「Disney+」の配信ラインナップが明らかに 「アベンジャーズ エンドゲーム」など最新作も提供
2019年4月15日 15:00
[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーが4月11日(現地時間)、米バーバンクで行われた投資家向けの説明会で、新たに立ち上げる自社ストリーミングサービス「Disney+(ディズニープラス)」ローンチ時のラインナップを発表した。
同サービスでは、初年度からオリジナルシリーズ20本、オリジナル映画10本、現在放送中または過去に放送されたテレビ番組から7500本のエピソードを用意しているという。ウォルト・ディズニー・スタジオと傘下の3レーベルのピクサー、マーベル、ルーカスフィルムが2019年に公開する最新作がすべて見放題となり、実写版「ダンボ」「トイ・ストーリー4」「キャプテン・マーベル」「アベンジャーズ エンドゲーム」、実写版「アラジン」「ライオン・キング」、ともに大ヒット映画の続編となる「アナと雪の女王2」「Maleficent: Mistress of Evil(原題)」、そしてこのほどついにタイトルが発表された「スター・ウォーズ エピソード9」こと「スター・ウォーズ ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)」などの注目作が含まれる。
それだけでも十分に太っ腹だが、「Disney+オリジナル」と称されたオリジナルコンテンツの充実ぶりも見逃せない。サービス開始時には、「スター・ウォーズ」シリーズ初の実写ドラマとしてファンの期待をあおっている「ザ・マンダロリアン(原題)」を筆頭に、ディズニーアニメの古典「わんわん物語」を実写とCGの融合で新たに描き直すリメイク版「Lady and the Tramp(原題)」、ディズニー・チャンネル発の大ヒットテレビ映画「ハイスクール・ミュージカル」の舞台となったイースト高校の学生たちが、同作を舞台ミュージカルとして再現するまでを追う全10話のミニシリーズ「ハイスクール・ミュージカル ザ・シリーズ(原題)」、「トイ・ストーリー4」でお目見えする新キャラクター“フォーキー”に焦点を当てた短編シリーズ「Forky Asks a Question(原題)」など、バラエティ豊かな作品が多数登場予定だ。
初年度には、このほかマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気ヒーロー、ファルコン(アンソニー・マッキー)とウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)がタッグを組む「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題)」、MCUの名場面の数々を真逆の視点から検証するマーベル・スタジオ初のアニメシリーズ「Marvel’s What If…?(原題)」、08年公開の同名CGアニメ映画をテレビシリーズとしてリブートする「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ(原題)」、「アナと雪の女王2」製作の舞台裏に迫る密着ドキュメント「Into the Unknown: Making Frozen 2(原題)」と気になる作品がずらりと並ぶ。
2年目以降も、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」でディエゴ・ルナが演じた反乱軍の情報将校キャシアン・アンドーを主人公にした実写ドラマ(タイトル未定)をはじめ、MCU屈指の人気を誇るロキ(トム・ヒドルストン)が主人公の単独ドラマ「ロキ(原題)」や、同じくMCUからヴィジョン(ポール・ベタニー)とスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)を題材にした「ワンダ・ヴィジョン(原題)」、ピクサーの人気作「モンスターズ・インク」で描かれた出来事の半年後を舞台に、モンスターズ株式会社で働く新米整備士の奮闘を描くアニメシリーズ「モンスターズ・アット・ワーク(原題)」といった魅力あふれる作品群が控えている。
さらに、21世紀フォックスの買収によって手に入れた、250時間におよぶナショナル・ジオグラフィックのコンテンツや人気長寿アニメシリーズ「ザ・シンプソンズ」全30シーズンを含む、膨大なライブラリーも提供。映画では、「バンビ」「白雪姫」といったディズニーアニメの古典から「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「スター・ウォーズ」シリーズ全8作品などおよそ500本、テレビシリーズでは「アンディ・マック」「ボーイ・ミーツ・ワールド」などの人気ドラマから、「キム・ポッシブル」「ダックテイルズ」「マーベル アルティメット・スパイダーマン」などのアニメシリーズまで、7000を超えるエピソードと100本近いディズニー・チャンネル・オリジナル映画が独占配信される。
圧倒的なコンテンツ数とあらゆる視聴者層にアピールする多彩なラインナップを武器に、「Disney+」がストリーミングサービス市場を制するのも時間の問題かもしれない。
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