レナードの朝

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

神経科医オリバー・サックスが実体験をつづった著作をもとに、30年にわたる昏睡から目覚めた患者と彼を救おうとする医師の交流を、ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズの共演で描いたヒューマンドラマ。1969年。ニューヨーク、ブロンクスにある慢性神経病患者専門の病院に赴任したセイヤー医師は、話すことも動くこともできない患者たちに反射神経が残っていることに気づき、訓練によって彼らの生気を取り戻すことに成功する。ある日彼は、30年前にこの病院に入院して以来ずっと眠り続けている嗜眠性脳炎の患者レナードに、まだ認可されていないパーキンソン病の新薬を投与する。そしてある朝、レナードはついに目を覚ます。監督は「ビッグ」「プリティ・リーグ」のペニー・マーシャル。

1990年製作/121分/アメリカ
原題:Awakenings
配給:コロムビア・トライスター映画
劇場公開日:1991年4月5日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第15回 日本アカデミー賞(1992年)

ノミネート

外国作品賞  

第48回 ゴールデングローブ賞(1991年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ロビン・ウィリアムズ
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映画レビュー

3.5Document of a Medical Miracle

2021年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

A flash of a film nominated for three Oscars. It's the 1960's, and Williams plays an under-qualified, or perhaps over-qualified physician hired to oversee patients of catatonia. He takes special interest in De Niro's character, who becomes the first-ever patient 'awakened' from the state of paralysis. It's a touching and sad set piece.

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Dan Knighton

3.5素晴らしかった

2024年3月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

観といた方が良いではなくて
観なきゃいけない映画ってのがあるよな、
と思える映画でした。

とにかくデニーロの演技が凄すぎて見入ってしまった。
脳炎で不自由な体の状態から、
30ねんぶりに歩く感じ、
体はおじさんだけど心は子ども、
そして戻って行く体。
どれも素晴らしかった。

そして、それを支える付き合い下手なロビンウィリアムズの視線も優しく、
デニーロをただの患者としてではなく、
友人として、時に教えてくれる先生として
接して行く姿にも感動しました。

自由な体で何でも出来るのに、
すぐ側の幸せになんで気付かないのか?
と言うテーマも素晴らしかったと思います。

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奥嶋ひろまさ

4.5ダンスシーンの美しさ

2024年3月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

さよならを告げて立ち去ろうとするレナードの腕を離さず、ゆっくりと体を寄せてダンスするポーラ。体の痙攣が止められないレナードなのに、ゆっくりと体を動かしているうちに、だんだんと痙攣も治っていく…。

実話をもとにしているとはいえ、きっとこんな事実は、実際にはなかったことだろう。
でも、映画的な表現として、深く深く心に刻まれる素敵なシーンだった。

残念ながら、薬の効き目は長くは続かなかった。
しかし、薬以上に大切だったのは、彼らへの周りの人々の眼差しと関わり方。そのことが、2人のダンスで象徴的に描かれる。

恋した彼女を前に、精一杯痙攣を抑えようと振る舞うレナード。そのロバート・デ・ニーロの演技が素晴らしい。

ドクター役のロビン・ウィリアムズも、患者たちとの関わりから得られる医師としての喜びと苦悩を、表情と仕草を通して、気持ちが体から滲み出ているかのような演技をみせる。

出てくる街の風景も、時代の雰囲気も、あと、今ではすっかり見なくなったナースキャップや小切手などの小物等も、観ていて懐かしい。

間違いない名画の一つ。

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共感した! 9件)
sow_miya

5.0名作

2024年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

泣ける

悲しい

楽しい

今も観たくなる名作
現実にはあり得ないシーンももちろんあり得ますが、それ以上にロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムスの両主演の演技が素晴らしい。
有名な(?)ダンスのシーンはもちろん、デ・ニーロの痙攣の演技などは何か仕掛けがあるのかと思う程に壮絶の一言。下手な役者は共演したら辞めたくなってしまうかもしれない。
ロビン・ウィリアムスは特にラストで映像を見ている時の懐かしむ様な表情に後悔しているかの様な何とも言えない表情がとても印象的。
公開から30年以上が経っても、今でも泣かされてしまう名作だと思う。

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Edge
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