ルカ・グァダニーノ&ティモシー・シャラメ新作にスコセッシの娘、デビッド・ゴードン・グリーン監督が出演
2021年6月15日 16:00
「君の名前で僕を呼んで」「サスペリア」のイタリア人監督ルカ・グァダニーノによる新作映画「Bones & All(原題)」の追加キャストが明らかになった。
米Deadlineによれば、マイケル・スタールバーグ(「君の名前で僕を呼んで」)、アンドレ・ホランド(「ムーンライト」)、クロエ・セビニー(「デッド・ドント・ダイ」)、マーティン・スコセッシ監督の娘のフランチェスカ・スコセッシ(「僕らのままで WE ARE WHO WE ARE」)が出演。また、大ヒットホラー「ハロウィン」の監督で、グァダニーノ監督の友人であるデビッド・ゴードン・グリーンが俳優デビューを飾る。
テイラー・ラッセル(「WAVES ウェイブス」)、ティモシー・シャラメ(「君の名前で僕を呼んで」)、マーク・ライランス(「ブリッジ・オブ・スパイ」)の出演がすでに発表されている本作は、カニバリズム(人肉嗜食)を題材にした作家カミーユ・デアンジェリスの同名YAホラー小説をもとに、グァダニーノ監督が初めてアメリカを舞台に撮影する。
原作は、16歳の少女マレンが会ったことのない実父を探すアメリカ横断の旅をしながら、なぜ自分は大切な人を殺し食べてしまう衝動を抑えられないのか、その理由を探る物語。映画はラッセルがマレン役、シャラメはマレンが旅のなかで出会い恋に落ちる同じカニバリストのリー役を演じる。脚本は「胸騒ぎのシチリア」「サスペリア」でグァダニーノ監督と組んだデビッド・カイガニックが執筆。「Bones & All(原題)」は現在、撮影が進行している。
なお、検討されていた「君の名前で僕を呼んで」の続編は、グァダニーノ監督やシャラメの多忙なスケジュールに加えて、アーミー・ハマーのスキャンダルもあり、実現の可能性はなくなったようだ。グァダニーノ監督は「Bones & All(原題)」の後に、リブート版「スカーフェイス」が控えている。