ジュラシック・ワールド 炎の王国

劇場公開日:

ジュラシック・ワールド 炎の王国

解説

シリーズ14年ぶりの新作として2015年に公開され、記録的な大ヒットとなった「ジュラシック・ワールド」の続編。前作でハイブリッド恐竜のインドミナス・レックスとT-REXが激闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有したイスラ・ヌブラル島に、火山の大噴火の兆候が表れ、恐竜たちの生死を自然に委ねるか、あるいは危険を冒してでも救い出すか、人間たちは判断を迫られていた。そんな中、恐竜行動学のエキスパートのオーウェンはテーマパークの運営責任者だったクレアとともに、恐竜たちを救うべく行動を開始するが、その矢先に島の火山で大噴火が発生する。恐竜と心を通わせるオーウェンを演じるクリス・プラット、クレア役のブラウス・ダラス・ハワードらメインキャストが続投。監督は前作のコリン・トレボロウに代わり、「永遠のこどもたち」「インポッシブル」などで注目されたスペインの出身のJ・A・バヨナが新たに務める。

2018年製作/128分/G/アメリカ
原題:Jurassic World: Fallen Kingdom
配給:東宝東和
劇場公開日:2018年7月13日

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映画レビュー

3.5決して一筋縄ではいかないバヨナ監督らしさが炸裂

2018年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

『ジュラシック』シリーズは、人類の変わらぬ恐竜愛を純粋に発露させる娯楽作だと、そう思っていた。だが、本作『炎の王国』ではその奥底に隠されたダークな本性が抑えきれずに溢れ出し、ホラー、サスペンスの要素すら感じられる異色作となった。

何よりも、これまで広大なパーク、あるいはワールド内の物語だったものが、ゴシック様式のお屋敷のお話へと様変わりしてしまうところが、AJ・バヨナらしいところ。この監督は登場人物の心理とお屋敷の構造がリンクすることが多いのだが、今回もまたバヨナの『永遠の子供たち』よろしく、深層心理からジワジワと未知なるものがせり上がってくるかのように、映画は未曾有の恐怖へと飲み込まれていく。この特異な作家性を楽しめるか否かが賛否や満足度を分けるポイントとなることだろう。3部作の中間部分らしく、しっちゃかめっちゃか掻き乱す意味ではバヨナらしい変化球が存分に楽しめる一作になったかと思う。

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牛津厚信

4.5シリーズの大きな飛躍

2018年7月22日
Androidアプリから投稿

興奮

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 56件)
村山章

3.5火山のもとで‼️

2023年9月18日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

単純

今作は前半は火山が大噴火するイスラヌブラル島からの恐竜の救出ミッション、後半は恐竜の売買に絡む陰謀に主人公たちが挑む‼️もちろん両方で恐竜に襲われながらですが‼️前半は恐竜に襲われながら恐竜を救出するという大変な任務に火山噴火のパニックが重なり、なかなか見ごたえがありました‼️取り残された恐竜たちの姿にウルウル・・・後半は恐竜の売買に人間のクローン問題まで絡み、最終的に全ての恐竜たちが逃げ出してしまい、これからは共生共存していこう‼️そんなバカな‼️普通に街中を歩いていると道端で人が恐竜に喰われている日常‼️そんなのヤダーッ‼️クローン問題も中途半端だし、もうホント物語的に破綻してますよね‼️前作で初登場したモササウルスもゲートが開いていざ大海原へ‼️期待を抱かせといて以降全く出番ナシ‼️前作がティラノのハイブリットだったから、今回はラプトルのハイブリットでいいだろ‼️みたいな安易な発想‼️前作はティラノがやっつけてくれたから、今回はラプトルのブルーに任せよう‼️君たちはただ逃げ回っていればイイよ‼️少しは怒れよ、クリス・プラット‼️

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共感した! 15件)
活動写真愛好家

3.0文句なしの面白さ!

2023年7月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

2023年5月4日
WOWOWのシリーズ一挙放送にて。

恐竜をペットとして保有したいという金持ち向けの恐竜オークションが開かれる。
そこで戦闘能力の高い改良種が展示されていたことで騒動が大きくなる。

そもそも、恐竜はクローンとして試験管で産み出されたのだし、ロックウッド邸の地下でも恐竜の品種改良が行われていたのだとすると、わざわざ島から危険をおかして正獣を運んでくる必要はなかった気がするが、捕獲した恐竜だからこそ高く売れるのかもしれない。

いよいよ本作で「ワールド3部作」のテーマである恐竜の軍事利用計画が形を見せてきた。
そして、衝撃的なクローン少女の登場。
次作(最終章)でこれらが発展、回収されるのだが、本作ではまだ軽く触れるに止めた感じだ。

****以下、公開時のレビュー****
このシリーズは期待を裏切らない。

島の火山が活性化して避難しなければならないなか、恐竜で一儲けを企むバカ野郎が恐竜を持ち帰る。
金持ちの道楽に、ペットとして恐竜を売りつけるだけでなはい。かなりヤバイ研究をしていて、恐竜に付加価値を持たせようとしている。

シリーズ5作目だが、新三部作の2作目ということなのだろう。
「ロスト・ワールド〜ジュラシック・パーク」がそうだったように、本作も恐竜がアメリカ本土に上陸する。
だが、今回上陸するのは1頭や2頭ではない。
しかも、ロックウッド本邸のインドアで大暴れを繰り広げるという展開。
人類にとって驚異となったクローン恐竜は、自然の摂理を無視した人類の横暴の犠牲という位置付けであり、一作目からその基本路線は変わらない。

また、恐竜に追われる子供がシリーズの必須アイテムだが、今回はロックウッドの孫娘が登場。
この孫娘の秘密が極めて重いのだが、ずいぶんあっさりと受け入れられていて、映画自体はあくまで軽い。
隠れた子供に迫り来る恐竜を影で見せるようなスピルバーグの映画的文法が踏襲されていて、全体的には良質のアトラクション映画だった。

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kazz