ロバート・デ・ニーロに生涯功労賞 全米俳優組合が授与
2019年11月18日 12:00
[映画.com ニュース] 米俳優ロバート・デ・ニーロが、全米俳優組合(SAG)賞から生涯功労賞(Life Achievement Award)を授与されることが明らかになったと、米Deadlineが報じている。
生涯功労賞は、「俳優業における最高の理想を促進した役者」に授与されるもので、これまでにオードリー・ヘップバーン(1992)、ロバート・レッドフォード(95)、エリザベス・テイラー(97)、クリント・イーストウッド(2002)、ジュリー・アンドリュース(06)、モーガン・フリーマン(17)らが受賞している。
デ・ニーロは、「ゴッドファーザー PART II」でアカデミー賞助演男優賞、「レイジング・ブル」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したほか、「タクシードライバー」「ディア・ハンター」「レナードの朝」「ケープ・フィアー」「世界にひとつのプレイブック」でオスカーノミネートを果たしている名優だ。76歳となった現在でも精力的に活動をしており、大ヒット映画「ジョーカー」でホアキン・フェニックスと共演、盟友マーティン・スコセッシ監督の「アイリッシュマン」では主演を務めている。
同賞を主催するSAG-AFTRAのガブリエル・カーテリス会長は、「ロバート・デ・ニーロは、とてつもない深みと能力をもった役者です」と選考理由を説明。「彼が生みだすキャラクターは、私たちの想像力を捉えて離しません。若き日のヴィトー・コルレオーネの静かな炎から、『レイジング・ブル』のジェイク・ラモッタ、みんなのお気に入りのおじいちゃんのベン・ウィテカー(『マイ・インターン』)まで、彼はわたしたちの心に触れ、他人の理解と感情という新しくエキサイティングな世界へ誘ってくれます」。
この知らせを受けて、デ・ニーロは声明を発表。「私はこの組合に50年以上所属しています。この賞をSAG-AFTRAから授与されることを誇りに思います」。第26回米俳優組合賞授賞式は、20年1月19日(現地時間)に行われる。