ジャスティス・リーグ

劇場公開日:

ジャスティス・リーグ

解説

バットマンやワンダーウーマンなど、DCコミックのスーパーヒーローが結集して戦うアクション超大作。「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で描かれた、自らの命を賭して地球の危機を救ったスーパーマンの行動によって、人類への信頼を取り戻したバットマンが、迫りくる強大な敵に立ち向かうため、ワンダーウーマンとともに新たな仲間を探していく。そうして集まったのは、バットマン、ワンダーウーマンに加え、アクアマン、サイボーグ、フラッシュという、いずれも一筋縄ではいかない個性の強い超人たち。バットマンは彼らをまとめあげ、地球崩壊の危機に立ち向かわなければならないが……。出演は、バットマン=ブルース・ウェインを演じるベン・アフレックのほか、単独映画「ワンダーウーマン」が大ヒットしたワンダーウーマン=ダイアナ・プリンス役のガル・ギャドットら。監督は当初「マン・オブ・スティール」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」を手がけたザック・スナイダーが務めていたが、家族の不幸などがあり製作途中で降板。監督クレジットは規定によりザック・スナイダーとなっているが、「アベンジャーズ」のジョス・ウェドン監督が後任について追加撮影なども行い、完成させた。

2017年製作/120分/G/アメリカ
原題または英題:Justice League
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2017年11月23日

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(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

映画レビュー

3.5ハードルが上がり過ぎたヒーロー映画をリセット

2017年11月30日
PCから投稿

楽しい

興奮

萌える

最近ヒーロー映画に対する世の中の期待が過剰になってはいないか。確かにマーヴェルはヒーロー物に新たな可能性をもたらしたし、追いつけ追い越せのDCも野心的な試みをしてきたように思う。ただ、肩ひじ張らずに楽しめるファミリー映画以上のものが観客からも求められるようになり、Twitter等で世間の感想を追っていても、思い入れが深すぎて「重いよ!」と言いたくなることがある。 その点DC系ヒーローが集結する「ジャスティス・リーグ」は、いろいろ不満点あれど、程よく楽しいお祭りムービーとしてちゃんと成立していたと思う。スーパーマンを肴に神と人間について考察したり、バットマンから善と悪の境目の曖昧さを感じ取ったり、そういう映画にはそういう映画の役割や面白さがある。でも今回の「ジャスティス・リーグ」は「お待たせしまいた!全員集合!」ってことでいいのではないか。しかもワンダーウーマンのガル・ガドットの魅力はもはやアンストッパブルですな。

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村山章

3.5何かが劇的に変わりそうな兆しは確実に感じる

2017年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

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牛津厚信

3.5疲弊したベンアフのバットマンが意外な収穫?

2017年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

各ヒーローが一応メジャーで細かい説明は不要な「アベンジャーズ」に対抗して、メインシリーズが好調なワンダーウーマンの艶やかさと、新米フラッシュのコミカルさと、そして、見た目スイマー体型の半漁人、アクアマンの逞しさを注入し、イメチェンに成功した"DCユニバース"の最新作。TVCMもそんな乗りを全面に押し出した演出だが、個人的には、長引く悪との死闘で疲弊し、その疲れからか髪に白い物が混じるベン・アフレックのバットマンが意外な収穫だった。シリーズ卒業が噂されるベンアフだが、その決断は少し先延ばしにして欲しいと思う今日この頃である。

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清藤秀人

4.0冒頭の印象的なモンタージュからザック節

2017年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

興奮

身内の不幸でスナイダー監督が途中降板と聞き、彼の演出がどの程度残っているのか不安もあったが、スーパーマンを失った世界の悲しみをモンタージュで示すオープニングが「ウォッチメン」を想起させて感慨深く、まずは一安心。映画ファンを驚かせた「300」の再生速度を巧みに操るアクション演出も、高速移動する超人フラッシュを得て、得意の技を発揮できるシークエンスが増えたと張り切ったのではないか。 フラッシュと言えば今回登場する新ヒーローたちの中で単独作が最も楽しみなのが彼。ただ、コミックリリーフの役回りも含め「X-MEN」シリーズのクイックシルバーとキャラがかぶり気味なのは気になるが。 「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが監督を引き継いだことで、ザックの作家性である暗さが抑えられ、明るく分かりやすい活劇になった。「ジャスティスの誕生」の評価が低かったこともありワーナーが無難な路線を望んだのだろう。

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高森 郁哉