ペニー・マーシャル監督死去 「レナードの朝」「プリティ・リーグ」など
2018年12月20日 10:00
[映画.com ニュース] 「ビッグ」「レナードの朝」「プリティ・リーグ」などを手がけたペニー・マーシャル監督が死去したと、米バラエティが報じた。享年75歳。
女優としてキャリアをスタートしたマーシャル監督は、1976~83年に全米放送された人気シチュエーションコメディ「ラバーン&シャーリー」に主演。出演中からいくつかのエピソードの演出を兼任し、ウーピー・ゴールドバーグ主演のアクションコメディ「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」(86)で映画監督デビューを飾る。
トム・ハンクスを主役に迎えた監督第2作「ビッグ」(88)は、世界累計興行収入1億5000万ドルを達成。興行成績で1億ドルを超えた作品を手がけた、初めての女性監督となる。
次作はロビン・ウィリアムズとロバート・デ・ニーロが共演した「レナードの朝」(90)で、アカデミー賞3部門にノミネート。女性監督の映画作品が同賞作品賞にノミネートされるのは、史上2度目の快挙だった。ハンクスと再びタッグを組んだ「プリティ・リーグ」(92)も1億3200万ドルのヒットとなった。
なお、兄は「プリティ・ウーマン」や「プリティ・プリンセス」のゲイリー・マーシャル監督で、2016年に他界している。