猿の惑星 征服

劇場公開日:1972年7月22日

解説

「猿の惑星」シリーズ第4作目。製作アーサー・P・ジェイコブス、監督はJ・リー・トンプソン、脚本はポール・デーン。撮影はブルース・サーティーズ、音楽はトム・スコット、メークアップはジョン・チェンバースが各々担当。出演はロディ・マクドウォール、ドン・マレイ、リカルド・モンタルバン、ハリー・ローズ、ナタリー・トランディなど。

1972年製作/アメリカ
原題または英題:Conquest Of The Planet Of The Apes
配給:フォックス
劇場公開日:1972年7月22日

あらすじ

1990年、ここはアメリカ・メガロポリス。生活は厳しく統制され、高度にコンピューター化されている。20年ほど前、人間に殺されたコーネリアとジーラの子シーザー(ロディ・マクドウォール)は成人し、アーマンド(リカルド・モンタルバン)に可愛がられていた。なかば警察国家を形成している、このメガロポリスの支配者たちは、猿を奴隷化して、重労働を押しつけていた。人間に愛されて育ったシーザーは、アーマンドに初めて町に連れていかれ、猿たちがいじめられているところを目撃し、思わず大声をだしてしまった。アーマンドはシーザーを逃し、警察に出頭した。この事件はブレック知事(ドン・マレイ)と警察署長コルプ(セバーン・ダーデン)の耳に入り、2人にカマをかけられた彼は、ついに20年前、人語を話す猿の子を処刑の手から救ったことを白状させられた。彼は窓ガラスを破って逃げようとして命をおとした。シーザーは、アーマンドの死を知ると直ちに立ち上がり、復讐を計画する。折しも猿たちの不満はつのるばかりだった。手始めとしてシーザーはブレック邸の奴隷として時期の到来を秘かに待っていたが、彼が人語を話すチンパンジーの子ではないかと疑いを持たれるようになった。シーザーは捕らえられ電気刑に処せられたが、猿に理解を示すマクドナルド補佐官(ハリー・ローズ)に救われ、猿軍を組織し戦闘態勢に入った。やがてシーザーの指揮する猿軍は、あらゆる通信網を断ち切り、ブレック知事の本拠を急襲して彼を血祭りにあげた。戦端は開かれ、陣頭に立ったシーザーは部下を率いて都心に突入し、市民軍と対峙した。そして勝利は猿軍に輝いた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1

写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

3.0 猿の湧くせい?クラシックなのに話しっかり

2025年12月12日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

 小さい時に「猿の惑星」が公開されて、2作目以降は見ていなかったので鑑賞。最近の映画の技術革新には目を見張るものがあるが、外での撮影をしたこの映画では、日光の陰影、風の感じ、カッと晴れ上がった青空なんてとても清々しく映し出されており、内容抜きにそれを感じるだけでも見る価値がある、と再認識する。また、エキストラなんて言葉も最近はきかれなくなった。よく猿(笑)たちをこんなに集めたものだ。至るところから湧いて出てくる。人間に使われる猿たちをみていると、まるで今の外国人労働者を暗示しているかのようで、安い労働力で働かせたり、また奴隷であるかのように扱われている。変わらないぢゃあないか。
 もしアメリカではなく、中近東で製作されていたら、果たして猿たちと人間は和解していただろうか。互いが根本に同じ価値観を持つことはとても重要なことだ。意識せずに見ていたのに、やたらと世界情勢と絡めてしまった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ぱんださん(ちら

3.5 65点

2025年11月5日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ま

1.0 安易なレボリューションだぜ!!日本の連○○軍と同じ

2024年11月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
マサシ

3.5 2011年から始まったリブート版のメインキャラになるシーザー誕生の物語、そしてシーザーが導き奴隷扱いの猿達が立上り叛乱を起こすストーリー

2024年6月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

クラシックシリーズの4作め
前作で死んだと思われていたコーネリアスとジーラの子供はサーカス団のチンパンジーと入れ替えられ生きいていた、それが成長しシーザーとなります

蜂起したシーザーにハリー・ローズさん演じる人間で唯一 猿たちに友好的で理解を示し協力する黒人のマクドナルドが“同じ奴隷の子孫として慈悲を嘆願する”と暴力反対を訴えるシーンが印象的でした

徐々に徐々に皆が知っている“あの世界”に向かって行っているのがとてもサスペンスフル
前作「新・猿の惑星」に続き見ごたえのある秀作です

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Jett