ダニエル・デイ=ルイス
父親は桂冠詩人、母親は女優、祖父はイギリス映画界の大物という芸能一家に育つ。ケントの演劇学校在学中から俳優として活躍し、13歳の時、「日曜日は別れの時」(71)で映画デビューを果たす。以降は主に舞台で活躍し、82年にリチャード・アッテンボロー監督の「ガンジー」で映画に復帰。「マイ・ビューティフル・ランドレット」(85)や「存在の耐えられない軽さ」(88)で注目され、89年の「マイ・レフトフット」でアカデミー主演男優賞を受賞する。以降はマイケル・マンの「ラスト・オブ・モヒカン」(92)やジム・シェリダンの「父の祈りを」(93)、マーティン・スコセッシの「エイジ・オブ・イノセンス」(93)「ギャング・オブ・ニューヨーク」(02)など作品を厳選して出演。07年のポール・トーマス・アンダーソン監督作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で2度目のアカデミー主演男優賞を手にする。スピルバーグ監督の「リンカーン」(12)で米第16代大統領エイブラハム・リンカーンを演じ、史上初3度目のアカデミー主演男優賞受賞を果たした。