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「ドライブ・マイ・カー」受賞記念! 赤い車がかっこいい映画10作+α

2022年4月2日 18:00

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「ドライブ・マイ・カー」のサーブ900
「ドライブ・マイ・カー」のサーブ900
(C)2021「ドライブ・マイ・カー」製作委員会

昨年のカンヌ映画祭での脚本賞含む4冠から、今年のアカデミー賞作品賞ノミネート&外国語映画賞受賞と、いくつもの日本初の快挙を成し遂げてきた「ドライブ・マイ・カー」。

オスカー受賞を機にロングランヒットを続ける本作で、素晴らしい俳優陣と並ぶ見事な存在感を見せたのが、赤いボディが印象的な主人公の愛車サーブ900だろう。「ドライブ・マイ・カー」の受賞を記念し、良質な人間ドラマはもちろん、車が主人公のホラーやアニメまで古今東西の赤い車がかっこよく登場する映画を紹介する。


■「ドライブ・マイ・カー」(2021/濱口竜介監督) 車種:サーブ900
「ドライブ・マイ・カー」
「ドライブ・マイ・カー」
(C)2021「ドライブ・マイ・カー」製作委員会
――運転手役の三浦透子さんと一体化しているような落ち着きのある存在感
<あらすじ>
村上春樹の短編小説を映画化。舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。

■「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」(2018/フィリップ・ラショー監督)車種:ローバー・ミニクーパー
「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」
「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」
(C) Axel Films Production
――冴羽リョウの愛車。実写化でも原作に忠実に選ばれたキーアイテム
<あらすじ>
日本では1980年代にアニメ化されて根強い人気を誇る北条司の漫画「シティーハンター」をフランスで実写映画化。ボディガードや探偵を請け負う凄腕のスイーパー(始末屋)=「シティーハンター」ことリョウは、相棒のカオリとともに日々さまざま依頼を請け負っていた。そんな2人のもとにある日、その香りをかいだ者を虜にする「キューピッドの香水」の奪回という危険な任務が持ち込まれる。
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「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」
(C)2017 Broad Green Pictures LLC
――シボレーのコンバーチブルほか、ピンクのキャデラックなどお宝級クラシックカーが続々登場
<あらすじ>
1999年製作の音楽ドキュメンタリー「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」から18年を経て、現メンバーによる最後のツアーを追ったドキュメンタリー。彼らのプロとしてのキャリアの浮き沈みやこれまで歩んできた旅路、さらにメンバーの死にも迫る。前作で監督を務めたビム・ベンダースが製作総指揮。
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■「ベイビー・ドライバー」(2017/エドガー・ライト監督) 車種:スバル・インプレッサ
「ベイビー・ドライバー」
「ベイビー・ドライバー」
――踊るように赤いスバルが加速するオープニングがかっこよすぎ!
<あらすじ>
音楽にのりながら驚異の運転テクニックを発揮する若きドライバーの活躍を描く。天才的なドラインビングテクニックで犯罪者の逃走を手助けする「逃がし屋」をしているベイビーは、子どもの頃の事故の後遺症で耳鳴りに悩まされているが、音楽によって外界から遮断さえることで耳鳴りが消え、驚くべき運転能力を発揮することができる。あることがきっかけで犯罪組織のボスに脅され、無謀な強盗に手を貸すことになる。
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■「カーズ」シリーズ 車種:架空のレーシングカー
「カーズ2」
「カーズ2」
(C)Disney/Pixar
――自己中な赤いレーシングカーが、人間のように成長していく人気アニメーション
<あらすじ>
車たちの活躍を描くピクサー・アニメーション・スタジオの長編アニメシリーズ。レストランがガソリンスタンド、靴屋がタイヤ販売店という「クルマの世界」を舞台に、傲慢な新人レースカー、ライトニング・マックイーンの成長を描く。俳優オーウェン・ウィルソンがマックイーンの声を担当。「カーズ」(06)、「カーズ2」(11)はジョン・ラセターが監督、最新作の第3弾「カーズ クロスロード」(17)はブライアン・フィーが初監督を務めた。
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■「ナイトクローラー」(2014/ダン・ギルロイ監督)車種:ダッジ・チャレンジャー
「ナイトクローラー」
「ナイトクローラー」
(C)2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS
――サイコパスなパパラッチが中古のトヨタから乗り換える真っ赤なスポーツカー
<あらすじ>
ジェイク・ギレンホールが主演し、過激な報道パパラッチの姿を通し、視聴率至上主義のテレビ業界の裏側を浮き彫りにしたサスペンススリラー。まともな仕事にありつけず軽犯罪で日銭を稼ぐ男ルイスは、偶然通りかかった事故現場で報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知り、警察無線を傍受して事件や事故の現場に猛スピードで駆けつけ、悲惨な映像を次々と撮影。その行動はエスカレートし、ついに一線を越えてしまう。
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■「クリスティーン」(1983/ジョン・カーペンター監督)車種:プリムス・フューリー
「クリスティーン」
「クリスティーン」
写真:Album/アフロ
――主人公が恋するのは真っ赤なクラシックカー。人間のように意思を持った車が引き起こす恐怖!
<あらすじ>
スティーブン・キング原作、破壊不可能の車が引き起こす怪現象を描いたサスペンス・ホラー。内気な高校生アーニーはスクラップ寸前の58年型プリムス・フューリーを買い取り、それにクリスティーンと名づける。不良たちによって破壊されたクリスティーンは自力で再生・修復し、復讐を開始。それは意思を持ち、自らの美を汚す者に容赦なく襲いかかる残忍な車だった……。
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■「アメリカの友人」(1977/ビム・ベンダース)車種:フォルクスワーゲン・ビートル
「アメリカの友人」
「アメリカの友人」
(C)Wim Wenders Stiftung 2014
――ドイツの名匠が手掛けたクライムサスペンス。燃え上がる救急車と赤いビートルが印象的
<あらすじ>
ビム・ベンダースが、アメリカの作家パトリシア・ハイスミスによる小説「トム・リプリー」シリーズの第3作を原作に描いたクライムサスペンス。贋作を売りさばいているアメリカ人の画商リプリーは、オークション会場で額縁職人のヨナタンと出会う。ヨナタンが病で余命わずかだと知ったリプリーは、彼に一度きりの殺人の仕事を紹介する。ヨナタンは多額の報酬を妻子に残すため殺人を引き受ける。

■「卒業」(1967/マイク・ニコルズ)車種:アルファロメオ・スパイダー
「卒業」
「卒業」
(C)1967 STUDIOCANAL. All Rights reserved.
――映画史に残る不朽の名作。ダスティン・ホフマンが運転する流線型のオープンカーが美しい!
<あらすじ>
エリート青年が、人妻と不倫の末にその娘と恋に落ちる姿を描く青春映画。大学を優秀な成績で卒業したベンジャミンは、将来を嘱望されながらもどこか悶々とした毎日を送っていた。虚無感を抱える彼は、父親の共同経営者の妻ロビンソン夫人に誘惑され、逢瀬を重ねるように。そんなある日、両親の勧めで仕方なく夫人の娘エレインとデートしたベンジャミンは、純粋な彼女を本気で好きになってしまう。
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ジャン=リュック・ゴダール作品 車種:ホンダ、ベンツ、フィアット、シトロエン、プジョー、マトラなど
「気狂いピエロ」のワンシーンを使ったカンヌ映画祭ポスター
「気狂いピエロ」のワンシーンを使ったカンヌ映画祭ポスター
(C)Flore Maquin / Photo : Pierrot le fou (C)Georges Pierre
――ヌーベルバーグの巨匠は車が大好き 日本では珍しい欧州ビンテージカーの発見もできる作品群
<見どころ>
難解なイメージを持たれるフランスの巨匠ですが、「気狂いピエロ」「軽蔑」「メイド・イン・U.S.A.」「ウイークエンド」など、多くの作品で様々な車が印象的に使われています。渋滞と爆発が見ものの「ウイークエンド」では、ジャン=ピエール・レオが赤いホンダに乗っていたり、今は無きフランスの自動車メーカー、マトラの赤いスポーツカーが登場したりと、車ファンにも見どころがいっぱい。
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