スティーブン・バーコフ
出身地の英ロンドンと、仏パリで演技を学び、59年に初舞台を踏む。68年、ロンドン・シアター・グループを設立し、俳優だけでなく、脚本家としても活躍する。演出も数多く手がけ、中でもフランツ・カフカ原作の「変身」「裁判」が有名。英国の演劇界を代表する人物で、日本での上演作も多い。舞台と並行して、映画「時計じかけのオレンジ」(71)、「バリー・リンドン」(75)などに出演。「007 オクトパシー」(83)、「ビバリーヒルズ・コップ」(84)、「ランボー 怒りの脱出」(85)の悪役で、映画にも欠かせない存在になる。TVミニシリーズ「戦争と追憶」(88~89)ではアドルフ・ヒトラー役を演じた。近年の出演映画に「ツーリスト」(10)、「ドラゴン・タトゥーの女」(11)など。