鑑定士と顔のない依頼人
劇場公開日 2013年12月13日
解説
「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」の名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、ジェフリー・ラッシュを主演に迎えて描くミステリー。天才的な審美眼を誇る鑑定士バージル・オドマンは、資産家の両親が残した絵画や家具を査定してほしいという依頼を受け、ある屋敷にやってくる。しかし、依頼人の女性クレアは屋敷内のどこかにある隠し部屋にこもったまま姿を現さない。その場所を突き止めたバージルは我慢できずに部屋をのぞき見し、クレアの美しさに心を奪われる。さらにバージルは、美術品の中に歴史的発見ともいえる美術品を見つけるが……。音楽はトルナトーレ作品常連のエンニオ・モリコーネ。イタリアのアカデミー賞と言われるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞、監督賞、音楽賞をはじめ6部門を受賞。
2013年製作/131分/PG12/イタリア
原題:La migliore offerta
配給:ギャガ
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2022年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
始めから不思議な雰囲気がただよう。
美術鑑定士である独身で人間嫌いの主人公が、ある女性との出会いで愛を知り、変わっていき、ハッピーエンドになるのかなと思いきやどんでん返しのラストが…
騙されても彼女を愛したということ、その事実、その思いでラストのカフェで連れを待つという姿が切なかった。
ストーリー、心理的描写など良くできた映画だと思う。
2022年4月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波
2022年4月9日
映画 #鑑定士と顔のない依頼人 (2013年)鑑賞
主人公がいい人ではないけど、そこまでやり込めなくてもと可哀想になっちゃいました
2022年3月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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しばらく、この感じでどこまで行くの?と思い観てましたがトータルとても見応えのある映画だなと思えました。
ヴァージル可哀想より自分の絵が認められない事を人のせいにしたビリー自身のワガママな仕返しは最悪だなって感想です。
あと、ロバートとクレアの動機がめちゃくちゃ気になった。
ジャンルを知らずに観てたら悲壮感が半端なかったかも。
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孤児として育ち、人を避け孤独に生きてきた主人公。初めて愛を手に入れたと喜んだのも束の間、地獄に突き落とされてしまう。
だけどこれは、主人公の老人が可哀想なだけの話ではない。だって彼は長年鑑定士としての信頼を逆手に取り人の目を欺いて絵画を手に入れ、自分だけのものにしてきたのだ。
本来手にするべきでなかったものを失っただけのこと。人を初めて愛した気持ちは誰にも奪えない。たとえ相手の気持ちが嘘であったとしても。
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