英国王のスピーチ
劇場公開日 2011年2月26日
解説
現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の伝記をコリン・ファース主演で映画化した歴史ドラマ。きつ音障害を抱えた内気なジョージ6世(ファース)が、言語療法士の助けを借りて障害を克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描く。共演にジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター。監督は「くたばれ!ユナイテッド」のトム・フーパー。第83回米アカデミー賞で作品、監督、主演男優、脚本賞を受賞した。
2010年製作/118分/G/イギリス・オーストラリア合作
原題:The King's Speech
配給:ギャガ
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2018年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
日本の政治家などを見ていると、政治とは言葉で煙に巻くものかと思ってしまうことがある。いい加減な答弁で時間を浪費し、屁理屈じみた言葉の定義で本来の言葉の意味をも歪ませてしまったり、総じて言葉の軽さがめにつく。しかし、本作や『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』などを観ると、政治において言葉とはなにより大事なものだと実感させられる。言葉によって社会を動かすのが政治であり、それをするには修練と試行錯誤が欠かせない。
本作は英国王ジョージ6世の歴史的スピーチの裏側に焦点を当てる。ジョー・ライト監督の『ウィンストン・チャーチル』にも登場する人物だ。チャーチルも見事な演説で英国民を戦争の危機に向き合わせたが、このジョージ6世のスピーチもまた多くの英国民を鼓舞した。
史実とは異なる点ももちろん散見されるが、言葉の重みを描いた秀作だ。
2022年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
第2次世界大戦直前、イギリスでの吃音で悩む王と言語障害専門のローグとの吃音克服、そして開戦スピーチに臨む。
王族に生まれたこと、境遇、父からの強制、様々な理由から吃音に至ってしまったと見受けれ、さらに王となってからの孤独を抱え、戦争突入と悩む姿は心境を考えると切ない。
ローグが身分関係なく友人として王の心の傷を癒しながら、共にスピーチに臨んでいく過程は重すぎることもなく、くすっと笑えるシーンなどもあってよかった。 コリン・ファースとジェフリー・ラッシュが光ります。
最後のスピーチではこれまでの彼の努力や王としての覚悟、様々な想いが国民に届いて感動的だった。
王である夫を信じて支える王妃も素敵でした。
2022年6月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
良い映画でした。スピーチのシーンはとても感動しました。涙もホロリ。アマプラでの評価が高く期待しすぎたのと、吹替版で見たからかな。あと、ハリーポッターの俳優さんがあちこちに出演されててそちらにも気をとられました。
不器用な人が頑張っている姿ってとても素敵で、でもなかなかどうして努力が報われないからどうしても泣いてしまう。私の中ですごく大事な作品。
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