オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴのレビュー・感想・評価

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

劇場公開日 2013年12月20日
21件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

ジャームッシュの大傑作!

文学、映画、音楽等の芸術をめぐる歴史を、資本主義(経済利己主義?)に塗れた「ゾンビ」と、過去の芸術を見守る「吸血鬼」(=天使)との闘い(?)として、時にメランコリック、時にユーモラスに描いたジャームッシュの大傑作!ジャームッシュ映画を観た後は、世界が輝いて見える。

veracruz
veracruzさん / 2017年9月2日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  笑える 楽しい 知的
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 1 件)

面白いかどうかというより お宝感満載で コレクションにしたい 役者...

面白いかどうかというより お宝感満載で コレクションにしたい 役者とか映像だけで見ごたえがあったしストーリーはどうでも良い感じ

ふうさん
ふうさんさん / 2016年10月8日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

だいすき!

画面の全てが愛おしくなる。モロッコも音楽も、好みです。

natsumi
natsumiさん / 2016年2月28日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

よかった ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 ジャームッシュの映画は良く眠くれるので、寝る前に少しずつ見ていたら30分あたりから面白くなって、特に妹が現れからはますます面白くなって最後まで見た。さっさと追い出せよとイライラしつつも目が離せなかった。こんなことならコンディションを整えて頭からじっくり見ればよかったと後悔した。

 吸血鬼が創作意欲を持っていて才能にこだわっているところがとても面白かった。時代劇で過去の交流なども描いて欲しい。尽きない寿命があって、感性は枯れないものなのだろうか。

 現代では吸血殺人なんか御法度であることが何度も繰り返されていたのも面白かった。「あなたに贈り物をしたいわ、お金を全部よこしなさいよ」と言うのが変で面白いのだが、素直にお金を渡してしかも彼が本当に喜ぶ贈り物をするので安心した。

 音楽もよかった。顔から色つやを抜くメイクがそれっぽかった。

古泉智浩
古泉智浩さん / 2015年10月3日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  楽しい
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

わからんね

吸血鬼が現代で生きにくくなてるのは知ったが意味がイマイチでした

素子
素子さん / 2015年5月22日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

緩やかに穏やかに

淡々としつつ。
起承転結はイマイチわかりにくかったけど、観ていて飽きがこなかった。
長い人生の1ページ。

Love&meat
Love&meatさん / 2015年4月13日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 0 件)

これは優雅な映画

オープニングで、私はすでに満足してしまっていました。星空が映し出されたかと思ったら、それが回転し始め、そしてそれがレコードの回転に重ねあわされる。もうそれだけでジム・ジャームッシュ監督、全開というわけでした。音楽と、この編集のリズムもまた、ジム・ジャームッシュらしい!
ヴァンパイア達が、何かを創り出す、何かを残すこと、それだけを見つめているというリアリティに胸を打たれましたね。

チャーリー
チャーリーさん / 2014年11月3日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 知的 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

上品な吸血鬼ロマンス。

ジム・ジャームッシュのセンスと嗜好が
散りばめられた良作。
賛否両論はもちろんだろうけど
知的好奇心が旺盛な人は
こんな二人の恋愛のカタチに憧れるはず。
私はとても大好きな作品の一つになりました。

くまんちゅ
くまんちゅさん / 2014年10月2日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

衝撃!!

初ジム・ジャームッシュでした。が、この映画に惚れ込んでしまった。
たぶん、何百年と生きているであろう吸血鬼ふたりの、非日常的な日常の物語。
どのシーンがというわけではないんだけど、自分はこの作品をずっと忘れない気がする。トム・ヒドルストン、ティルダ・スゥィントンの存在感も素晴らしかった。

seri
seriさん / 2014年7月18日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  悲しい 楽しい 知的
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 0 件)

新次元のジム、ジャームッシュ…

凄い…見応えでした。

ジム・ジャームッシュ監督といえば、雰囲気監督のイメージですが。
その雰囲気と、物語の歯車が見事に噛み合った…
置いてかれなくて済む(笑)作品。
当然ながら、質が高いのは言うまでもありません。

ティルダ・スウィントンの「異相」の美も再確認。

「ゴースト・ドッグ」でもなく
「フローズン・フラワー」でもない
新しいジャームッシュ・スタイル。

映画好きなら押さえるべし。

レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ
レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれさん / 2014年3月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 知的 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

命の枠組から外れた者たちの終わらない夜宴

正真正銘の、ジャームッシュ作品ですね。
笑いスレスレ、下手したらギャグに転びかねない展開を危ういままに、しかしきちんとシリアスに描く手腕はまさしく彼の特徴です。
絵空事というか、世間一般で認知されている吸血鬼の設定を、殆どアレンジ挟まずに臆面もなく堂々と現代21世紀の舞台に落とし込むなんて、或る意味ではリスキーな世界観の提示というかね。でもそれこそが、紛れもなくジャームッシュの作品なんですよ。だから良いんです。さっきから彼の作品だって主張を連呼してますけども。

しかし、ジャームッシュのヴァンパイアは、それでも余所とは一味も二味も違うんですね。
哲学、思考のループに絡め取られながら生きているというか。
命の枠組、輪廻から外れた彼らは人間=ゾンビを蔑み、回転するレコード盤に自身をなぞらえ、死んだままに永遠の命を彷徨う。その矛盾。

永遠の人生、それは幸せなのか不幸なのか。そんな一辺倒な幸福論は最後まで登場しない。所詮アンダーグラウンドに生きる者は、飽くまでアンダーグラウンドなる生き方に囲われる。

面白い物語体験でした。

ロロ・トマシ
ロロ・トマシさん / 2014年2月14日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  楽しい 寝られる 萌える
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

かっこいいロキ ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

最初の人間、アダムとイヴってことなんでしょうか。
最後、怪異の王としては高潔かつ気品ある死を選ぶ、の方がかっちょいいと思いました。

かっこいいロキを観にいって本物の女吸血鬼と遭遇してしまったよ…、って感じ。

唸蔵
唸蔵さん / 2014年1月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

アメリカから遠く離れて

前回のスペインから、タンジール→パリ経由でデトロイトへ。かつての劇場今は駐車場と、ホーリーモータースのリムジンが集まる駐車場。比べるべきは、リミッツオブコントロールではなく、ましてやデッドマンであるはずもなく、パーマネントバケーションのアロイシスパーカーであるはずだ。

ssspkk
ssspkkさん / 2014年1月22日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  楽しい 知的 萌える
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

映像もさることながら… ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

聴かせる映画です。全編に漂うミスティックな雰囲気と、それにマッチするアラビアンなムードのBGM。最後は実在するレバノンのミュージシャンをそのまま出演させて、なんとも粋な演出。ありきたりなヴァンパイア映画とは一線を画した、玄人向けの作品です。

キミドリ
キミドリさん / 2014年1月10日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 0 件)

ジム・ジャームッシュの世界観

彼の作品は初めて観ましたが、テンポと雰囲気がとても気に入りました。
ティルダとトムの演技もヴァンパイアなのにどこか人間ぽいところもあり、それぞれとても印象的でした。
二人の愛し合い方もイイですね。
とても気に入りました。

げぴ!
げぴ!さん / 2014年1月8日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  笑える
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

美的センスが流石!

吸血鬼のアダムとイブの物語。
デトロイトとモロッコに、離れて住む
二人の退廃的な部屋のセンスが最高にカッコよく、そこに流れる音楽もまたCOOL!
ビジュアル、音楽共にジム・ジャームッシュならではの斜に構えた美的センスが流石です。

HIROKICHI
HIROKICHIさん / 2014年1月8日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 知的 寝られる
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 0 件)

心地よいダークさとユーモアと耽美

ジム・ジャームッシュのヴァンパイア物って、
どう料理するんだろうって思ってたら、
ダークだけどピリッとしたユーモアもあって、
アナログの良さ、ノスタルジアなのかな?
耽美といっていいのかな、、
心地よい作品でした。

とにかく二人の会話・関係がとても観ていて心地よい。。。

雰囲気・空気感はナイト・オン・ザ・プラネットを思い出しました。

それを妹がぁ~~>_<

mayu
mayuさん / 2014年1月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  笑える 楽しい 知的
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

大人のヴァンパイア映画

ヴァンパイアの主人公アダムとイヴを演じるトム・ヒドルストンとティルダ・スウィントン、それに老ヴァンパイアの文筆家マーロウのジョン・ハートを加えた3人の達者な演技に見とれる。血液を口に含んだあとの満たされた恍惚感と、同時に神経が研ぎ澄まされていく様子を表情の変化だけで表現する。巧い。若手の演技派筆頭といわれるミア・ワシコウスカも、さすがにかなわない。

この作品のヴァンパイアはむやみに人間を襲ったりはしない。何世紀もに渡る寿命を持ちながら、自分の時間を大切にした暮らしを送る。いや、時間があるからこそ生き急ぐ必要がないのかもしれない。時の流れに身を任せられる生活は人間にとって、とくに現代人にとって理想の姿といえる。
長い年月の中で、ときには歴史的な出来事に絡んできた彼らから見れば、人間の行動は他愛もなく浅はかで短絡的に違いない。
彼らヴァンパイアは夜しか街に出ない。『歴史は夜つくられる』を地で行くような存在だ。

派手なVFXはないが、現代社会が慢性的に抱える諸問題をすさんだ人間の体に流れる“汚れた血”に置き換えた風刺が垣間見える、大人のヴァンパイア映画だ。
すべてのシーンが夜だけという珍しい映画でもある。

マスター@だんだん
マスター@だんだんさん / 2013年12月28日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  知的 萌える
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 2 件)

環境汚染で、なんとヴァンパイアも絶滅危惧種に。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 原題は1964年に発表されたSF小説“Only Lovers Left Alive”と同じ。劇中でもイヴが愛読書として、旅先までも携帯していました。
 この小説は大人が全員自殺してティーンエイジャーたちがやりたい放題する社会の出現を表現しています。そんな世紀末の到来を予見した原作になぞったか、本作のルックはジャームッシュ監督が説明するヴァンパイアのラブストーリーというよりも、強烈な皮肉を込めた社会風刺の作品といったほうが分かりやすいでしょう。何と言っても、文明の発達は、人間の体内に様々な科学物質を取り込み、もはやヴァンパイアが安心して、人間を襲えない状況となっていたのでした。もしも、衝動的に不特定多数の人間の血を摂取すると、永遠に近い生命を生きられる長寿のヴァンパイアでさえ、命を落とすことになってしまうことさえ描かれていました。だから現代のヴァンパイアは、身の安全のために不特定の人間を襲うことをやめて、信頼できる医師を通じて、安全な血液を入手していたのです。その原因は近代化による水質汚染。地球の環境問題が、ヴァンパイアの棲息も追い詰めているのだという本作の主張は、なかなか面白い着眼点だと思います。

 ただ作品としては、セリフなしの比喩的なシーンが多いのと、主人公のアダムが伝説のインディーズミュージシャンという設定なので、ライブやレコードを聴いているシーンが長いところが気になりました。もっとテンポを上げてサクサクと語ってもらいたいところです。

 余談ですが、アダムのモデルとなったミュージッシャンは、きっとローリング・ストーンズのキース・リチャーズではないかと思います。風貌が似ています。また、妻のイヴが暮らすモロッコのタンジールには、彼らの別荘があり、アルバム「コンチネンタル・ドリフト」は1989年にタンジールで録音されています。ちなみにジャック・スパロウ船長はキースをイメージして演じた、ジョニデは公言しています。キース自身も2007年、シリーズ3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』でジャック・スパロウの父親、ティーグ役として出演。映画とつながりの深いミュージッシャンです。
 但し、アダムの異常なほどのいろんな楽器を器用に弾きこなし、異常なほどの楽器フェチなキャラは、ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズから引き継いだものではないでしょうか。

 ところで、彼らの名前から察するに、旧約聖書の創世記のころから生きてきたのでしょう。その時々の文明の芸術や文化や思想を司る歴史的有名人を影で操って、影響を与え続けてきた彼らは、凄くプライドが高いのです。普通の人間をゾンビと見下していました。 アダムの自慢話の一つに、シューベルトの曲は、こうやって作ったのだよと、まるで本人の守護・指導霊になったかのような感じ。
 また、イブの父親で「先生」と呼ばれるマーロウは、たくさんの戯曲を書いており、もしかしたらシェイクスピアのゴーストライターをやっていたのは、彼なのかもしれません。
 単なる健康問題ではなく、そんなプライドの高さが、人間を襲うことを野蛮な行為として、葬り去ったのだと思います。台詞でも、どんなに飢えても「そんな15世紀の昔にやっていたことになんてやらないしてしない。」ということが何度も語られます。
 ただ安全な血液の入手ができなくなったことで、生命の危機を感じた彼らはどんな選択を行うのか、すごく興味深いラストでした。

 さて、物語は至って単純。夫のアダムは、どんな弦楽器でも弾くことができる天才的なミュージシャンとして、デトロイトで人知れず暮らしていました。会うのはプロモーターのイアンだけ。イアンはアダムの依頼でエレキギターの名機を買い集めていたのです。それ以外ファンの若者たちとも一切会うこともなく、住所も極秘に。
 アダムは、1960年代以降の文明については否定的。iPhoneを使いこなしてテレビ電話してくるイヴに対し、アダムは、わざわざノートパソコンを、50年代の丸形テレビにつないで会話していました。パソコンは仕方ないのかな?
 モロッコとデトロイトとの遠距離恋愛に淋しさを感じたイブは、夫の元に駆けつけます。移動はヴァンパイアなので、いつも夜間。だから飛行機の発着時間にも気を使わなくてはいけないので大変です。
 デトロイトに着いて、夫の邸宅に向かうイブが見るデトロイトの町並みは、自動車産業の衰退で、ゴーストタウンとなっていて、ヴァンパイアが隠棲するのにピッタリです。
 相当長い間会っていなかったふたりは、久々の逢瀬を楽しみます。ヴァンパイアだって、エッチはやるようです(^^ゞ
 昼は寝て、夜は起きてデートを楽しむ平穏な日々が続くふたり。特に血液を呑むときの至福の表情が印象的でした。
 そんなところに押しかけてきたのが、イブの妹のエヴァ。大切な血液のストックをがぶ飲みして、イアンとはイチャイチャとやりたい放題。血液を取り上げられたエヴァは、ついついイアンを襲って殺してしまいます。死体の処理に困ったアダムとイブは、どんな選択を行うのかというものでした。エヴァの脳天気さが、ヴァンパイアらしくなくて面白いところです。

 最後に、本作では「ぐるぐる回るもの」が、メタファーとして扱われています。
 オープニングでまるでアダムとイブがが同じ場所にいるかのように、シンクロしてぐるぐる回っているかのように映し出された入り、しつこいくらいにアナログレコードがぐるぐる回っているところがアップされたり、テープレコーダーの大きなオープンリールがぐるぐる回っているところが映し出されたりします。
 ふたりは時々、量子物理学の議論をかわしていました。この廻るという概念、そして離れた場所の存在がシンクロはして動くというメタファーが意味しているものとは、量子もつれでわかる新しい量子力学の世界を象徴しているものと思います。それは、「2つの量子は離れていてもつながっている」というアインシュタインを悩ました現象でした。とても難しい概念なので、「量子もつれ」とは何かと「不確定性原理」について、興味がある方はお調べ下さい。
 きっとジャームッシュ監督は、彼らは「量子もつれ」を操作して、永遠の生命を手に入れているということがいいたいのだと思います。

流山の小地蔵
流山の小地蔵さん / 2013年12月22日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  笑える 知的 難しい
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

なあ、いい天気だから外に出ようぜ ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

ヴァンパイアって、引きこもりだよね、ってここまで分かりやすく描いた映画はあんまりないかもしれない。

世の人間をゾンビと称し、自分たちの生活圏やライフスタイルを脅かす存在として嫌い、自分の好きな音楽に没頭し、遠く離れた彼女には会いたいといって、わざわざ彼女から出向いてもらったりして。

「ああ、俺、この世を憂う、ロマンチストだぜえ」

全編引きこもりのポリシーで貫かれて、とことんかっこいい男とは真逆で映画が進んでいく。

ひたすら、引きこもり夫婦の気持ち悪い会話に付き合わされる。

最初はアホくさ、思いながら、吐き気をもよおしながら見てたが、血液を調達するシーンや、にわかに時代感覚がおかしい音楽センスなど、ああ、これ、ワザとか、と気付くと、俄然笑けてくるようになる。

「ひきこもっちゃダメなんかぁ」

世の引きこもり、というかジャームッシュ自身にかもしれないが、強烈に皮肉たっぷりに、ひょっとしたらあるいは、自虐的なメッセージがここにはある。

シャレオツな宣伝、お疲れ様です。

「ONLY LOVERS LEFT ALIVE」というのは、ジャームッシュ自身が意図的かどうかわからないが、「LOVERS」とは世に言うカップルのことではなく、この映画で言う、血を吸う、DRINKER(S)に置き換えるとよくわかる。

印象的なシーンとして、血を飲むシーンは、エクスタシーに達した
恍惚な表情をすべてのヴァンパイアが見せる。
また、人間が血を流したり、怪我をしたところを見るとゾクゾクするのは、普通に性の象徴。引きこもろうが、本能的な欲求は変わらない。

ラスト、彼らが、引きこもりのねじまがったポリシーをブン投げ、夜道のカップルを襲うのは、

「あんなに嫌っていたイヴの妹エヴァのやり方が正しかった」
「ウジウジ籠っていると生きてられない」

ということなのだろう。

LOVERSとは愛ではなく、欲望を追うもの。
ヴァンパイアにとって、純粋な欲望、生き血を吸うものがだけが生き残る。

引きこもりは、外に出て、その存在において、純粋な欲望を追いかけなければいけないのだ。

さあ、いい天気だぜ?

しんざん
しんざんさん / 2013年12月21日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  笑える
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

21件中、1~20件目を表示

映画レビューを書く
このページの先頭へ

最近チェックした履歴

映画の検索履歴

他の映画を探す

映画館の検索履歴

他の映画館を探す

特別企画

Jobnavi
採用情報