シャイン

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

実在の天才ピアニスト、デイビッド・ヘルフゴットの半生を映画化し、主演のジェフリー・ラッシュが第69回アカデミー賞主演男優賞など数々の賞に輝いた伝記ドラマ。オーストラリア、メルボルンで暮らすデイビッドは、音楽家の夢に破れた父に幼少時からピアノを厳しく教え込まれ、その才能を開花させる。しかし留学の話が出ると、父は彼が家族から離れることを暴力的に拒否。結局デイビッドは父の許しを得ないまま、英国王立音楽院に留学するためロンドンへ渡る。父にいつか弾きこなすよう言われていたラフマニノフのピアノ協奏曲第3番をコンクールの演奏曲に選んだデイビッドは、猛特訓の末に見事に演奏するが、過度のストレスによって精神を病んでしまう。劇中のピアノ演奏はヘルフゴット本人によるもの。

1995年製作/105分/オーストラリア
原題:Shine
配給:KUZUIエンタープライズ
劇場公開日:1997年3月22日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第21回 日本アカデミー賞(1998年)

ノミネート

外国作品賞  

第54回 ゴールデングローブ賞(1997年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) ジェフリー・ラッシュ

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 スコット・ヒックス
最優秀脚本賞 ジャン・サーディ
最優秀作曲賞 デビッド・ハーシュフェルダー
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

5.0素晴らしい

2023年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

感情の絶頂をありがとう。素晴らしい。感動した。美しい作品。

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イブラちゃん

5.0純粋に自分のやりたいことを追い求める姿は輝いている

2023年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

大好きな映画。

天才的ピアニストの半生を描く作品。

とにかく、作品を通して、映像と音楽が美しい。加えて、役者の演技もすばらしい。主人公の才能が開花していくと並行して、狂気じみていく様子だったり、厳格でありながら、ある意味、世の中的には負け組の父親と主人公との距離感の変遷だったり、その父親にやらされきたピアノだが、精神に異常を来たしてしまったそんなときに、自分を表現できるのはやはりピアノだったり、とにかく、もう、全てが素晴らしい。

圧巻は、汚いアパートメントでピアノを禁止されてしまったデイビットが、ふらふらと立ち寄ったレストランで、見事にピアノを演奏するシーン。泣ける。ホント、号泣。

自分が本当にやりたいことって、実は分からなかったりする。年を取れば取るほど、分からなくなっていったり、分かっていてもできなかったり、臆病になってやろうとしなかったり。

本当に純粋に自分のやりたいことを追い求める姿は、たとえその過程で常識を逸脱した行為があろうとも、そこに才能があって、周囲を幸せにすることができれば、それはやはり輝いているのだと思う。

絶対に観るべき映画。短く、完結にまとまっているが、その短さを感じさせない名作。

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えすけん

4.0鑑賞後、ジェフリー・ラッシュ!!!!と、雄たけびを上げたくなる。 ノア・テイラー氏の演技も鳥肌ものなのに。

2023年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

実話。
でもデイビット氏の兄弟からクレームとな。
 実際は藪の中。羅生門エフェクト(心理用語。詳しくは『羅生門』のレビューをご参考下さい)。
 言えることは、デイビットが語ったことを妻が書いたということだけ。(デイビットの心的現実+妻の価値観によってできた物語で、ある意味、これも事実)

そうか。奥様と出会ってからラストまでが、すごくお座なりな描き方で違和感あったんですよね。
 「父の愛によって狂気に追いやられ、妻の愛によって復活した」というのなら、もっと妻と愛を深める過程をじっくり描くだろうにと不満だったが、そういう理由があったのね。原作本の映画化版権を妻が持っているから、へたな描写して「NO」と言われたら全てがとん挫するものね。

父。私には、暴君には見えなかった。
 ナチスによって家族を殺されて家族が離れることが怖かった父。ああ、ここでもナチスの影が、とそちらの方が唖然とした。根深く引きずるPTSD。
 子が「もっとうまくなりたい」と望む。”ラフマニノフ”にこだわる。反対する父。教えられないから。でも結局、父はレッスン料払えないと言う屈辱をさらしても最初の師に託すし、結局、父は留学資金集めを受け入れる。何とかしたいけど何とかできない父の背中が切ない。
 それに留学すれば、誰が一番かという身も心も擦り切れる世界への参戦。「家族の元に留まれ」という父の言葉は「一番でなくたって愛しているよ」と聞こえた。この時点ですでに、精神障害の兆候が表れていたのでは?という人もいる。
 「お前は運がいい」というのも呪縛にもなるし、幸運を願うおまじないにもなる。それになにより父の本音。ウクライナや各地で起こる災害・絶対的な貧困を考えても、どれほどの才能が花開かずに終わってしまうのだろう。ピアノを弾けているというだけでも幸運というのではなく、自分が心を籠められるものを続けていられるというのが当たり前の世界になってほしいのに。
 「だから大丈夫だ」っていう。どういう意味で伝えるのか、どういう意味で受け取るのか、言葉って難しい。
 『ファースト・ポジション』を観た後だからそんな思いが強いのかしら。
 親と子の愛情って複雑。時が経つにつれ、思い出への意味づけも変わってくる。

子にしてみたら、一番の応援団になってほしい人からの反対。一番応えますね。自分目線からしか親を見れない年代。
 ”ラフマニノフ”にこだわったのはどうしてなのだろう。”一番”難しく、父さえ弾けない曲。父を喜ばせたかったのか、超えたかったのか。

そして、若きデビット氏の頼みから行われる師との常軌を逸した練習。本当にあんな練習だったのか?

そんな映画の事情はどうあれ、

ラッシュ氏の演技が圧巻なことは疑いない。
そしてノア・テイラー氏も。思春期の繊細な演技が光る。
父も師も重厚な演技を見せるが、ラッシュ氏が凄すぎて。

ラッシュ氏を初めて知ったのは『パイレーツ・カリビアン』こんなお子様映画にこんなすごい人がと釘付け。あういう映画でさえ、手は抜かない。そして『英国王のスピーチ』『鑑定士と顔のない依頼人』拝見する作品ごとに印象が違う。振り幅のすごさ。一つ一つの演技の確かさ。
 だけど、このデイビットはそんなラッシュ氏の演技の中でも群を抜いている。

 この年のアカデミー・主演男優賞。トム・クルーズ様もノミネートされていた。トム様推しの私だけれど、ああこの、ラッシュ氏なら、軍配ラッシュ氏でも仕方がないと思ってしまう(泪)。ゴールデングローブ賞はドラマとコメディ/ミュージカルで、分け合っていたけれど。

テイラー氏は『バニラスカイ』の監視員と『オールユーニ―ドイズキル』のオタクな科学者。こちらも印象違う。出てくるだけで結構インパクトがある。

そして何より、流れるピアノの素晴らしさは議論の余地ない。実際にデイビット氏の演奏だとか。

映画ラストのリサイタルより、バーで弾く姿が一番活き活きしているように見える。
 リサイタルは批評家にさらされ、スケジュールに管理されている世界。本当にデイビット氏が望んだことなのか?コンクールに駆り立てた(ようにみえる)父と、リサイタルに引っ張り出す(ようにみえる)妻。同じように見えるのは私だけ?
 なんて、映画での印象で決めつけるのは愚かしいけどね。

映像も色使いがとても洗練されていている。
 バーの前の小雨はちょっと寒々しく。でもバーで皆に囲まれている場面は『NINE』?というほど煌びやか。小説家と青年デイビットの場面はとっても温かく、妻との家はガラス張り、と場面場面も美しく、音楽を引き立てる。

と、惚れこむ要素はたくさんある映画なのだけど、
鑑賞し終わっての印象が、ジェフリー・ラッシュ!!!!になっちゃう。
 映画に感動というより、俳優の演技に喝采を送ってしまう。
 父と子の物語は、見返すたびに意味付けが変わり、新たな発見がありそうだ。
 なのに、成人になってからが別物語になったようにも見えて、
 後半の妻とのエピソード、父を始めとする源家族とのエピソードをもうちょっと丁寧に描いてほしかった。惜しい。
 なので映画としては☆1つ減らして☆4つです。

(原作未読・デイビット氏の半生知らず)

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共感した! 3件)
とみいじょん

4.0【”輝けるデイヴィッド・・。”今作は、天才ピアニストを育てた、様々な人の様々な愛の形を描いた作品である。精神に異常を来したデイヴィッドを演じたジェフリー・ラッシュの姿が印象的な作品でもある。】

2023年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 苦難を克服した実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴッドの半生を描く音楽ドラマー

■デイヴィッドは幼少の頃から高圧的で厳格な父、ピーター(アーミン・ミューラー=スタール)にピアノを仕込まれ、天才少年として評判になる。
 やがて留学の話が出ると父は自慢げだったが、急に態度を硬化させた。
 著名な作家、キャサリン・プリチャードの励ましで家を出たデイヴィッドはセシル・パーカーに師事するが、徐々に精神に異常を来していく。

◆感想<Caution 内容に触れています。>

・自らが、音楽家としての道を父に遮られたピーターへの複雑な気持ちがやや分かる気がする。
ー デイヴィッドが名を馳せるまでは、厳しく指導するが自分を越えようとする息子への、嫉妬にも似た気持ち。-

・だが、デイヴィッドは自らの意思で、英国王立音楽院に進学するも、徐々に精神に異常を来していく。
ー この様を、若きジェフリー・ラッシュが吃音を混ぜながら、絶妙に演じている。-

・ある日、デイヴィッドは街中のパブに置いてあるピアノを見つけ、見事なる演奏を披露し、喝采を浴びる。そして、終生を共にしたギリアン(リン・レッドグレーヴ)と出会う。
ー だが、その新聞記事を見た、父、ピーターがやって来ても会わず、父は寂しげに去っていく。

<ラスト、デイヴィッドとギリアンは、今は亡き父、ピーターの墓参に来る。
 全てを赦したデイヴィッドの表情は爽やかだ。
 今作は、天才ピアニストを支える人々の様々な愛の形を描いた作品である。>

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NOBU
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