ジョエル・コーエン
ニューヨーク大学映画学科を卒業し、サム・ライミ監督「死霊のはらわた」(81)などの編集に携わる。84年、弟のイーサンとともに「ブラッド・シンプル」を脚本・監督、インディペンデント・スピリット・アワード監督賞やサンダンス映画祭グランプリを受賞し、幸先のいいスタートを切る。その後もイーサンとコンビで作品を撮り続け、カンヌ国際映画祭で「バートン・フィンク」(91)がパルムドールと監督賞、「バーバー」(01)で同じく監督賞を受賞。07年の「ノーカントリー」でアカデミー作品、監督、脚色賞の3冠に輝いた。私生活では、「ブラッド・シンプル」でデビューし、「ファーゴ」(96)に主演してオスカー女優となったフランシス・マクドーマンドと84年に結婚している。