【全米映画ランキング】「デッドプール」がV2。批評家絶賛のホラー「The Witch」が4位に
2016年2月23日 21:30

[映画.com ニュース]先週末の全米ボックスオフィスは、3本の新作がトップテンにランクインするも、前週に爆発的なデビューをしたライアン・レイノルズ主演のアクション・コメディ「デッドプール」が約5600万ドルの興収で首位を守り、V2を果たした。
同作の累計興収はすでに約2億3600万ドルとなり、R指定作品では歴代6位に浮上。歴代5位「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」(2011/約2億5400万ドル)、4位「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(09/約2億7700万ドル)、3位「マトリックス リローデッド」(03/約2億8150万ドル)を抜くのは確実。R指定歴代2位の「アメリカン・スナイパー」(14/約3億5000万ドル)、1位の「パッション」(04/約3億7000万ドル)を超える可能性も秘めている。
北米以外でも好調をキープし、全世界興収は5億ドル目前に。アメコミものとしては割安な約5800万ドルという製作費ながら、最終的には8億ドル近く稼ぐことになりそうだ。
2位は「カンフー・パンダ3」で北米での累計は約1億1700万ドルに。約1100万ドルのオープニング興収で3位初登場となったのは「イエス・キリストの復活」をローマ帝国軍司令官の視点から描いた宗教ドラマ「Risen」。主演に「恋におちたシェイクスピア」のジョセフ・ファインズ、監督に「ウォーターワールド」「ファンダンゴ」のケビン・レイノルズという懐かしい顔ぶれで製作され、レビューは賛否が半々。興行的にも凡庸なスタートとなった。
4位初登場となったのは、「ブリング・リング」「複製された男」「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」「ルーム」「Ex Machina」など意欲作を公開してきた新興配給会社A24の新作「The Witch」。内容は、1630年代の米ニューイングランドの村を舞台に「魔女」の呪いで7人家族が襲われる姿を描いた歴史ホラーで、昨年のサンダンス映画祭において新鋭ロバート・エガースが監督賞を受賞した。批評家からは絶賛され、有名キャストは無しにもかかわらず、まずまずのスタートを切った。
その他、6位には、「プレデター2」「ブローン・アウェイ 復讐の序曲」など90年代に活躍したスティーブン・ホプキンス監督久々の新作「Race」がランクイン。1936年のベルリンオリンピックで男子短距離・跳躍で4冠を達成した米陸上競技界の英雄ジェシー・オーエンスの半生を描いた実録ドラマ。キャストは、主人公ジェシーに「グローリー 明日への行進」のスティーブン・ジェームズ、ジェシーをオリンピックに導くコーチのラリーにジェイソン・サダイキスら。レビューは悪くなかったが、興行は振るわず、トップ5には入れなかった。
今週末は、ジェラルド・バトラー主演&アレックス・プロヤス監督の歴史ファンタジー「ゴッド・オブ・エジプト」、ジョン・ヒルコート監督の群像犯罪スリラー「Triple 9」(ケイシー・アフレック、キウェテル・イジョフォー、ケイト・ウィンスレット、ウッディ・ハレルソン、ノーマン・リーダス、アーロン・ポール、アンソニー・マッキー共演)に、イギリス史上初のスキージャンプ五輪代表選手マイケル・エドワーズ氏の半生を描いた、タロン・エドガートン&ヒュー・ジャックマン主演の実録スポーツドラマ「Eddie The Eagle」が公開となる。
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