ジェフリー・ラッシュ
オーストラリアを代表する俳優のひとり。クイーンズランド大学在学中から古典劇を中心に様々な劇団の舞台に立ち、演出も手がける。映画デビューは、1981年の豪映画「フェイク野郎」。スコット・ヒックス監督の「シャイン」(97)で、ハンディキャップを克服した実在の天才ピアニストを熱演し、アカデミー主演男優賞をはじめ賞レースを総なめにした。これを機にハリウッドで活躍し、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ(06~17)のバルボッサ役でおなじみに。「恋におちたシェイクスピア」(98)と「英国王のスピーチ」(10)でアカデミー助演男優賞、「クイルズ」(00)で同主演男優賞にノミネートされた。その他の出演作に「エリザベス」2部作(98、07)、「鑑定士と顔のない依頼人」(13)、「ジャコメッティ 最後の肖像」(17)など。オーストラリア映画テレビ芸術アカデミーの初代会長(11~17)を務めた。