IndieWireが選ぶ女優の演技が光る2018年映画ベスト16
2018年12月31日 12:00

[映画.com ニュース]#MeTooや#Times Upなどの男女格差是正に向けた社会運動がハリウッドを席巻した2018年を象徴的に振り返るべく、米IndieWireが、「女優の演技が光る映画ベスト16」と題したリストを発表した。
Indie Wireは、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン、オリビア・コールマンの豪華キャストがスリリングな演技合戦を繰り広げる「女王陛下のお気に入り」を筆頭に、インディペンデント映画の常連から期待の新人、実力派として定評のあるベテランまで、多彩な女優陣の活躍が例年にも増して目立つ1年だったと指摘したうえで、今年の賞レースをけん引する「女王陛下のお気に入り」と「ROMA ローマ」の2作品からは、オスカー女優2人に引けをとらない存在感を見せつけるコールマンと、演技未経験ながら演技であることを忘れさせるほどリアルに主人公の家政婦役を演じきったヤリッツァ・アパリシオを特筆している。
その他、レジーナ・キングがベテランならではといったいぶし銀の演技を披露する「ビール・ストリートの恋人たち」、プロの歌手を夢見るウェイトレスがスターダムへの階段を駆け上がっていくさまを、人気歌手レディー・ガガが自身のキャリアと重ねて演じ上げる「アリー スター誕生」など、本年度ゴールデングローブ賞ノミネート作品に交じり、全米で驚異的な大ヒットを記録した「クレイジー・リッチ!」、「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督が傑作ホラーをリメイクした「サスペリア」といった娯楽映画がランクインしているのも興味深い。
IndieWireが選んだ2018年の「女優の演技が光る」映画ベスト16は以下の通り。(カッコ内は各作品で最も光る演技を魅せた女優)
2.「Madeline's Madeline(原題)」(ヘレナ・ハワード)
3.「ヘレディタリー 継承」(トニ・コレット)
4.「ROMA ローマ」(ヤリッツァ・アパリシオ)
5.「アリー スター誕生」(レディー・ガガ)
6.「Eighth Grade(原題)」(エルシー・フィッシャー)
7.「サスペリア」(ティルダ・スウィントン)
8.「妻たちの落とし前」(エリザベス・デビッキ)
9.「Vox Lux(原題)」(ナタリー・ポートマン)
10.「クレイジー・リッチ!」(ミシェル・ヨー)
11.「Wildlife(原題)」(キャリー・マリガン)
12.「プライベート・ライフ」(キャスリン・ハーン)
13.「ビール・ストリートの恋人たち」(レジーナ・キング)
14.「Cold War(原題)」(ヨアンナ・クーリグ)
15.「ア・プライベート・ウォー(原題)」(ロザムンド・パイク)
16.「Can You Ever Forgive Me?(原題)」(メリッサ・マッカーシー)
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