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映画「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」 オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
劇場公開日:2013年12月20日
解説
「リミッツ・オブ・コントロール」(2009)以来、約4年ぶりとなるジム・ジャームッシュの監督作。ミュージシャンと吸血鬼を題材に描くラブストーリーで、トム・ヒドルストンとティルダ・スウィントンが、孤独な宿命を背負った吸血鬼のカップルを演じた。吸血鬼でありながら、マルチミュージシャンとして活躍するアダムは、自己破滅的な人間たちの振る舞いを憂えていた。そんなある日、何世紀にもわたり愛し合ってきた恋人で、吸血鬼のイヴと久しぶりに再会。しかし、イヴの妹エヴァが2人のもとを訪れたことをきっかけに、3人の運命がゆっくりと変わっていく。共演にミア・ワシコウスカ、ジョン・ハート、アントン・イェルチン。
2013年製作/123分/G/アメリカ・イギリス・ドイツ合作
原題:Only Lovers Left Alive
配給:ロングライド
スタッフ・キャスト
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人間ではない吸血鬼が主人公。
イヴの妹がアダムの友人の血を吸って殺してしまう。そこからが彼らの悲しい物語になってしまう。現実味があり、現代に生きる吸血鬼という感じが感じられる作品だった。
ずっと穏やかで面白くない。
2022年9月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
コンスタンティン続編にティルダが出るかどうかハラハラするのでとりあえず出演作品を見て落ち着こう
吸血鬼モチーフのマイノリティがテーマなのかな、と感じた
現代の吸血鬼の生活描写が、例えば障害を持つ人々が生活する上で常にある不便さや、社会にまるでないものとして扱われている風刺に思える
逆にハンディキャップではなく、永遠に生きられることや、アダムがカリスマミュージシャンだと言う、優位性もまた時には差別の対象になることが描かれている
普段私たちは美人は得だな~とか、何気なく言っちゃうけど、学力でも運動神経でも、突出した才能を民衆の楽しみなり利益なりとして与えてくれない存在は容赦なく叩く、てのが罷り通ってると思う、ゲーテの旅行記(だったかな?)にも“この鳥ども(民衆)の囀ずりが…”みたいな嘆きがあるからSNSとか出来る以前からずっとあるとこなんでしょうねえ
ゾンビが世界をダメにしてるというのはそういうことなんだろうなあ
民衆に対して同じような感覚があるからアダムも芸術家とは仲良くできる
にしてもあらすじの“トラブルメーカーの妹”が全然出てこないなあと思っていたらトラブルを蒔いてあっさり退場、
映画まるまるティルダスウィントンとトムヒドルストンの美しさを見るだけの作品だった
印象の項目に“美しい”がない、どうすりゃいいんだ!?
それにしてもトムは太宰キャラ似合いすぎて格好いいよりなんだか面白くなってしまった
2021年8月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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『JIM JARMUSCH Retrospective 2021』にて鑑賞(初見)。
イヴがターンテーブルに載せたシングル盤には、Westbondのレーベル面が…おっ!ファンカデリック!?と思ったら、Denise LaSalle "Trapped By A Thing Called Love" …さすが"スタックス派"(笑)…バックは、Hi Rhythmだけどね(笑)
*主人公のアダムがギター・コレクターで、ちょっとした"うんちく"話なんかもあって、オープニングからなかなか面白かった。
*ホラー要素は低めですが、ユーモアの効いたストーリーに2時間ずっと釘付けだった…オススメ!笑
2021年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
≪JIMJARMUSCHRetrospective2021≫
ジャームッシュ、本域での頭の中が垣間見れるような一筋縄ではいかない頭の良さ、イギリス文学史やら科学など音楽にしても小難しい要素が含まれ、単純にパンクやロックンロールなイメージから良くも悪くもインテリな印象も感じられる本作。
血を嗜み、血を求め彷徨う二人がジャンキーカップルにも映る、古き良き時代や文化を破壊する行為の民衆を"ゾンビ"に例えながら「デッド・ドント・ダイ」ではまんま物に執着するゾンビを描き、存在自体がこの世のものとは思えないティルダ・スウィントンの吸血鬼感、トム・ヒドルストンとの年齢差が二十も離れているのが信じられない優雅さが素晴らしい。
初公開時、チネ・ラヴィータにて鑑賞。