ビール・ストリートの恋人たち

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解説

「ムーンライト」でアカデミー作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督が、1970年代ニューヨークのハーレムに生きる若い2人の愛と信念を描いたドラマ。ドキュメンタリー映画「私はあなたのニグロではない」の原作でも知られる米黒人文学を代表する作家ジェームズ・ボールドウィンの小説「ビール・ストリートに口あらば」を映画化し、妊娠中の黒人女性が、身に覚えのない罪で逮捕された婚約者の無実を晴らそうと奔走する姿を描いた。オーディションで抜てきされた新人女優キキ・レインと、「栄光のランナー 1936ベルリン」のステファン・ジェームスが主人公カップルを演じ、主人公を支える母親役で出演したレジーナ・キングが第91回アカデミー賞で助演女優賞に輝いた。

2018年製作/119分/G/アメリカ
原題:If Beale Street Could Talk
配給:ロングライド

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)

受賞

最優秀助演女優賞 レジーナ・キング

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀脚本賞 バリー・ジェンキンス
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(C)2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.5原作者ボールドウィンの複雑さをよく描けている

2019年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

ジェームズ・ボールドウィンの傑作小説ビール・ストリートに口あらばの映画化。恋人たちという邦題も素晴らしいが、口あらばの文学的センスも捨てがたい。無実の罪で捕まってしまう男をなんとか救おうと恋人や家族が奔走する。横暴な白人警官から恋人を守ろうとした時、やりすぎないように彼の前にでる少女。男は守るべき者に守られてしまったことを恥ずかしく思い、自分に苛立つ。ボールドウィンは社会の黒人差別と戦った人であると同時に、同性愛者であることで黒人コミュニティからも差別を受けた。白人からの差別とともに、黒人社会のマスキュリンな部分への苛立ちがここに見て取れる。
アカデミー助演女優賞を獲得したレジーナ・キングが素晴らしい。鏡に向かって化粧している時、彼女は何を考えていいたのだろう。
映画は、小説よりも希望のある結末になっているが、甘すぎだとは思わない。とても力強い希望だと思う。

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杉本穂高

4.5見終わって鮮烈に残るラブシークエンス

2019年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

妊娠中の若い黒人女性が、無実の罪で投獄されたフィアンセの無実を晴らすために奔走する。時代は1970年代のニューヨーク、ハーレム。黒人であるということだけで、問答無用の差別が横行していた時代である。しかし、やはりバリー・ジェンキンス。オスカー受賞作「ムーンライト」の時と同じく、痛々しくも腹立たしい人種差別の実態にのみフォーカスせず、むしろ、そんな状況下でも愛と尊厳を貫こうとするカップルの若いエモーションを賞賛するように、終始彼らに寄り添っていく。だから見終わって最も鮮烈に残るのは、切なくも狂おしいラブシークエンスだったりする。未だ繰り返される差別の連鎖を、そんな普遍的なところに落とし込むのが得意なニュージェネレーションの台頭と、その未来を、最新作ではまたも強く実感することができた。

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清藤秀人

4.0ビールストリートに口あらば

2020年3月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

新しい家も買って、妊娠してこれからの時に恋人がむじつのつみで捕まっちゃって恋人の冤罪を晴らすために奔走する話。
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人種問題が絡んでる作品だけど、そこまでその比率は高くない。ファニーが捕まる前の2人の幸せな様子と捕まった後の割合が半分ぐらい。映画中は現在と過去を行き来する。
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2人のロマンチックなシーンが綺麗だし、カメラワークが優しくて心が洗われる。人種問題とか冤罪とか難しいことを考えなくても、これだけでもかなりみる価値ある。
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あとバリー・ジェンキンス、『ムーンライト』の時からそうだけど、人を正面からうつすのがめちゃくちゃ上手い。特にお母さんが被害者に会うために化粧をするシーンは良い。
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日本版の題名もいいけど、やっぱり原作の『ビール・ストリートに口あらば』をそのまま採用して欲しかったな。

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せつこん

4.0バリージェキンス

2020年3月20日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

の映像は本当に綺麗。若い恋人2人が美しい。強い愛で結ばれた2人が現実に翻弄されながら愛を自然な形で貫く。人間というものを映像美で表現。映画は絵である。ストーリー重視の昨今の映画と一線を画す素晴らしい作品。

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ブロディー署長
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