呪怨2
劇場公開日:2003年8月23日
解説
“呪われた家”をめぐる恐怖をショッキングに描き、大ヒットした「呪怨」の続編。監督・脚本は、前作での演出が高く評価され、リメイク版でのハリウッド・デビューも決定した清水崇。主演は、今作で映画初主演を飾る酒井法子。
2003年製作/92分/日本
配給:ザナドゥー、東京テアトル
劇場公開日:2003年8月23日
ストーリー
ホラー・クイーンの異名を取る女優、原瀬京子(酒井法子)は、呪われた家をレポートするテレビの心霊特番に出演した夜、婚約者の石倉将志(斎藤歩)の運転する車に乗って帰路についていた。道中、車は首都高速で猫を轢いてしまう。将志は猫の死体を処理せずに車を発進させるが、次の瞬間、彼はおぞましいモノが車に乗り込んでいたことを知る。やがて車はコントロールを失い、壁に激突して大破してしまう。その事故で将志は意識不明の重体となり、京子も重傷を負ってお腹の子供を流産した。だが数日後、彼女はかかりつけの産婦人科で主治医から「お腹の赤ちゃんは順調に育っている」と告げられる。テレビでレポーターをしているタレントの三浦朋香(新山千春)は、自宅のマンションで毎晩夜中の同じ時刻になると聞こえてくる物音に悩まされ、部屋に恋人の山下典孝(堀江慶)を呼ぶ。それは、角部屋の誰もいるはずの無い壁の向こうから誰かが叩いているような不気味な音で、毎晩12時27分になると聞こえてきた。やがて、心霊特番で呪われた家をレポートした日、朋香が深夜に帰宅すると、そこには信じられない光景が彼女を待っていた…。テレビ・ディレクターの大国圭介(葛山信吾)は、『心霊特番! 呪われた家の真実・謎の怪死事件に迫る!』という番組のロケのため、出演者の原瀬京子と三浦朋香、そしてスタッフを連れて練馬区の住宅地にある一軒の家を訪れる。かつてそこに住んでいた一家の夫・佐伯剛雄が妻・伽椰子を惨殺し、自らも付近の路上で死体となって発見され、当時6歳の息子・俊雄が行方不明になって以来、その家に関わった者の謎の死や失踪が多発していた。不気味なノイズが録音された以外、収録は無事に終わったかに思えたが、その夜、メイク担当の大林恵(山本恵美)が悲鳴と共に姿を消したのをはじめ、番組関係者が次々と失踪、局は番組を制作中止にする。圭介は改めて録画されたビデオをチェックするが、その映像には映ってはいけないあるモノが…。女子高生の千春(市川由衣)は、友人の誘いで原瀬京子主演のホラー映画にエキストラ出演する。撮影中、彼女は京子にまとわりつく白い少年の霊を目撃して絶叫し、失神 してしまう。やがて、千春の悪夢はより恐ろしいかたちで現実となっていく…。圭介は、関わる者すべてに次々と伝染し、無限に増殖していく理不尽な悲劇の謎を解くべく、すべての発端となった呪われた家に向かうが、そこで廊下で意識を失っている京子を発見する。激しい陣痛に悶え苦しむ京子はすぐに病院に運び込まれ、緊急手術を受けることになった。しかし、それはさらにおぞましい本物の恐怖のはじまりだった……