【全米映画ランキング】「ザ・プレデター」が首位デビュー A・ケンドリック&B・ライブリー主演スリラーは3位
2018年9月18日 15:15

[映画.com ニュース]3本の新作が上位にランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、人気SFアクションシリーズの続編「ザ・プレデター」が約2400万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
同作は1987年に第1作が公開され30年以上人気を博しているシリーズの最新作。今回も宇宙船で地球に<捕獲>にやってきた戦闘種族プレデターと人類の死闘が描かれる。出演は「LOGAN ローガン」のボイド・ホルブルック、「ルーム」の子役ジェイコブ・トレンブレイに、オリビア・マンら。監督はシリーズ第1作でプレデターの餌食となる兵隊役で出演していたシェーン・ブラック(「リーサル・ウェポン」脚本、「アイアンマン3」監督)。
2位は前週首位のR指定ホラー「死霊館のシスター」。10日間の累計は約8500万ドルとなり、最終興収は1億2000万ドル前後になりそう。
約1600万ドルのOP興収で3位デビューとなったのは、ダーシー・ベル原作のベストセラー「ささやかな頼み」 (早川書房刊)をアナ・ケンドリック&ブレイク・ライブリーのW主演で映画化したR指定犯罪スリラー「A Simple Favor」。シングルマザーのステファニー(ケンドリック)は、息子を同じ幼稚園に通わせるエミリー(ライブリー)とママ友になるが、ある日エミリーは息子をステファニーに預けたまま失踪してしまう。ステファニーは日頃から記録しているVlog(=ビデオブログ)を使いながら、エミリーの夫らとエミリーを捜すことになる。レビューは上々で今後も女性客を中心に集客出来れば1億ドル超えも狙えそうだ。共演は「クレイジー・リッチ!」のヘンリー・ゴールディング。監督は「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」「SPY スパイ」「ゴーストバスターズ」のポール・フェイグ。
初登場4位はダーレン・アロノフスキー製作の実録ドラマ「White Boy Rick」。1980年代、父親とともにデトロイトに越してきた少年リチャード・ウェルシュ・Jrが、14歳にして麻薬ビジネスの世界に飛び込み、FBIに情報提供者として協力したのち麻薬ディーラーの大物となって逮捕されるまでの日々が描かれる。主人公リチャード・ウェルシュ・Jr役に、本作で俳優デビューを飾ったボルチモア出身の新星リッチー・メリット。共演は主人公の父親リチャード・ウェルシュ・シニア役にマシュー・マコノヒーのほか、ジェニファー・ジェイソン・リー、ブルース・ダーン。メガホンをとったのは「ベルファスト71」のヤン・ドマンジュ。
トム・クルーズ製作・主演「ミッション:インポッシブル フォールアウト」は8週目もトップ10内にとどまり、「M:i-2」(00年/最終興収約2億1500万ドル)を抜き、ついに北米でのシリーズ記録を更新。全世界でも約7億6100万ドルを稼ぎシリーズ歴代最高の成績を収めている。
今週末は「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」のマイケル・ムーア監督がトランプ米大統領をテーマにした最新ドキュメンタリー「華氏119」に、ジャック・ブラック&ケイト・ブランシェット共演のファンタジー大作「ルイスと不思議の時計」(イーライ・ロス監督)、オスカー・アイザック、オリビア・ワイルド、アネット・ベニング、アントニオ・バンデラス共演の恋愛ドラマ「Life Itself」などが公開となる。

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