中井貴一
父は昭和のスター俳優・佐田啓二、姉は女優・中井貴恵。1981年、成蹊大学在学中に東宝の「連合艦隊」でデビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。大ヒットドラマ「ふぞろいの林檎たち」シリーズ(83~97)で人気を博し、NHK大河ドラマ「武田信玄」(88)では主演を務めた。映画「ビルマの竪琴」(85)などで更にキャリアを積んだのち、市川崑監督作「四十七人の刺客」(94)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞し、「マークスの山」(95)、「梟の城」(99)などで正統派俳優として活躍する。近年の主な出演作に日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した「壬生義士伝」(03)のほか、「亡国のイージス」(06)、「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」(10)、「プリンセス トヨトミ」(11)、「麒麟の翼 劇場版・新参者」(12)、「グッドモーニングショー」(16)、「花戦さ」(17)、「嘘八百」シリーズ(18、20)、「空母いぶき」(19)など。映画「記憶にございません!」(19)で第43回日本アカデミー賞優秀主演男優賞に選出された。