【全米映画ランキング】5カ月ぶりの全米興行リポート 首位はラッセル・クロウ主演の「Unhinged」
2020年8月25日 17:00

[映画.com ニュース]新型コロナウィルスの感染拡大により、3月中旬以降、AMC、リーガル、シネマークなどの大手シネコンチェーンが閉鎖したため、集計が出されていなかった全米のボックスオフィス。先週末、ニューヨーク、カリフォルニア、ニュージャージー、ノースカロライナ、メリーランド、ニューメキシコなど6州を除き、大手シネコンがサイト数を限定して営業を再開し、実に5カ月ぶりの集計発表となった。
そんな中、首位に立ったのは前週14日から限定公開されているラッセル・クロウ主演の「Unhinged」。米ニューオーリンズを舞台に、渋滞している道路でクラクションを鳴らしたことから男(クロウ)に執拗な追跡を受けることになったシングルマザーの戦いを描いたサスペンススリラー。上映館数は1800以上に増えたが、興収は通常の首位作品と比べるとだいぶ見劣りする約406万ドルとなった。
2位は「Unhinged」同様に前週から公開されている「スポンジボブ」シリーズの最新作「The SpongeBob Movie: Sponge On The Run」で、興収は約55万ドル。初登場3位はジュリア・ウォルトン原作の同名ヤングアダルト小説を「グレッグのダメ日記」「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 魔の海」のトール・フロイデンタール監督が映画化した「Words on Bathroom Walls」。統合失調症のため幻覚に苦しむ高校生アダムの恋と成長を描いた青春物語。出演は「ゲティ家の身代金」(17年/リドリー・スコット監督)のチャーリー・プラマー、「WAVES ウェイブス」のテイラー・ラッセルにアンディ・ガルシア、アナソフィア・ロブほか。
5位も初登場の犯罪ドラマ「Cut Throat City」。2005年のハリケーン・カトリーナ通過直後のニューオーリンズで、4人の若者が生活再建のため銀行強盗を企てるが失敗し、犯罪組織と警察の双方から追われることになる。出演は「DOPE ドープ!!」のシャメイク・ムーアに、エイザ・ゴンザレス、ウェズリー・スナイプス、アイザイア・ワシントン、テレンス・ハワード、イーサン・ホーク。メガホンをとったのは「アイアン・フィスト」のRZA。
7位には韓国の大ヒットゾンビアクション「新感染 ファイナル・エクスプレス」の続編「Peninsula」、10位には「フューリー」「スーサイド・スクワッド」「エンド・オブ・ウォッチ」で知られるデビッド・エアー監督のアクション「The Tax Collector」(ボビー・ソト&シャイア・ラブーフ主演)が入った。
その他トップ10には4位「グーニーズ」(1985)、6位「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(1980)、8位「ジュラシック・パーク」(1993)、9位「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)といったリバイバル作品がランクインした。
今週末は、X-MENシリーズの最新作「ニュー・ミュータンツ」に、キアヌ・リーブス&アレックス・ウィンター主演の「ビルとテッドの大冒険」「ビルとテッドの地獄旅行」に続くシリーズ第3弾「Bill and Ted Face the Music」などが公開に。そして9月頭のレイバー・デイの週末にはクリストファー・ノーラン監督の最新作「TENET テネット」もようやく公開となる。
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