カンヌ国際映画祭のラインナップ発表。菊地凛子主演作がコンペに!
2009年4月24日 12:00
[映画.com ニュース] 今年のカンヌ国際映画祭(5月13日~24日)のラインナップが発表された。
オープニング作品は既報通りピクサー・アニメ「カールじいさんの空飛ぶ家」、クロージング作品はヤン・クーネン監督の「ココ・シャネル&イーゴリ・ストラビンスキー」に決まった。このココ・シャネルの伝記映画は、オドレイ・トトゥ主演の競作する伝記映画とは違うバージョンだ。
コンペティション部門では、クエンティン・タランティーノ、ペドロ・アルモドバル、ラース・フォン・トリアー、アン・リー、ジョニー・トー、ジェーン・カンピオン、パク・チャヌク、ツァイ・ミンリャン、ケン・ローチ、ミヒャエル・ハネケといった映画作家たちの新作が最高賞パルムドールを競い合う。
タランティーノ監督の「イングローリアス・バスターズ」はブラッド・ピット主演の戦争アクション。アルモドバル監督の「ブロークン・エンブレイシズ」は“ミューズ”ペネロペ・クルス主演の恋愛ドラマ。パク・チャヌク監督の「サースト」はソン・ガンホ主演の韓流バンパイア映画。ローチ監督の「ルッキング・フォー・エリック」はエリック・カントナ(元マンチェスターU所属)も出演するフットボールドラマ。リー監督の「テイキング・ウッドストック」は1969年のウッドストック・フェスティバルを描くロックドラマ。そんな注目作に混じって、スペイン人監督イサベル・コイシェ監督(「エレジー」)が東京で撮影した菊地凛子主演作「マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トウキョウ」もコンペ部門に入った。カンヌ出品が期待された木村拓哉(SMAP)が出演したトラン・アン・ユン監督の「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」は選を漏れた。
他に日本人関連では、「誰も知らない」の是枝裕和監督によるペ・ドゥナ主演「空気人形」が《ある視点》部門に入った。
また、ヒース・レジャーの最後の出演作となったテリー・ギリアム監督作「Dr.パルナッサスのイマジナリウム」もコンペ部門外として上映されることになった。
▽ペドロ・アルモドバル「ブロークン・エンブレイシズ」
▽アンドレア・アーノルド「フィッシュ・タンク」
▽ジャック・オーディアール「Un Prophete(原題)」
▽マルコ・ベロッキオ「ビンチェーレ」
▽ジェーン・カンピオン「ブライト・スター」
▽グザビエ・ジャノリ「A L'Origine(原題)」
▽イサベル・コイシェ「マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トウキョウ」
▽ミヒャエル・ハネケ「ザ・ホワイト・リボン」
▽アン・リー「テイキング・ウッドストック」
▽ケン・ローチ「ルッキング・フォー・エリック」
▽ロウ・イエ「スプリング・フィーバー」
▽ブリラント・メンドーザ「Kinatay(原題)」
▽ギャスパー・ノエ「エンター・ザ・ボイド」
▽パク・チャヌク「サースト」
▽アラン・レネ「Les Herbes Folles(原題)」
▽エリア・スレイマン「ザ・タイム・ザット・リメインズ」
▽クエンティン・タランティーノ「イングローリアス・バスターズ」
▽ジョニー・トー「ベンジャンス」
▽ツァイ・ミンリャン「フェイス」
▽ラース・フォン・トリアー「アンチクライスト」
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