（竜星涼）
・ギャビー・ギャビー（新木優子）
・ダッキー（松尾駿）
・バニー（長田庄平）
・デューク・カブーン（森川智之）
・ギグル・マクディンプルズ（竹内順子）
・ジェシー（日下由美）
・レックス（三ツ矢雄二）
・ハム（咲野俊介）
・スリンキー（辻親八）
・ミスター・ポテトヘッド（辻萬長）
・ミセス・ポテトヘッド（松金よね子）
・ボニー（中村優月）

■「金曜ロードショー」今後の放送ラインナップ
・7月1日　「時をかける少女（2006）」（本編ノーカット）
・7月8日　「竜とそばかすの姫」（地上波初放送、本編ノーカット）
・7月22日　「ジュラシック・ワールド」（本編ノーカット）
・7月29日　「ジュラシック・ワールド　炎の王国」（本編ノーカット）
・8月5日　「モンスターズ・インク」（本編ノーカット）