今秋はホラー&スリラーが豊作 「アンテベラム」「キャンディマン」など恐怖の新作6本
2021年10月9日 19:00
「ゲット・アウト」(2017)、「アス」(19)のプロデューサー、ショーン・マッキトリックが手掛けるスリラー「アンテベラム」が、11月5日から公開される。本作をはじめ、今秋はホラー&スリラー作品の公開が多く控えており、注目の新作6本を紹介する。
人気作家でもあるヴェロニカは、博士号を持つ社会学者としての顔も持ち、やさしい夫と幼い娘と幸せな毎日を送っていた。しかし、ある日、ニューオーリンズでの講演会を成功させ、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、彼女の輝かしい日常は、矛盾をはらんだ悪夢の世界へと反転する。一方、アメリカ南部の広大なプランテーションの綿花畑で過酷な重労働を強いられている女性エデンは、ある悲劇をきっかけに仲間とともに脱走計画を実行するが……。
グラミー賞候補の常連シンガーでもある実力派女優ジャネール・モネイが主演を務め、恐怖のパラドックスからの脱出を図るヴェロニカとエデンをひとりで演じ分けた。メガホンをとったのは、本作で長編映画デビューを飾ったジェラルド・ブッシュ、クリストファー・レンツからなる監督ユニット。
1992年製作のカルトホラー「キャンディマン」を、「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピール製作・脚本で新たに映画化。鏡に向かって5回名前を唱えると現れるという殺人鬼“キャンディマン”の恐怖を描く。主人公アンソニー役は「アクアマン」で強敵ブラックマンタを演じて注目されたヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が演じた。
「バイオハザード」シリーズの製作陣が、作家スティーブン・キングが絶賛したホラー映画をリブート。キャンプを楽しもうと友人5人とともに小さな町山を訪れたジェンだったが、罠まみれの殺戮の“森”に囚われてしまう。
謎の立方体に閉じ込められた男女6人の脱出劇を描き、低予算ながら世界的ヒットを記録したビンチェンゾ・ナタリ監督の密室スリラー「CUBE」を、菅田将暉、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎のキャストによる日本版としてリメイク。突然、謎の立方体=CUBEに閉じ込められた男女6人が、張り巡らされた罠に襲われながらも、脱出を試みる姿を描く。
鬼才ジョン・カーペンターが1978年に手がけた同名傑作ホラーの40年後を描いた「ハロウィン」の続編。ローリー・ストロードとブギーマンことマイケル・マイヤーズの40年におよぶ因縁の戦いは、決着がついたはずだったが、マイケルはローリーが仕掛けたバーニングトラップから生還。さらなる凶行を重ねる。
「死霊館」ユニバースを生み出し、「ソウ」や「インシディアス」シリーズなど数々のホラーを手がけながら、「ワイルド・スピード SKY MISSION」「アクアマン」などアクション超大作も大ヒットさせているジェームズ・ワン監督が、オリジナルストーリーで描くホラー。殺人が起きるたび、マディソンはまるでリアルで起こっているかのような幻覚に襲われ、次第に自身の隠された過去に導かれることになる。R18+指定。