ジュラシック・パークIII
劇場公開日 2001年8月4日
解説
スピルバーグは製作総指揮のみ担当の第3作。特殊効果のマイケル・ランティエリ、ライブ・アクション・ダイナソーのスタン・ウィンストンは前2作と同じ。編集はジョンストン監督と「ジュマンジ」「遠い空の~」で組んだシェリー・ジョンソンが務める。前作から4年。パラセイリング中に、今も恐竜たちが生息するあの島に不時着した12歳の少年エリックを救助するため、第1作の恐竜博士、グラントらの捜索隊が島に向かう。
2001年製作/92分/アメリカ
原題:Jurassic Park III
配給:UIP
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2022年5月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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恐竜パニック映画『ジュラシック・パーク』シリーズの第3作。
『1』の主人公であるアラン・グラント博士が再び登場。研究費用捻出の為、とある大富豪のツアーガイドを引き受けることになったグラント博士だったが、彼らに誘拐される形で、無理やりイスラ・ソルナ島へと連れて来られてしまう…。
『1』『ロスト・ワールド』で監督を務めたスティーヴン・スピルバーグは、本作では監督を降板し製作総指揮を担当している。
実は今回が初観賞である『Ⅲ』。
あまり評判が芳しくなかったので、さほど期待せずに観賞してみたのだが、結論から言えば結構楽しかったっ!😆
そりゃあ大傑作の『1』とは比べ物にならないけど、二つの映画を無理矢理くっつけたような出来だった『ロスト・ワールド』よりは、断然良い作品だと感じました。
まず本作はランタイムがちょうど良い!
『1』と『ロスワー』がどちらも120分以上の長尺だったのに比べ、本作のランタイムは90分程。
このコンパクトなランタイムは本作の背丈にピッタリと合っており、最後までダレる事なく、一定以上の緊張感を維持したまま走り抜けてくれた。
ランタイムが短いこともあり、スピード感はシリーズ随一!💨
本作の目玉でもある、新恐竜スピノサウルスvsティラノサウルスのガチンコバトルを、出し惜しみする事なく序盤から見せてくれたのは好印象。
その後もテンポ良く映画が展開していくので、退屈している暇がなかった。
パニック映画として、このくらいのテンポ感&スピード感は理想的だと思う。
恐竜たちの怖さも、本作はかなり真に迫っていた。
やはり今回の見所はスピノサウルスでしょう!!
ティラノサウルスを即殺してしまうほどの戦闘能力を有している上、水中を移動することも出来るという間違いなくシリーズ最強のモンスター!🦖
無線電話を飲み込んでしまった為、近づいてくると♩♪♫〜♪♫と音がする。
まんま『ピーターパン』のチクタクワニのオマージュなんだけど、やっぱりこの設定は秀逸。
まずは音によって恐怖感を煽りっておいて、いざ振り向いてみるとそこには…😱という古典的ながら最強のホラーフォーマットを、本作は上手く扱いこなしていたと思う。
スピノサウルス以上に怖かったのは、こちらも初登場となる(モブとしては過去作にも登場していたけど)翼竜プテラノドン🐤🪺
プテラノドンの顔ってめちゃくちゃ怖くないですか!?
何考えているかわからないし、なんかヌルッとしているし、めっちゃデカいし、飛ぶし…。
ひ〜〜〜っ!!何から何までキモい!怖い!!
霧の中からプテラノドンがのっしのっしと現れてきたら、自分だったら気絶しちゃう。
とにかく、本作はこのプテラノドンのキモ怖さが全開になっており、非常にハラハラドキドキすることが出来ました。
ジョン・ウィリアムズ先生のテーマソングのおかげでなんか壮大な感じになっていたクライマックスシーンだけど、冷静に考えるとプテラノドンが外の世界へと飛び立っていったのって無茶苦茶ホラーじゃないっすか!?
『鳥』ならぬ『プテラノドン』という映画が一本作れそうである。
パニック映画としてはとてもとても楽しめました♪
…が、人間サイドのパーティーメンバーにイライラが募る…💢
スピルバーグ映画で必ずと言って良いほど描かれる「家族愛」。
今回もバッチリ描かれており、それを主軸として物語は展開してゆく。
いやいや、ちょっと待て。自分の子供可愛さに何人の人間を巻き込んだんだこのクソモンスター・ペアレントはっ!?
何から何まで自業自得な上に、ギャーギャーと大声をあげまくるし、誘拐してまで連れてきたグラント博士の言うことを一切聞かんし、マジでなんなんだこの夫婦!?
特にオカン!このオカンはアカン!
美人だということ以外、何一つとして好感が持てなかった😅
早く喰われないかなこのアマ…、と思っていたら最後まで生き残りやがった!SHIT!!
脚本もどうなんだこれ?
大前提として、プロのハンターの一軍が壊滅してしまうほどにやばい島であるイスラ・ソルナ島を、子供一人だけで2ヶ月間も生き延びられるのか?
子供が生き延びられる程度のヤバさなんだったら、『ロスト・ワールド』での阿鼻叫喚はなんだったのか。
最後に海兵隊が助けに来るというのも…。
じゃあ最初から子供を救出する為に出動してくれよ!!
そもそも、『ジュラシック・パーク』って『1』で完結している物語である。
その後の物語を描いても蛇足になるだけだし、どうしてもマンネリ感が出てしまう。
この『Ⅲ』も、確かに恐竜パニック映画としては楽しめるのだが、お話の焼き直し感は半端ないし、無理矢理に付け足された人間ドラマパートは茶番にしか思えない。
『1』では大いに驚かされたCGIやアニマトロニクスも、『Ⅲ』にもなると新鮮味は失われてしまう。
というか、今回あんまりCGの出来が良くなかったような気がする…。
ボックスオフィスを見てみると、本作は9,300万ドルの予算に対して3億6,000万ドル以上を稼ぎ出している。
今回も大ヒットしているのは間違いないが、この作品で『ジュラシック・パーク』シリーズは一旦休眠状態に入る。
やはり製作陣も、このままシリーズを続けていくことに限界を感じていたのだろう。
個人的には今回も楽しめたが、まぁこの辺りが潮時だろうな、と素人目線でも思ってしまいます。
さて、この後は『ジュラシック・ワールド』シリーズ。
これから先は一体どうなっているのか!?
『ジュラシック・パーク1』のような新鮮な驚きは待ち受けているのか!?
楽しみに観賞してみまーす🙋♂️
2022年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館
グラント博士とエリーが参加。数学者マルコム(ジェフ・ゴールドグラム)は出てこないが、会話の中にしっかり出てくる。しばらくしてからリメイクするときには同窓会的要素がないと楽しめないものだが、そこだけはしっかりしていた。『ロストワールド』は無駄に時間が長かったけど、今作はかなり軽快に観られるくらいの時間配分だ(あっけないくらいかも・・・)。
今回もラプトルが中心でティラノザウルスとワニ顔のようなスピノサウルスが登場。手が短いのに相手の首を折るという必殺技にはゾッとさせられました。前作にも冒頭で登場したちっこい恐竜コンプソグナトゥスなど、バラエティに富んでいた印象が残ります。
子ども嫌いも克服し、帽子を被ったアラン(サム・ニール)はどことなくインディー・ジョーンズにも思えたし、車が崖から落ちそうになるところは既視感もたっぷり。ハラハラさせてくれたのはポール(メイシー)の元妻アマンダ(ティア・レオーニ)。やっぱり専門家の言うことを聞かないとね!
【2001年8月映画館にて】
どこにでもいる普通の少年、関係が冷え切っていた夫婦、若き考古学者、皆が皆成長してゆく。かっこよくなっていくなと思った。
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ジュラシックパークを久々に見た勢いで、あまり記憶のない本作も再鑑賞。早々に食われていくモブキャラ達、場所を気にせずケンカしたかと思えば仲直りしてグラント博士そっちのけでロマンスしだすアホな夫婦、ラプトルの卵盗んじゃうアホな助手…とアホばっかりでグラント博士が可哀想になっちゃう。やっぱり1作目のインパクトと面白さには及ばないなぁ、と改めて思った。
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