呪怨(2000)

劇場公開日:2025年8月8日

呪怨(2000)

解説・あらすじ

清水崇監督による大ヒットホラー「呪怨」シリーズの原点となるVシネマ版の第1作。「リング」シリーズの脚本家・高橋洋監修のもとで製作された清水監督の初長編作品で、その内容の恐ろしさが口コミで評判を呼び、後の映画化につながった。

小学校教師の小林は不登校の生徒・佐伯俊雄の家庭訪問に訪れるが、家には俊雄の姿しかなく、一緒に両親の帰りを待つことにする。俊雄の母である伽椰子は小林の大学時代の同級生だったが、そこで目にした伽椰子の日記には常軌を逸した小林への思いがつづられていた。異様な空気が漂うなか、小林の携帯電話に着信が入る。時は過ぎ、かつて佐伯親子が住んでいた家には村上家が暮らしていた。長女の柑菜は従妹の由紀に勉強を教えてもらっている最中に用事を思い出し、中学へ向かう。部屋にひとり残された由紀は、奇妙な気配を感じ……。

佐伯伽椰子役を後のシリーズでも同役を演じる藤貴子が務め、柳ユーレイ、栗山千明、三輪ひとみ、三輪明日美が出演。リリースから25年を迎えた2025年、本作とその続編であるVシネマ版「呪怨2」が清水監督による完全監修で4K&5.1chサラウンド化され劇場公開。

2000年製作/70分/G/日本
配給:東映ビデオ
劇場公開日:2025年8月8日

その他の公開日:2000年3月18日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)東映ビデオ

映画レビュー

3.0 25年目のはじめまして伽倻子さん

2025年9月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

驚く

ドキドキ

2000年のビデオ作品
東映は熱心じゃなかったらしいがレンタルビデオ屋で好評
劇場公開もされたらしい
初鑑賞
若い頃はホラー映画に対しどこかしらかなり冷めていたのかもしれない

監督と脚本は『呪怨2(2000)』『呪怨(2003)』『呪怨2(2003)』『ラビットホラー』『魔女の宅急便(2014年)』『犬鳴村』『樹海村』『牛首村』『忌怪島 きかいじま』『あのコはだぁれ?』の清水崇

粗筋
不登校児童の佐伯俊雄の自宅に家庭訪問に訪れた小学校教師小林俊介
俊雄の母親伽椰子は俊介の大学時代の同級生だった
俊雄は家にいたが両親は不在だった
帰りを待っていた俊介だったが夕方になっても伽椰子も伽椰子の夫も帰ってこず
二階の俊雄の部屋から息子と会話する俊雄の母親らしき声が聞こえたが部屋には俊雄しかいない
伽椰子の部屋に入ってみると机の上にメモ帳がありその中には独身時代の彼女の俊介に対する熱すぎる想いが書き込まれていた
さらに辺りを見渡すと押入れの奥で伽倻子の遺体を発見
慌てて俊雄を連れて家を出ようとする俊介
すると携帯電話が鳴った
伽倻子の夫だった
彼の話によると俊介の子供が生まれたらしく女の子だという
何かを察知しショックを受ける俊介
2階から伽倻子の血塗れ遺体が亡霊として蘇り這い出てくるじゃないか!
数年後佐伯家は村上家になっていた
家で異音が一人だけ聞こえ悩む村上家の親類で同居人の由紀は音の原因を探すうちに屋根裏を覗き人間ではない何かに引き摺り込まれる
由紀のいとこで村上家の長男強志は行方不明になり強志の妹の柑菜は血塗れのボロボロで帰ってきた
2階に上がっていく娘に声をかけた母は振り向いた顔に驚き叫んだ
さらに数年後旧村上家は事故物件として売りに出されていたがちっとも売れず困り果てた不動産会社社長鈴木達也は霊感が強い妹の響子に相談
早速鈴木兄妹は旧村上家を訪れてみたがあまりの何かを強く感じた響子は兄に頼んで買ってきてもらった清酒を飲み立ち去る
それからすぐに旧村上家は売れ新しい住人が住んでいた

「俊雄」「由紀」「瑞穂」「柑菜」「伽倻子」「響子」の構成

この時の俊雄はブリーフ一丁にはなっていない

藤貴子さん名演技
この作品の1番の見所

ゲップを連発しているような独特の声を出す伽倻子

低予算の東映Vシネマのわりに悪くない
特に怖くはない
ホラー映画に対して鈍感なのは心霊写真を信じるタイプではないからだろう

栗山千明はわりと出番が少ない

三輪姉妹ダブル出演
姉妹だが似ていない
まあそんなもんだ
それでいいんだ
嫁と間違えて自宅にお邪魔していた嫁の姉か妹に抱きついたらまずいことになるからな

続編があるならそっちも観ないといけないなという感じの内容
謎が多い
しかし謎は謎のままなんだろう
謎は謎のままでいい
なーんだそういうことかじゃホラーとしては芳しくない

配役
小学校教師の小林俊介に柳ユーレイ
2年4組の高校生の田村瑞穂に栗山千明
柑菜の従姉の由紀に三輪ひとみ
中学生の村上柑菜に三輪明日美
俊介が受け持つクラスの児童で猫の鳴き真似が得意な佐伯俊雄に小山僚太
俊雄の母で俊介の大学時代の同級生の佐伯(旧姓川又)伽椰子に藤貴子
俊雄の父の佐伯剛雄に松山鷹志
柑菜の兄で高校生の村上強志に安藤一志
柑菜の母の村上典子に吉行由実
俊介の妻で妊婦の小林真奈美に優恵
旧村上家の新しい住人の北田良美に藤井かほり
旧村上家の新しい住人の北田洋に翁華栄
瑞穂が通う高校の教師の中村に洞口依子
刑事の吉川にでんでん
刑事の神尾に諏訪太朗
刑事の飯塚に芹澤礼多
瑞穂のクラスメイトの手塚に木内淳一
佐々木不動産の事務員に斎藤繭子
監察医に並樹史朗
達也の妹で霊感が強い鈴木響子に大家由祐子
響子の兄で旧村上家を管理している小さな不動産会社社長の鈴木達也に芦川誠

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野川新栄

3.0 25年の歴史

2025年9月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

小学校教師の小林は不登校の生徒・佐伯俊雄の家庭訪問に訪れたが、家には俊雄しか居なくて、一緒に両親の帰りを待つことになった。俊雄の母である伽椰子は小林の大学時代の同級生だったが、たまたま目にした伽椰子の日記には小林への思いがつづられていた。時は過ぎ、かつて佐伯家だった家には村上家が暮らしていた。長女の柑菜は従妹の由紀に勉強を教えてもらっている最中に飼育当番だった事を思い出し、中学へ向かった。部屋にひとり残された由紀は、奇妙な音を聞き・・・この家で何が・・・そんな話。

俊雄、由紀、瑞穂、柑菜、伽耶子、響子など、オムニバスのような、途切れ途切れに話が進み、怪奇現象の原因はわからずじまい。事故物件と同じパターンなのかも、と観てたが。
由紀が消えたシーンはゾク、としたが、その他は怖くも何とも無かった。25年前だと怖かったかもしれないが、今観るとなんともなかった。怖い作品を観過ぎたからかもしれない。
呪怨2を観たら何かわかるのかな。
佐伯伽椰子は気持ち悪かった。
25年前の栗山千明は当時から綺麗だった。

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りあの

4.0 嫌〜な感じ🫨の呪怨Vシネマ

2025年9月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「呪怨 Vシネマ版」
近年「ミンナのウタ」や「あのコはだあれ?」で新しいホラーの傑作をモノにした清水崇監督のデビュー作の4K化記念リバイバル公開。
若い頃、ビデオテープ(!)を借りて来て観て以来。
あの時は夜中に続けて観て、余りに怖く、ビデオテープを置いておくのが嫌で、着替えてすぐに返しに行った😅
技術の上がった今観ると、確かにチャチいと思う部分もあるけど、あの頃同様、嫌〜な感じは健在だ。
映画館から家に帰って、何か思い出して、嫌〜な気分になる、あの感じ。
このまま続けて、劇場版の呪怨を観たくなった。

また、本来オリジナルビデオとして作られた作品の為、スクリーンよりも、自宅のテレビで観る方が怖いだろうと思う。出来ればブラウン管で😁

#呪怨

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naichin

未評価 予算の制約を逆手に

2025年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 「リング」と並ぶ Jホラーの代表作が、公開25周年を記念しての劇場公開です。僕は初めての鑑賞でした。家に宿る呪縛霊が、次々移り代わる住民を恐怖に引きずり込むお話。

 なるほど。怨念を直接的な形で見せるのではなく、「何かが起きそう」という不吉なゾワゾワ感を時制の往来で巧妙に引っ張って恐怖を呼び起こします。低予算の制約を逆手に取ったのかな。でも、この一作だけだとスッキリしたまとまりが感じられませんでした。だからと言って、「呪怨2」はもう観なくてよいな。

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La Strada