ジム・ジャームッシュ
オハイオ州アクロン出身。高校卒業後ニューヨークに引っ越し、仏パリにも約1年間滞在する。作家を志してコロンビア大学に進学、卒業後にニューヨーク大学の映画学科で映画製作を学ぶ。ニコラス・レイやビム・ベンダースに師事し、1980年に初監督作「パーマネント・バケーション」を発表。長編2作目「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(84)でカンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞し脚光を浴びる。「ミステリー・トレイン」(89)で同映画祭の芸術貢献賞を受賞。以降も「デッドマン」(95)、「ゴースト・ドッグ」(99)、「コーヒー&シガレッツ」(03)など独特のオフビートな作品を撮り続け、米インディペンデント界を代表するフィルムメーカーとして活躍。同時にカンヌ国際映画祭の常連として、「ブロークン・フラワーズ」(05)ではパルムドールに次ぐグランプリを受賞。近年の監督作「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」(13)、「パターソン」(16)、「デッド・ドント・ダイ」(19)も、すべて同映画祭のコンペティション部門に出品されている。