嶋田久作
飴屋法水主宰の劇団「東京グランギニョル」で俳優としてのキャリアをスタート。1988年、実相寺昭雄監督の「帝都物語」で映画デビュー、東京壊滅を目論む超能力者・加藤保憲役で強烈な印象を残し、続編「帝都大戦」(89)でも同役を演じる。以降、実相寺監督をはじめ、滝田洋二郎監督の「病院へ行こう」(90)や「僕らはみんな生きている」(92)、岡本喜八監督の「大誘拐 RAINBOW KIDS」(91)などで個性派俳優として知られるように。オムニバス映画「TOKYO!」のうちの1本でレオス・カラックス監督の「メルド」(08)、企業買収を描いた「ハゲタカ」のTVドラマ版(07)と劇場版(09)、沖田修一監督作「キツツキと雨」(11)などで、映画、TVドラマ問わず数々の作品でバイプレイヤーとして活躍する。近年の出演作に「マエストロ!」(15)、「シン・ゴジラ」(16)、「ビジランテ」(17)などがある。